雪遊びの定番と言えば、かまくらと雪だるま、そして「雪合戦」。
少ない積雪量でも雪玉を作ることができ、年齢を問わず楽しむことができます♪
しか~し!雪合戦は子どもの遊びと思うことなかれ。
実は、雪合戦には公式ルールもあり、競技としても楽しまれているんです。
今回は、そんな雪合戦の世界を覗いてみましょう!
雪合戦の公式団体
雪玉を作って投げてターゲットに当てる。
これが雪合戦の基本的な遊び方です。
ところが、雪合戦には「スポーツ雪合戦」という種目も存在するんです。
そして一般社団法人「日本雪合戦連盟」という団体により、公式ルールも決められています。
現在、スポーツ雪合戦は冬季オリンピックの正式種目採用を目指して活動しています。
また、国際ルールは、一般社団法人「国際雪合戦連合」によって定められています。
雪合戦だよね?
実は、スポーツ雪合戦の場合は、雪が無くても出来る競技なんです。
ボール、シェルター、コートがあればOK。
そのため、オールシーズン雪合戦を楽しむことができちゃいます♪
ボールは雪玉の質感に似るように工夫されていて、お手玉みたいな形状をしています。
筆者は雪国育ちなので、雪玉でないのに雪合戦とは、何とも不思議な感じがしますが・・・f^^;
雪合戦の発祥地は?
雪合戦が生まれたのは、コシヒカリで有名な新潟県の魚沼市とされています。
戦で刀が折れ、矢が尽きても両陣は戦を止めず、雪玉を投げて戦ったという石碑が残っています。
始めから雪合戦で戦をしていれば、歴史も変わっていたかもしれませんね。
今では北海道を始め、群馬、兵庫、広島、島根など各地で楽しまれている他、海外にも広まっています。
因みに、スポーツ雪合戦の発祥は、北海道の壮瞥町です。
町おこしの一環として始まりました。
雪合戦の基本的なルール
雪合戦は2チームに分かれて行います。
両チームともフラッグ(旗)を立て、敵陣のフラッグを奪うか、相手チームの全プレイヤーを撃破することで勝敗が決まります。
制限時間も設けられ、時間内に決着がつかない場合は、残ったプレイヤーの数が多いチームが勝ちます。
これを1セットとし、3セットマッチで2セット先取したチームが勝利。
これが日本雪合戦連盟で定められているルールです。
雪玉の大きさも厳密に
公平を期すために、雪玉は直径約7cmの雪玉90個と決められており、予め用意されます。
日本雪合戦連盟では「雪玉製造機」を開発して、それを採用しているんですよ~☆
チームのプレイヤーは7人とし、補欠が2人、それと監督が1人付きます。
コートの大きさも、横36m×縦10m(小学生は横32m×縦8m)と決まっています。
ドッジボールみたいですね。
ただ、ドッジボールと違うのは、コートの中にシェルターと呼ばれる壁があること。
隠れる場所があるんです。
それと、ノーバウンドのボール(雪玉はバウンドしませんが)に当たったプレーヤーはアウトとなり、そのセットには出場できません。
ドッジボールのように外野からの復活はできないんです。
雪玉の脅威!
雪玉を投げる、のどかな競技と思っていたらビックリしますよ!
競技としての雪合戦は、投げる雪玉のスピードが驚異的なんです。
危ないのでヘルメット(サンバイザー付き)を着用します。
筆者は、ドッジジボールでも「逃げ」専門だったので、スポーツ雪合戦でも全力で逃げます。
本当はシェルターにずっと隠れていたいのですが、「敵のフラッグを奪う」ために相手チームのプレイヤーが自陣のコート内に入ってくるので、結局は狙われます(笑)。
但し、一度に敵の陣地に入れるのは3人までと決められています。
まぁ、3人から集中攻撃されたら隠れていても当たっちゃいますね。
その他のルール
試合に用いる靴は、金属製のスパイクが付いたものは禁止されています。
ゴム製の滑り止めがついた靴が推奨されています。
それと、敵チームだけでなく、自分のチームプレイヤーが投げた玉や、自分の手から離れた玉に当たってもアウトです。
また、攻撃担当の選手は自陣バックラインより後ろに下がってはいけないなど、細かく決められています。
フラッグ(旗)の大きさも、縦50cm×横70cmと決まっているので作る際はご注意を。
自由に雪遊びを楽しもう!
以前、地域のニュースで「雪合戦の競技が行われました」と報道されているのを見たことがあります。
あぁ、雪国だからなぁと思っていましたが、今や雪、関係無いですね。笑
その時は、大人同士が楽しく笑いながら競技していたので、筆者も微笑ましく見ていました。
ルールに従う雪合戦だけでなく、童心に帰ってオリジナルの雪合戦を楽しむのも良いですね^^
あ!最後に重要なルールをお伝えしておきます。
中に石などを入れてはダメ、絶対!ですよ☆