古くから日本のみならず世界中で愛されている竹製品。
日用品やインテリアなどにも竹が使われ、外観だけではなく、機能的にも優れています。
日本の竹製品は、世界的にも珍しく、美術工芸品としての価値があります。
そんな竹かごを自分で作りたいと思ったことはありませんか?
「作ってみたいけど、なんだか難しそう…」と思っているかもしれませんね^^
でも、実はそれほど難しくもないんです! だって不器用な私でも作れたのですから。
この記事では、私のような初心者でも簡単に出来る花籠の編み方をご紹介します☆
ぜひ、自分だけの花籠作りに挑戦してください^^
小さくてかわいい♡ 四海波花籠の編み方
基本の四つ目編みという編み方で底を編み、竹ヒゴを四方に波のように立ち上げるので、四海波(シカイナミ)と呼ばれている花籠です。
本数が少なくて編みやすい、とてもかわいい花籠です♡
出来上がりは15㎝×10㎝ほどのかわいいサイズになります。
後半の竹ひごの入れ換えと土台作りに少し手間取るかもしれませんが、基本の編み方がマスターできれば、比較的、短時間で出来あがります。
用意するもの(材料と道具)
・竹ひご
長さ70㎝ 幅 6mm 厚み 0.4mmを16本(皮付き8本・身8本)
ひごは30分程水に浸しておきましょう。
・竹筒1コ(中に入れる)
直径5cm 高さ5cm
・霧吹き
乾き防止にあると便利です。
ステップ1 四つ目編みからスタート
身ひご4本で基本の四つ目編みから始めます。
1.真ん中に印を付ける
2.身ひご4本で4つ目編みから始める
(真ん中を合わせ縦横に組む)
3.次に両側に皮付きを4本いれる
4.続けて身を4本いれ、最後に皮付き4本をいれる
5.上下左右8本ずつ四つ目編みが出来上がる
(編み上げた外寸法が8.5cm~9.0cmになる)
★注意点★
・身と皮を分けて置いておきましょう。(間違いやすいので注意)
・乾くと編みにくいので、霧吹きで湿らしましょう。
・ひっくり返して確認しましょう。
ステップ2 編み初め
ステップ1で編んだものを×におきます。
1.左8本の半分左4本を、内側の身を一番内側にして順番に重ねて、一番外は外側皮になるように重ねる
2.左の残り4本の下から重ねた4本をまわす
(小指を使い、戻らないように押さえる)
3.同じように右8本の半分右4本を内側の身を一番内側にして、一番外は外側皮になるように重ねる
4.右はそのままで、左を下に、右を上にして結ぶ
5.重なりがずれないように注意。続けて本体を反転させて、対面側も同じように結ぶ
6.計4カ所を結ぶ
★注意点★
・結ぶ時に膨らまないようにしましょう。
ステップ3 ここが難所!入れ換え
ここがポイント! 多少ややこしいですが、理解できればすぐに出来ます^^
1.結んだ状態の内側に入っている4本を外側につまみ上に出す
2.つまみだした4本と外側の4本を上下入れ替える
3.4カ所とも入れ換える
4.各結び目を均一に絞る
★注意点★
・右手側が上、左側が下にくるようになります。
ステップ4 土台作り
結んだ状態で裏返します。
1.結んだところの横の交差している左側を180度曲げる
2.2つ目の間を内側から外に通し、交点から2つ目の四つ目編みの中に外から中に差し込む
★注意点★
・差し込みにくい場合は全体を押さえると入りやすいです。
・中に入った部分が長すぎる場合は切ってください。
(切り過ぎると解けるので注意)
ステップ5 脇作り
もう形は見えてきましたね♪ もう少しです!
1.結んだところの横の交差している重なりの身を一番下にしてずらす
2.右隣の間に奥から隙間を調節しながら一本ずつ差し込む
(初めは身と身の間に身を入れ、その後、順番に差し込む)
3.残り3カ所も同様繰り返して差し込む
★仕上げ★
内側に出ている竹ひごは1㎝位残して切ると整います。
籠を両手で包み込み、形を丸く整えれば完成!取っ手を付けてもオシャレです♫
中に筒を入れて花籠はもちろん、懐紙を入れて、お菓子入れや小物入れにも使えます^^
分かりやすい作り方の動画も参考にしてください↓
竹ひごが手に入りにくい方や、初めての方はクラフトテープで始めてみるのも良いかと思います^^
また、材料を揃えるのが面倒という方は、手作りキッドもオススメです☆
他にも色々な編み方や応用作品の作り方の本も紹介しておきます♪ 良かったら参考にしてください☆
さぁ!作りましょう!
基本の四つ目編みがマスターできるかわいい花籠。
まずは、気軽に花籠作りを楽しんでください^^
他にも竹の編み方は色々あります。
色々な編み方をマスター出来れば、もっと作品の幅が広がりどんどん楽しくなってきます♪
天然素材の竹に触れての籠作りは、きっと貴方を癒しの空間へと案内してくれます。
ぜひ、チャレンジしてみて下さい☆