Japanese lacquerware

日本の漆器で有名産地ってどこ? 知っておきたい4大漆器をご紹介!

漆器は日本各地で作られています。私の場合、旅先の土産物屋で漆器を見かけることがよくあります。

ただ、それらすべてを覚えておくというのは、やはりしんどいです…

そこで今回は、数ある漆器の中でも、有名な産地なので抑えておくべき四大漆器の産地をご紹介します☆

これを知っておけば、漆器により詳しくなれ、より楽しめるようになれますよ♪

木地の山中漆器

Yamanaka lacquerware木地の山中、塗りの輪島、蒔絵の金沢。こんな風に石川県では言われていたりします。

石川県は、おそらく日本で1番有名な漆器の生産地になるかと思います。特に、輪島塗は何となく聞いたことはないでしょうか?

そして、実はそれよりも漆器製品全体の生産額を上回るのが山中漆器です。

山中漆器の特徴は、何と言っても、漆を塗る前の器そのものを指す木地の良さです^^

特徴的なのが木をろくろで挽いて器にしていく方法なのですが、これがまさに職人技で凄いのです!

どうでしょうか、じ~っと見入ってしまいませんか?見てると、とても気持いい感じがします。

近年では、合成樹脂製の製品も導入されたりして、生産量が増えました。

しかし、やはり中国製品に押され安い製品だけではどうにも立ち行かなくなりました…

そこで、様々な分野の最新技術を導入するなど、新たな製品を作り生き残りをかけて頑張っています!

古の越前漆器

Echizen lacquerware越前漆器の歴史は、およそ1500年前に始まったとされています。大体、古墳時代の末期あたりです。

そのため、日本で最も古い漆器の生産地として、福井県の越前漆器は知られています!

また、江戸時代の終わり頃に京都から蒔絵師を呼んで、より華麗な漆器も作られるようになりました。

ちなみに蒔絵とは、金粉や銀粉を使って漆の上に、様々な模様や絵を描く技法のことです。

さらに、明治頃になると、お椀などの丸物だけでなく、菓子箱や重箱などの角物も作られ始めます。

そうして、製品を多様化し、量販体制を整えることで、旅館やレストランへの販路開拓に成功したのです!

また、近年は合成樹脂製の漆器もつくるなど、様々な技術を進歩させ続けています。

ただ古いだけではなく、常に技術を向上させ前に進み続ける、それがこの長い歴史が続いた秘訣でしょう♪

ひたむきな会津漆器

福島県の会津漆器は、16世紀頃の安土桃山時代に、当時の会津領主が産業として奨励したのが始まりです。

当時の領主蒲生氏郷公は、前の領地であった滋賀県の日野から職人たちを呼び寄せました。そうやって、当時の先端技術を導入することに成功したのです^^

さらに、江戸時代には歴代藩主が技術革新を推し進め、中国やオランダなど海外への輸出もされました。

しかし、隆盛を極めた会津漆器ですが、江戸時代の終わりに戊辰戦争によって壊滅的な打撃を被ります…

ですが、会津漆器はそこで潰えず、会津の復興とともに復活を果たしてゆきます。そして、明治中頃には、再び日本の漆器の一大産地として名を轟かすことになるのです!

このように会津漆器は、ひたむきな努力を続けて現在まで生き残っています。また、現在でも積極的に技術開発を行い、進歩し続けています。

 裾野が広い紀州漆器

Kishu lacquerware紀州漆器は和歌山県で作らている漆器です。紀州南高梅とか、梅干しで聞いたりする地名ですね。

そんな紀州漆器で有名なのが根来塗りという技法で塗られた漆器です♪

そもそも、この根来塗りの始まりが紀州漆器の始まりで、根来寺の僧たちのために作られたのです。

この根来塗の特徴は、黒色の漆の上に朱色の漆が重ねて塗られた、真っ赤な漆器になります。

本来は、経年変化で黒色が見えてくるのが良いのですが、最近は最初から見えるように加工されています。

そんな根来塗が有名な紀州漆器ですが、戦後いち早く合成樹脂を取り入れたことでも有名です。そうすることによって、大衆向けに製品を開発でき成功を収めました!

しかし、一方でより安価な中国製のものが入ってくると、衰退していく原因にもなってしまいました…

最近では、より高価格帯の製品や現代のデザインを取り入れるなどして、新たな製品づくりをしています。

どこも生き残りに必死!?

ここまで有名な4大漆器の産地をご紹介してきましたが、共通してどこも伝統にあぐらをかいていません。

どの漆器の産地も、伝統をこれからも紡いでいくために、様々な努力と研鑽をし続けています。

私としては、そんな中でこんな発想があったのかと思う工芸品に出会うのが非常に面白いです!

みなさんも、是非、古臭いものだと思わずに、お気に入りの逸品を探してみてください♪




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