蛍は知っていても、実際には見たことがない人も最近では多いでしょう。
実際、蛍は条件を整えないと見ることが難しい昆虫です…
しかも、ホタルが飛ぶ期間は非常に短いんです!
そこで今回は、蛍がいつ頃、どの時間帯に、どんな気象条件で飛ぶのかご紹介します☆
さらに、蛍を見に行くなら、知っておいた方が良い注意点についてもまとめました♪
見頃の時期は?
蛍は光らないものも含めて、日本では約50種類ほど生息しています。
さらに、世界にはおよそ2000種類いるとされます。しかも、種類ごとに飛ぶ時期が違ってきますので、見に行く場所の種類を把握するのは重要です!
ここでは、日本の代表的な蛍であるゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルについてご紹介します☆
なお、それぞれの生態などは、下記の記事で紹介していますので参考にしてみてください♪
それで、3種のホタルの飛ぶ時期は一般的に以下のようになっています。
・ゲンジボタル:6月頃から7月頃
・ヘイケボタル:7月頃から8月頃
・ヒメボタル:6月中
ただし、これらは一般的な目安になり、地域によって飛ぶ時期は異なります。
例えば、5月頃から飛び始める地域もあります。そのため、5月の頭くらいまでには行く場所の蛍が飛ぶ時期を調べておいた方が良いでしょう。
そうしておかないと、気づいた時には蛍が飛ぶ時期が終わってたなんてこともあります…f^^;
蛍が飛ぶ時間帯
蛍の飛ぶ時間帯は種類によって異なります。代表的な3種類の飛ぶ時間帯は以下のようになっています。
・ゲンジボタル:19時〜21時頃、23時頃、深夜2時頃の計3回
・ヘイケボタル:19時〜21時頃、23時頃、深夜2時頃の計3回
・ヒメボタル :20時〜22時頃、もしくは深夜12時以降
ヒメボタルの場合、地域によって飛ぶ時間によりばらつきがあります!
また、3回飛ぶとしても、交通機関との兼ね合いで1回きりしかチャンスがないことも多々あります。
特に田舎の場合、夜は公共交通機関がほとんど走っていませんので注意しましょう。本当にばったり無くなってしまい帰れなくなってしまいますよ…^^;
気象条件は?
蛍が飛びやすい気象条件は以下のようになっています。
・気温と湿度が高い
・風があまり吹いていない
・月明かりが殆ど出ていない
・雨が降っていない
つまり、風がなくジメジメとしてムッとする暑さの日に蛍は飛びます!
ただ、あくまでもこれは一般的な傾向で、生息域によって異なります。
例えば、開けた田んぼであるとか、林の中の渓流だとかで違うのです。
なので、蛍が飛ぶような地域に住んでいる知人に経験則を聞いてみるのもありです♪
そうでない場合は、天気予報をよく調べながら決めていくしかありません。
しかし、いずれにせよ蛍は自然のものなので、人の思うようにはなりません。飛ばないことも考えて、潔く諦める心構えをしておくことも大事です^^
鑑賞する際の注意点
蛍を見る際は以下のことに注意してください。
・光るものを蛍に向けない(出来る限り光を出さない)
・大きな声や物音を立てない
・虫除けスプレーは極力使わない
・蛍を捕まえない
・ポイ捨てなど周辺環境を汚さない
光るものというのは、フラッシュ、懐中電灯、スマートフォン、車のライトなどです。
なので、懐中電灯を使うなら必要最低限にし、足元を照らすのみにしてください。さらに、スマホの液晶の光が問題になることもありますので極力取り出さないようにしましょう!
また、蛍が飛んでいる辺りにまで車で近づくのはNGです。出来るだけ公共機関を使いましょう。
あと、暗い中でも安全に鑑賞するために、できれば明るい内に下見に行きましょう。
それから、虫除けスプレーは蛍も虫ですので影響を与えてしまいます…。なので、極力使わずに長袖など肌を露出させない格好で対応するようにしましょう!
蚊などに刺されることも想定し、かゆみ止めなどを持っていくのも良いです^^
蛍を大切に!
蛍が成虫になり飛び回れる期間は、1〜2週間しかありません。
その期間で蛍は求愛し、交尾をし、子孫を残します!
たった1周間ばかりと思えるかも知れませんが、蛍にとっては一生をかける期間です。
なので、できうる限り蛍に配慮するようにしましょう^^
また、蛍に関していろいろ調べていくと、地域の環境問題などが見えてきます。
そのため、蛍を見に行く際はそうした事も含めて調べると、蛍から広がる様々な学びを得られます!
ぜひ、下調べから蛍の光鑑賞を楽しんで下さい!きっと、いつもよりその光が神秘的に見えるハズですよ♫