わたあめ、りんご飴、あんず飴、たこやき、焼きそば、ジャガバター、かき氷…
お祭りの屋台は子供たちにとってはキラキラ輝く宝石箱♪
屋台の数が多ければ多いほどテンションマックス!
歩いているだけであれもこれもと欲しがります。
でも子育て中のママさん達、ちょっと待って!
その食べ物、本当に大丈夫ですか?
憧れの”りんご飴”
私が小学生だったころ、どこのどんなお祭りに行っても最初に目に飛び込んで来るのは決まってりんご飴。
夕闇の中、ぼわーんとした屋台の明かりの下でお行儀よく並んでいる姿。
真紅のまるごとりんごが透明なあめに守られ、その輝きは本当に美しくて、白雪姫のりんごはこんなだったのかな?(←絶対違うけど)とうっとり見つめていました♪
一度は食べてみたい!いや、絶対に食べてやるぞ!!!!!!と母にねだると、決まってこの言葉。
「テンカブツの塊、体によくないから食べなくていいよ。それよりわたあめ食べる?」
テンカブツという聞きなれない言葉と、大好きな“わたあめ”にごまかされ、おいしそうにりんご飴をほおばる人を横目に、真っ白なわたあめにかぶりつく私。毎回こんなやり取りを続けながら大きくなりました。
待ちに待ったチャンス到来!”りんご飴”を食べる
大きくなるにつれて”テンカブツ”が“添加物”であることがわかり、家族と一緒では食べられないということもなんとなーく理解した私に、大学1年の夏に最大のチャンスが訪れた!
サークル仲間と一緒に行った花火大会で、りんご飴と感動の再会!
今の私はお金も持っている!ストップをかける人もいない!今がチャンスだ!!!
逃すなこのチャンス!と、ばかりにりんご飴を買いました。
手に持った割りばしから伝わるズッシリとした重さ。
間近でみるりんご飴は想像以上にかわいらしくて、持っているだけで気持ちがワクワクしてきました♪
そして一口・・・
ん?何かが違う。
思っていたのと全然違うこの感じ…
ま、
まずい( ꒪ͧ⌓꒪ͧ)
期待の期間が長く、大きすぎるほど成長していたりんごあめのイメージは見事に砕かれ、強烈に“まずかった”という記憶しか残っていません。
結局食べきれるわけもなく、重くて手もプルプルと震え疲れてきたのでサヨナラしてしまいました。
帰って母に話すと「そうでしょう?だからずっとマズイって教えてきたじゃないの、バカねぇ」と笑い飛ばされました。笑
いいや、お母さん。あなたはテンカブツという呪文で私をけむに巻いては来たけど、肝心の“まずい”ということまでは教えてくれなかったよ!と心の中で叫びました。
子供を持って変わった視点
子供を持つまでは、お祭りの屋台で売っている食べ物について、衛生的に疑問は残るけど”まぁ大丈夫”程度にしか考えませんでしたが、娘が生まれ、屋台で何か欲しがると「くじを引いてみようか♪」と、いつぞやの母のようにごまかしていた私。笑
しかし、その後生まれた息子は、食への興味の薄い娘とは違って好奇心旺盛!
屋台の食べ物、片っ端から興味津々、食べてみたいと譲らない。
そこで私も根負けし、屋台に関するわが家ルールを設定しました。
• 明らかに食品添加物に漬け込んでいるような色のきついものは食べない
例 りんご飴 など
• 素材の味を生かしていそうなものはよし
例 ジャガバター、かき氷、わたあめ など
• よく火が通っているものは食べてよし
例 たこ焼き、お好み焼き など
• 肉類、魚類はよく焼けているか目で確認してから食べること
例 焼き鳥、貝焼き、牛串焼き など。
• 同じ物を売っているお店がいくつかあるなら、飲食店が出している屋台か
子供会、自治会などがやっている屋台を選ぶ。
そして、全てに共通するのは「あれ?何か変⁉︎」と思ったら、もったいないけどそれ以上食べずに諦める。
こう言ったルールは少し珍しいらしく、以前ママ友達と子連れで行った夏祭りで、焼き鳥を食べる前に焼け具合をじーっと眺めて確認しているわが家の姉弟は、ちょっとした笑い話になっていました(笑)
食べ物が作る元気なカラダ
お祭りは子供から大人までウキウキわくわく♫
大人になった今であれば、屋台があればごはんの支度をしなくていいし、ビール片手に焼き鳥やお好み焼きをつまむ♪ なんて、非日常を楽しめて大好き☆
このガヤガヤ感、たまりません!!
大人の私でさえこんなに楽しみなら、子供だって同じというのもわかります。
「ちょっとぐらい添加物食べたって、生焼けだって死にゃーしない!」
はい、そう思います。
でも私は、何をどう食べたら自分の体を元気に保てるかという判断を、将来的にしっかりできる子供たちになってほしいと思っています。
今はやりの“食育”
お祭りの屋台でだってできるんです!