縄跳びは小学校の体育でやったことがあるでしょう。
二重跳びや交差跳びなど、跳び方の種類が色々あります。
筆者の小学校では、朝のラジオ体操の代わりにアニメの曲を1曲分通して縄跳びを跳んでいました。
曲調に合わせた跳び方を指定され、最後は二重跳びを曲終わりまで跳ぶ過酷な構成でした^^;
また縄跳びチェックシートなるものが発行され、跳び方や回数を達成するとシールが貰えました。
最後の難関である三重跳びとはやぶさ(あやとびしながら二重とびする)でスクールカーストの立場が決まっていました。
小学校に違いはあれど、縄跳びは日本人にはかなり親しみがあります。
そんな縄跳びの歴史については下記の記事で詳しく説明してますので、合わせて読んでみてください。
親しみある縄跳びは運動としてどんな効果があるのか、あまり知られていません。
そんな縄跳びの知られざる効果と筋トレとの違いについて説明します。
縄跳びで得られる効果について!
縄跳びって意外に優れたダイエット効果を生む運動なのです。
今回は縄跳びを一つの運動種目として捉えて、解説していきます。
まずは縄跳び自体の運動の分類についてわかりやすく説明します。
◎縄跳びは【どんな運動】に分類される??
そもそも運動は大きく分けて2つに分けることができます。
それは無酸素運動と有酸素運動です。
読んで字の如く、酸素を取り入れながら行う運動か否かが分類のポイントになります。
縄跳びは有酸素運動になります。
有酸素運動では酸素を取り入れながら、比較的長い時間運動する傾向があります。
そのため、遅筋と呼ばれる、長時間運動を維持する筋肉が鍛えることができます。
またジャンプする点と縄を回す点で、下半身全般と手首、腕回りを鍛えることができます。
特にジャンプを繰り返す運動ですので、下半身全体にしっかりと負荷を掛ける運動になります。
加えて姿勢を崩さないことを意識すれば、体幹部も鍛えることも可能です。
もはや全身に近い部位をカバーできる運動といえるでしょう。
◎縄跳びは【こんな人】にオススメ!!
縄跳びはズバリ、ダイエットをしたい人にオススメです。
実は縄跳びの特に優れた点は、短時間で高カロリーを消費できる運動であることです。
ある調査では毎日10分間の縄跳びをする人と毎日30分ジョギングする人の6週間後の心肺機能の向上度合いは同じでした。
つまり、縄跳びはランニングの3分の1の時間で同程度の運動ができるのです。
1分間あたりのカロリー消費量は、水泳に比べても縄跳びの方が多いです。
しかも、縄跳びは道具も安く、すぐ揃うし、場所も取りません!
そして跳び方や縄の速さを自分で調整し、無理なく続けることも可能です。
とても経済的で効率のよいトレーニングです♪
オススメは3分間を4セット、セット間に1分間の休憩を取り入れながら行う方法です。
跳び方や速さを変えたり、音楽を聴きながらやるとあっという間です。
また、縄跳びで鍛えることができる遅筋は見た目もスリムで、ゴリゴリのマッチョになる心配もありません。
もちろん縄跳びのスペシャリストになる程にやり込めば、話は変わりますが。
◎【筋トレ】との違いって???
次に筋トレと縄跳びの違いについて説明します。
まず筋トレは無酸素運動に分類されます。
無酸素運動は短い一瞬に100%に近い力を出すトレーニングです。
ダッシュや重いダンベルをもった筋トレなどがこの無酸素運動になります。
この運動では瞬間的に大きな力を出す速筋が鍛えられます。
また、大きな自分の力や負荷に耐えるために筋肉が大きくなっていく傾向があります。
スポーツの質を上げたい人や大きな筋肉が欲しい人がこの運動に取り組んでいます。
これだけ無酸素運動と有酸素運動では特性が異なります。
ここで大事なことはバランスを見極めることです。
自分の身体づくりの目標や目的に合わせて2つの運動を組み合わせるのです。
縄跳びはこの組み合わせを考えやすいです。
なぜなら簡単な準備で短い時間の中、高い効果を得られる運動だからです。
まずダイエット目的のあなたは気になる部位の筋トレをしてから縄跳びを行ないましょう。
筋トレで身体を温め、縄跳びのカロリー消費効果をより高いものにするためです。
また筋トレで気になる部位の引き締めが合わせてできます。
次にしっかりとした大きな筋肉が欲しいあなたは縄跳びをしてから希望の部位の筋トレをしましょう。
まず縄跳びで全身のウォームアップをし、高い質の筋トレを行うためです。
筋トレばかりしていると体のバランスも崩れがちです。
全身運動の縄跳びを取り入れて体のバランスを整えれば、より良い筋トレができます。
縄跳びと筋トレで理想の身体を手に入れよう!
ここまで縄跳びの運動効果について説明しました。
実は日本はかなりの縄跳び先進国でもあります。
筆者がいるヨーロッパでは、ほとんどの人が縄跳びを上手く跳べません。
ボクサー以外のアスリートも例外なくです。
ある意味特殊な国に生まれたからこそ、縄跳びが跳べるという利点を身体作りにも活かしましょう!!