厄除けお守り

厄祓いの初穂料の相場っていくらくらい?服装やマナー、のし袋の書き方まで徹底解説!

人生の節目の年齢は厄年に当たることが多いです。占いなどで、翌年が厄年に当たるとわかるとがっくりきてしまいますよね。

そんな時には厄祓いに行ってみようと思うものです。

しかし、現代では初詣以外にあまり神社に行く機会もありません。

「厄祓いはどこでお願いできるの?」
「初穂料って何?」
「疑問がたくさん沸いてきますね。」

そんな厄祓いの初穂料や当日の流れやマナーなどを解説していきます。

厄祓いとは?厄除けとの違い

厄払いのぼり

厄祓いとは、災厄をお祓いするためのご祈祷で、主に神社で執り行われます。

ちなみにお寺でも祈祷はしてもらえますが、その場合は厄除けになります。

よく似た言葉なので混同されがちですが、依頼をする場所が違うので注意してください。

厄祓いを受けるのは厄年に当たる人が多いです。

このほか不運や不幸が続いて悪縁を断ち切りたいと希望してお祓いを受ける人もいます。

厄年についてはこちらの記事もご参考になさってください。

初穂料とは

初穂料

神社で厄祓いをしてもらう場合は、お礼として祈祷料を渡します。この祈祷料のことを初穂料と呼びます。

昔の日本では、その年に初めて収穫された稲穂を神様にお供えする風習がありました。その年の初めての稲穂という意味で、初穂料と呼ばれるようになったのです。

時代の流れとともに、納めるものは稲穂からお金にかわりました。

初穂料の金額

金封

神社によっては、初穂料の金額を提示してあるところもあります。

ですが、はっきりと提示されていない神社も少なくありません。平均的には5000円程度というところが多いようです。

なるべく多く包んだほうがご利益があるのでは?と思いがちですよね。

ですが、神社側にとってはあくまでも気持ちの問題のようです。

実際、金額が多いからしっかりお祓いをしてもらえるというわけではありません。

金額いかんにかかわらず、お願いしたお祓いはしっかりとしていただけます。

ただ、包む金額によっては授与物が変わってくる場合もあります。

多くの神社では、厄祓い後にお守りなどを授与することがあります。

金額によっては、その種類や内容に違いが出るかもしれません。

また、金額については、4や9など縁起の悪い金額は包まないほうがいいでしょう

5000円や10000円など切りのいい数字になるようにしてください。

初穂料は厄払いの申し込みの時に支払うことが多いです。

当日お財布の中からお金を出すのではなく、できれば事前にのし袋に包んだものを用意しましょう。

支払えば神社側は受け取ってはくれますが、そもそも厄祓いは思い付きでお願いするものではありません。

本来厄祓いは日取りなどを考えて、事前に計画をして依頼をするもの。

初穂料も厄祓いの日程が決まった段階で用意しておくのがマナーです。

のし袋に入れるお札もできれば新札が望ましいです。

どうしても新札が用意できなければ、折り目などがついていないなるべくきれいなお札を選んでください。

のし袋には初穂料と書き、下には厄祓いを受ける人の名前をフルネームで記載します。

最近ののし袋には初穂料と印刷された札が同封されているものもあるので、うまく活用してくださいね。

厄祓い当日の流れ

厄払い

それでは厄祓い当日の流れを確認しましょう。

まず、服装ですが、できれば礼服を着ましょう。

神社は神聖な場所です。

神様に対して失礼のないようにというのが基本的な考えです。

神社によっては厄祓いを受けるときの服装の指定をしているところもあります。

HPなどで確認したり、予約時に確認するのもいいですね。

また、厄祓いを受ける前には身ぎれいにして、神社に穢れを持ち込まないように。

神社に着いたら社務所で厄祓いの受付をしてもらいましょう。

日によっては何人か合同で行われることがあります。

手水があれば手と口を清めて、指定された場所で名前を呼ばれるまで待ちましょう。

社務所から事前に説明される場合もありますので、指示に従ってください。

名前が呼ばれたら、本殿に上がりお祓いを受けます。

本殿の中では神職による祝詞や巫女の舞などでお祓いの儀式が執り行われます。

都度神職や巫女から指示があるので、お辞儀や玉串奉納などのタイミングはそれに従います

お祓いが終わると、厄除けのお守りやお札などが授与されます。

袋に入れて渡してくれるところもありますが、ない場合もあります。

事前に持ち帰り用の風呂敷などを準備しておきましょう。

お札やお守りをむき出しで持って帰るのは神様に対して失礼に当たります。

お神酒が振舞われることもあるので、自分で車を運転して神社に行くのは避けましょう。

授与されたお札は神棚があれば神棚に収めてください。

ない場合は目線より高い場所に立てかけた状態にします。

お守りは自分の身を守るという意味になるので、肌身離さず持つようにしましょう。

お札もお守りも厄年が終わると役目が終わるので、授与された神社にお返しするようにしましょう。

お正月明けにとんど焼きなどで炊き上げをする神社もあります。

できれば年が明けて早いうちにお返しするのがいいでしょう。

厄祓いの初穂料やマナーを知って、スムーズに厄祓いを受けよう

玉串

ここまで厄祓いについて、初穂料やマナー、流れなどをご紹介してきました。

厄年というと、どうしても不安に陥り、人によっては体調などに影響が出る場合もあります。

自分の心身を落ち着かせるためにも、厄祓いを受けるのは古くからの日本人の知恵ともいえます。

スムーズに厄祓いを受けることにより、厄年の間でも落ち着いて過ごすことができそうです。

当日慌てることのないよう、基本を押さえてのぞんでくださいね。

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