最近、観光客が増えに増えている京都。そのせいで、せっかく行ったのに、人に揉まれて終わり、なんてことになることも。
なので、京都に来たら、ぜひ伝統工芸を体験されることをお勧めします。なぜなら、予約さえ取れれば、人に煩わされること無く、京都の文化を堪能できるからです。
今回、京都で中、高、大と青春を駆け抜けた私が、手軽に、誰でも楽しむことができる伝統工芸の体験を3つご紹介します。
土をこねこね 京焼・清水焼
京都に焼き物なんてあったの?なんて思われるかもしれません。でも、例えば、京セラは何を隠そう、この清水焼に縁のある企業なのです。セラミックも、昔は特殊磁器なんて呼ばれ、ざっくりいうと、焼き物を発展させたものなのです。
そんな感じで、小規模ながら、すごい発展を遂げたりもしている、京焼・清水焼ですが、もちろん普通の焼き物も、今なお作り続けています。
さて、焼き物の体験ですが、絵付けだとか、ろくろなどがあったりします。私はどちらも苦手です。
なにせ、絵心はあまりないし、一度失敗するとやり直しが効かなそうな絵付けは、なんだか大変そうだし、ろくろに至っては、失敗して現代芸術みたいになりそうです。
なので、ぜひ手捻りをお勧めします。土をこねて、紐状にして、重ねて作ってと粘土遊びみたいで楽しいです。ストレスフリーです。むしろ、ストレス解消になります。
何より、例え形が多少歪になっても、それが味になるのがいいです。手捻りは、そんな手でこねた跡などを楽しむものですから。なので、個性的なものを作ることが出来ます。
ぼかしがきれいな京友禅
ですが、今回、紹介するのは型友禅と呼ばれる技法の体験です。これ、結構簡単で、しかも、色々な種類の小物から選んで好きなように、デザインすることができるのです。
型友禅とは、その名の通り型を使って小物に染色する方法です。型を布に当てて、刷毛で染めてゆきます。この時、ぼかして色の濃淡を付けて染めるのですが、これが結構きれいに仕上がります。
さらに型紙は体験する工房によって数は違うかもしれませんが、とても多くの種類があり、どれを選ぼうか、どう組み合わせようか迷ってしまいます。そうやって自分だけの物ができるのがとても楽しいです。また、染める小物の種類も色々あるので、染めたくなるような小物がある工房を探すと良いかもしれません。
なるほど!と思わせてくれる和菓子作り
京で和菓子作りと検索すれば、八ツ橋づくりなど色々出てきます。そんな中で紹介したいのは、上生菓子という和菓子の体験です。
名前は聞いたことはあまり無いかもしれません。でも、茶道をイメージした時に出て来る色とりどりの季節をモチーフにした和菓子といえば、何となく想像できるかと思います。
「あれ、どうやって作っているのだろう?」とか思ったことありませんか?複雑な形をしていたり、細やかな造形がなされていたりと、私はすごく気になったりします。
というより、和菓子作りの体験をすることでより気になるようになりました。体験では、「なるほど、こんな風にして作っていたのか!」と思わせてくれます。そうすると、次にまた、出会った時に、これはこう作っているのではと想像してしまうのです。
さらに、工房によっては、和菓子作りのあとに、抹茶も出してくれたりします。自分で作った和菓子と抹茶、なかなか良いですよ。小腹も満たされます。
まとめ
1. 手捻りで自分だけの器を作る京焼・清水焼
2. 自分だけのオリジナルな小物をデザインする京友禅
3. 頭の体操にも、小腹も満たされる和菓子作り
京都に来たら、この3つを是非、体験してみてください。
京都をより深く味わえ、自分へのお土産も出来ます。
そして、また京都に行ってみたいなと思えるはずです。
ちなみに、これら3つは、京都市内で楽しめるのでアクセスも便利ですよ!