家を新築したり、マンションを購入して新しい家に引っ越して始まる新たな生活。
そんな時、家族やお友だちなどからお祝いをいただく機会があるでしょう。
自分を思ってお祝いとしてプレゼントをいただくのはとても嬉しいもの。
その気持ちにこたえたいとお返しも考えますね。
しかし、引っ越し祝いのお返しについては、よく知らない人は少なくありません。
どんなものを選んだらいいの?
お返しの時期は決まっているの?
予算は?相場は?
そんな様々な疑問をこちらでは詳しく解説します。ぜひご参考になさってください。
引っ越し祝いのお返しとは
家の新築を始め、転居のために引っ越した時にお祝いとしていただいた贈り物。
それに対してのお返しは内祝いとされます。
また、個人の引っ越しだけでなく、新たに事業所を開いたり、事務所移転なども引っ越しとされます。
それに対してお祝いをいただいた場合は引っ越し祝いと同じ意味になります。
以前は家を新築した時は、お披露目として親戚やご近所の人を家に招待することもありました。
しかし、最近は引っ越し祝いでいただいた贈り物に対して、内祝いとしてお返しをすることが一般的です。
貰いっぱなしではなく、結婚祝いなど他のお祝い同様、お返しはマナーです。
お返しを送るときに注意するポイント
内祝いを送るときにはいくつかポイントがあります。詳しく見ていきましょう。
◆お返しの目安
引っ越し祝いのお返しの目安として、いただいた贈り物の3分の1から半額が目安です。
中には高額なお祝いや、金額がよくわからないことがありますよね。
そんなときは、お返しの前に電話や訪問などで直接お礼をお伝えするようにしましょう。
◆金額がわかるものは送らない
進物として便利な商品券ですが、金額がわかってしまう返礼品は失礼になります。
また縁起の悪い贈り物も避けるようにしましょう。
縁起の悪い贈り物の例は以下になります。
・緑茶などの日本茶
お茶は葬儀や法事などの仏事で贈られることが多く、お祝いのお返しには不向きです。
・白いハンカチ
ハンカチは涙をぬぐうという印象があり、別れや悲しさのイメージがあります。お祝いのお返しにはあまり向いてないと言えます。
・火に関係するもの
火に関する贈り物は火事を連想させるため、特に引っ越し祝いのお返しにはふさわしくありません。キャンドルなどは人気のある雑貨ですが、引っ越し祝いのお返しに使うのはやめましょう。
・靴下や靴などの履物
靴下などの履物は、相手を踏みつける、下に敷くと受け取られることがあります。特に相手が上司や年配の方など、目上の方に当たる場合は避けてください。
・刃物や櫛
ハサミなどは未来を切り開くといった意味もありますが、縁が切れると受け取られることもあります。お返しとしては避けたほうが無難です。また櫛(クシ)も、言葉から苦しむが連想されることがあるため、こちらも避けましょう。
◆いただいた物と同じものを送らない
いただいた物と同じものを送ると、お祝いとして贈ったものを突き返したという意味になります。
これは大変失礼にあたるので、絶対に避けましょう。
何人もの人からいろいろな贈り物をいただくこともあります。
そんな時は誰からいくらぐらいの金額のどんなものをいただいたかわからなくなるものです。
そうならないよう、いただいた物をリスト化して、お返しの内容を確認できるようにしましょう。
◆お返しをする時期
引っ越し祝いをいただいたら、あまり遅くならないうちにお返しをしましょう。
目安としては新居に入居して落ち着く2か月以内。
あまり遅くなると失礼になるので、いただいた時期もメモに残しておくのがおすすめです。
おすすめ商品5選
それでは、引っ越し祝いのお返しにおすすめな商品をご紹介していきましょう。
○入浴剤
入浴剤は様々な種類があり、年齢性別問わず非常に喜ばれる贈り物です。
最近では、入浴剤とタオルなどがセットになって販売されている進物もあります。
温泉のお湯が楽しめるものや、少し高級感のあるものなども非常に喜ばれますね。
○お菓子
お菓子はお返しの定番と言えますね。
昨今は有名パティシエがプロデュースした珍しいお菓子のギフトなどもありますよね。
そういったものは、話題性もあって人気です。
遠方の方には自分が住んでいる場所の名産品などを送るのも喜ばれますよ。
○タオル
タオルはいくらあっても困らない日用品なので、人気があります。
高齢者や小さいお子さんがいる家庭は、何枚あっても重宝するので非常に喜ばれますね。
今治タオルなど、肌触りがよくちょっとおしゃれなタオルは意外と自分では買わないもの。
お返しでいただくと嬉しいものです。
○石鹸
食品と違い、石鹸は賞味期限がないので非常に便利です。
また、消耗品なので、いくらあっても困らない進物ですね。
手作り石鹸など、こだわりのある商品も最近は出ています。
ちょっと個性を出したいという方にもぴったり。
○カタログギフト
相手の好みがよくわからない場合はカタログギフトが便利です。
受け取った相手が、自分の好きなものを選ぶことができるので、非常に喜ばれます。
特に遠方の人にお返しをする場合は荷物もコンパクトにできます。
まさに効率的なプレゼントと言えるでしょう。
マナーを守って喜ばれるお返しを♪
せっかくいただいたお祝いのお返しは気持ちよくしたいですよね。
お返し1つで、自分の気持ちも相手に伝わるし、相手との関係もより深くなります。
お祝いを送ってくれた相手に喜ばれるためにも、マナーやポイントを守りましょう。
お返しと合わせて感謝の気持ちをお祝いをいただいた相手にきちんと伝えることもとても大事です。
心地いい関係で、新たな生活をスタートさせてくださいね♪