コンピューターやゲーム機がない時代、子どもは様々な工夫をして遊びました。
メンコ、ベーゴマ、お手玉、すごろく、あやとり、カルタ…など、どこでも遊べて電気も不要☆
また、キラキラと輝く、ビー玉やおはじきも人気がありました。
今回は、いろいろな遊び方が楽しめる、おはじきについて調べてみました♪
おはじきは大人の遊びだった!?
おはじき(お弾き)は、小さな物を指ではじいて遊ぶ玩具です。
奈良時代に中国から伝わったとされていますが、それ以前も貝や小石などを用いていました。
もとは、宮廷で大人がたしなむ遊びで、貝合わせやけまりなどと同様、雅な遊び方だったんです☆
子どもが遊ぶようになったのは江戸時代に入ってから。
現在のようなガラス製は明治以降に普及しました。
ガラスが高級品だった時代、おはじきはキラキラして、カラフルな宝物のような存在だったでしょうね♪
「はじく」動作は楽しい
おはじきの存在は知っていても、おはじきの遊び方は意外にも知らない人が多いです。
ゲーム世代の子ども達から見たら、はじくことが楽しい遊び?と思うかもしれませんね。
はじく動作は単純ですが、日常でもよく使われる動作で、生活にも遊びにも使われています。
例えば、デコピンや、虫や小さなゴミなどを退けるときにも、指でピンッとはじきます。
スマホでできるゲームにも、物をはじく動作を楽しむゲームがありますよ☆
また、スマートボールやピンボール、パチンコなどは、小さなボールをはじいて楽しむ遊びですね♪
平べったいおはじきで何して遊ぶ?
平たくて、指ではじきやすい形のおはじき。
ここからは、おはじきを使った遊び方をいくつかご紹介します。
1)はじいて遊ぶ
●はじいて取る(基本)
①おはじきを重ならないように広げて置き、指ではじくおはじきと、取りたいおはじきを決めます。
②先程決めた目標のおはじき二つの間を、指で線を引く動作をします。
(このとき、指がおはじきに当たったら失敗です。次のプレイヤーと交代します)
③おはじきをはじいて、取りたいおはじき(線を引いた目標)に当てます。
④当たったおはじきは自分の取り分になります。
(当たらなかった場合、選んだおはじき以外に当たってしまったら失敗。次のプレイヤーと交代します)
⑤より多くのおはじきを取った人が勝ちです♪
2)予想して遊ぶ
●握った数や色を当てる
①予想する人は目をつぶり、親になる人(握る人)は、手に好きな分のおはじきを握ります。
②プレイヤーはそれぞれ、手に握ったおはじきの色と数を予想して宣言します。
③親が握ったおはじきをプレイヤーに見せ、一番予想が近い人に当たった分のおはじきを渡します。
④順番に親を交代しながら、おはじきが無くなるまで続けます。
⑤一番多くおはじきを取った人が勝ちです♪
●おはじき探し(宝探し)
①まず宝物(お菓子やおもちゃなど)を決め、番号を振ります。
②親になる人は、おはじきに宝物の番号をシールなどで貼り、宝物の数だけ隠します。
③よーいドンで、プレイヤーは宝物の番号が書いてあるおはじきを探します。
④全てのおはじきを見つけたら、おはじきに書かれた番号の宝物を配ります♪
子ども会や、パーティなどで楽しめそうですね。
おはじきは小さいので、探すのが大変かも?
3)手先の器用さを競う
●箸やスプーンなどで移動する
①おはじきを用意し、床やテーブルにバラバラと置きます。
②箸またはスプーンでおはじきを取り、自分の手元に置きます。
③落した時点で次のプレイヤーに交代します。
④より多くのおはじきを取った方が勝ちです♪
箸の使い方の練習や、高齢者のレクレーションなどに役立ちますよ☆
ハンドメイドやインテリア用品としても
大人の遊び方(趣味)として、おはじきを利用する人も増えています。
100均でも購入でき、カラフルでたくさん入っているので、いろいろと工夫してみましょう♪
1)レジンを使ってアクセサリー作り
太陽光やUVライトなどで硬化できるレジンを使って、おはじきをつないだり、貼り付けてアクセサリーに。
ヘアピン台やブローチ台などを利用して、貼り付ける方法が簡単でおすすめです。
和風のイメージもあるので、着物の帯どめに利用しても可愛いですよ♪
2)DIYの素材として
DIY素材として、タイルのように並べて使うのも効果的です。
透明で丸いおはじきが、涼しげで、可愛らしさを演出してくれますよ (^^)
小さな子どもとおはじきで遊ぶときは
小さな子どもとおはじきで遊ぶときは、子どもから目を離さないよう注意しましょう。
誤飲や、鼻、耳などの穴におはじきを入れてしまわないよう、気を配ります。
トイレや家事などで、その場を離れる時は、必ずおはじきを片付けましょうね。
いろいろな遊び方が楽しめるおはじき
おはじきは、場所を取らず、アイデア次第でさまざまな遊び方が楽しめる玩具です。
お店の陳列棚に置いてあるときは、あまり目に留まらないかもしれません。
でも、ひとつひとつを手に取ってみると、その可愛らしさに目覚めるかも…。
遊んでもよし、飾り付けに使ってもよしのおはじき、ぜひ楽しんでみてくださいね☆