名取 費用

日本舞踊の名取りになるにはズバリ○○万円掛かる!失敗しないための費用チェック方法!

日本舞踊を習っているけどいつになったら「名取り」にしてくれるんだろう?

一つの区切りとしてやっぱり日本舞踊を習っているからには「名取り」になりたいな~

でも。「名取り」にはなりたいけれど、一体どのくらい費用がかかるのかしら?

まだ始めたばかりだけど、名取りのあの人より私の踊りの方が上手だものすぐに「名取り」になって当然よ!など、「名取り」に関して色々な感情が沸きますよね~^^;

今回は、「五大流派」の一つの流派の「名取り」である筆者が、自分の体験から費用や価値に関して思うことをお伝えしようとおもいま~す!

そもそも日本舞踊の流派って?

流派調べてみたら、現在の日本舞踊の流派は日本舞踊協会に登録されているだけでも、な、なんと200を超えているんですッ!!

自分が先ずどの流派に所属しているのかは結構重要ですよ!!

せっかく、高い費用をかけて「名取り」になるのですから、日本舞踊のことをよく知らない人でも「あー○○流ね。聞いたことある」位の知名度は欲しいですよね!

その200以上ある流派の中でも「五大流派」と呼ばれているのが

花柳流・藤間流・若柳流・西川流・坂東流

の五つの流派です。

今あなたが習っているお師匠さんが、この五つの流派以外であっても何かしらのご縁でその流派の門をたたいたのですから、その流派の気風などが気に入って入門されたんだと思います。

200以上ある流派の中には、五大流派で基礎を学んで、自ら流派を立ち上げる方もいらっしゃいます。

しかし、自ら流派を立ち上げると言えば聞こえはいいかもしれませんが、中には元々いた流派から「破門」、つまり流派内のルールを破って自分勝手な行動をして、出入り禁止になったケースも多々あります。

五大流派に関わらず、自分の習っているお師匠さんの素性はしっかり調べておいた方が良いですよ!!

なぜって、自分のその流派における「親」になるんですもの!やっぱり重要です!!

派手なお師匠さんは勉強会と称して歌舞伎座などの大きい舞台をツアーを組んで行かせたり、事あるごとに高価な着物や帯を作らしたりする方もいらっしゃいます。

その「親」についていけるかも重要です。自分の本当の「親」は選べませんが、流派における「親」の存在はその後の舞踊家人生を歩む上で非常に重症です!!

名取になる費用は?

費用これは自分のお師匠さんにより決まります!!

そして流派によっても違う様です。

なぜって、名取りの費用はお師匠さんの「言い値」だからです。

筆者の所属している流派では、おおまかに分けて「お家元様」にお支払いする費用、「取り立て師範」つまり自分のお師匠さんにお支払いする費用があります。

「お家元様」にお支払いする費用の中には、名取り式と言って、自分がその流派の一員として名前を名乗っても良いと許される式に参加するための費用や登録料みたいなものがかかります。

「名取り式」は「お家元様」のご自宅に招かれて、それこそ結婚式の様に三々九度の盃を交わし一族の仲間入りという感じでした。

筆者のお師匠さんは本当に良心的で、ご自分の取り分は本当に少なくてしていただいたので一般的な名取りの費用よりはかなり格安だと思います。

それでも150万~200万円は掛かると思っても良いです。

えッ!!150万~200万円?結構安いじゃんと思われる方もいるかも知れませんが、これはあくまで芸名を頂くためだけの金額です。

発表会

名取 発表会名取りになったら、「名披露目」と言って、お師匠さんの開く発表会で「名披露目」にふさわしい演目で踊らなければなりません。

その他にも、その発表会で「名取りになりました」と自分の新しくいただいた名前入りの「手ぬぐい」を作って振る舞ったり、名取りだけが許される紋付のそろいの着物・帯を作らなくてはならなかったりと本当に物入りです。

着物や帯、手ぬぐいは微々たる金額ですが、発表会に出す演目によってはかなり金額がかさみます。

筆者の場合は、「連獅子」の親獅子のお役でお披露目させていただきました。

音は生演奏ではなくテープでしたが、それでも200万~300万は掛かりました。

地方の文化会館でしたので費用も都心や四大都市に比べれば安いですが、一般人にすればかなり高額です。

それも演目によりますが、30分~1時間の演目のためにその金額が飛んでいくんですから、道楽としか言いようがありません。

費用一覧

費用一覧参考までに、かかる費用の詳しい内容を、名取り式に関わる部分だけで思い出して書き出してみました!!

・名取式の基本料金
・取り立て師匠へのお礼(自分の先生に対してのお礼)
・名取り式に着ていく流派の家紋入りの着物・帯の作成代
・門札免状
・食事代(名取り式の日、お家元のご自宅まで連れて行っていただいたり、これまで育てて頂いたお師匠さんにお礼の意味も込めてその時新しく名取りになった者が企画した食事会)※これは筆者が所属している会独自の風習です。

名取りの免状は本当に必要?

名取免状 本当に必要?筆者は、2歳半から日本舞踊を習い始め、中学受験を機に学業に励むため一旦辞めました。

普通は中学生になると名取りの声がお師匠さんからかかって、親御さんが費用を出してくれるのが一般的。

時は経ち、社会人になって「中途半端になっていた日本舞踊を何とか名取りになるまでにしたい!」という気持ちになり、練習に打ち込みました。

昔取った杵柄という言葉がありますが、根っから踊りが好きなんですね。

だって日本舞踊から離れていた時でも、大学が首都圏だったので歌舞伎座や国立劇場、新橋演舞場などにはバイト代をためては見に行きましたもの。

そのお陰か、三年に一回の発表会の2回目で名披露目が出来るようになりました。

勿論ですが、親からの支援は一切ありません。

お師匠さんを正しく選べば、自力で名取りになることもできます。

結婚して一子をもうけた後も、子供を背負いながら稽古に通った経験もあります。そして、二児の母になった今思うことは「いい経験になったけど、本当に必要だったかな?」ということです。笑

名取りだからと言って、舞踊家として活動しているわけではないです。

舞踊家としては支出ばかりで収入はゼロですから、費用対効果は本当に悪いです。

踊りにかけたお金が今あったら・・・。と思うと残念としか言いようがないですが、今名取りになろうと考えている人は、長い人生を考えた時に、本当に必要かどうかはよく考えた方がいいかもしれません。

「入門したら必ず名取にならなければいけない」というわけではないのです。

2・3年経つと弟子に名前を取らせる流派もあれば、ずっと平弟子でいても大丈夫という流派もあります。

名取りを取る取らないにかかわらず、日本舞踊に向かう姿勢は常にその時の感情に押し流されるのではなく、10年先20年先を見据えた方がいいかもしれませんね。

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