2020年の東京オリンピックの開催を控え、国際交流がますます盛んになりそうな今。
国際交流って英語ができないとダメだし、何より外国に行かないとできない!と思っていませんか?
外国人と友達になりたいと思っているあなた!
少しの勇気とキッカケさえあれば日本にいたって国際交流はできるんです♪
日本の祭りに興味津々! カタコトだって構わないから伝えよう!
私の地元は関東の田舎にあります。
夏祭りは毎年8月の日曜日の早朝から、地区をめぐる山道とその後は神社の庭で獅子舞を奉納しています。
本人達以外には言ってみれば“ただの小さな田舎祭り”なのですが、季節柄たまたま夏休みにハイキングに来た観光客が、私たちのお祭りに迷い込んで来てくれました。
その中に毎年一人か二人は必ず外国人のハイカーもいて、彼らは毎年国籍も人種もさまざまでしたが、一様に写真を沢山撮って興味深そうに眺めていました。
そこに登場するのは決まって英語を習いだしたばかりの中学1年生のお調子者(男子)。
「ハローハロー、フェスティバル、おもしろい?」
と変なイントネーションの英語だか日本語で話しかけます。
話しかけられた外国人ハイカーも笑顔になって何やら話しかけてきますが、お調子者にはもちろん理解不能。笑「なんか言ってるよー!」と英語のわかりそうな人を引っ張ってきてちょっとした人だかりになったものでした。
その後も獅子舞の演目と演目の間に外国人ハイカーは小学生たちに引っ張られ、太鼓の置いてある囃子場や、獅子舞の支度場まで連れていかれて記念撮影。
今となってはもしかして迷惑だったので!?と思うこともありますが、あの頃の私たち子供には最高の思い出であり、言葉が通じなくてもお祭りは通じているんだ!すごいな!と、心から感じました(o^^o)
日本の祭りを見た外国人の感想も嬉しい声でいっぱいです♪
横笛一本で大盛り上がり!一瞬で日本を再現できる囃子(はやし)の力
私が初めて海外に出たのは高校2年の夏休み。
学校主催のホームステイプログラムで、サンフランシスコの家庭に1か月滞在しました。
この時に気がかりだったのは、他でもない地元のお祭りのこと。
小学生になった時から毎年必ず参加してきたので、初めての不参加に大げさでなく、本当に自分が信じられませんでした。
私が行きたいと希望したことだったのに、出発前から完全な“ホームシック”ならぬ“お祭りシック”(涙)
悲しい気持ちで愛用の横笛もスーツケースに入れました。
しかし!着いてみたらそこはアメリカ!初海外!
見るもの聞くもの食べるもの、話す言葉もぜーんぶ違っておもしろい♪
ホストファミリーはエンジニアのパパと専業主婦のママ、10歳の女の子の3人でしたが親戚や友達の多く集まる家で、週末ごとにたくさんのお客さんが来ました。
おかげで(!?)お祭りシックをあっさりと吹き飛ばし、よく学び、よく食べ、3キロの増量༼;´༎ຶ ༎ຶ ༽
ある週末、日本文化に興味があるというおばあちゃんに「何か教えてほしい!」と言われ、持ってきた横笛でお囃子を披露。
大太鼓も小太鼓もなかったけど、みんな興味津々で聞き入っていたかと思うと、お囃子に合わせて思い思いに踊りだしました♪
一瞬にして日本になったようだと大盛り上がりの週末でした♪^^
祭りの力はボーダーレス!
ほとんど英語のわからなかった田舎の中学生でも、ホームシック気味の高校生でも(笑)
少しの勇気ときっかけで、外国の人と楽しい交流を持つことはできたのです!
日本の祭りは荘厳で勇壮!そして神秘的でちょっとオチャメなところも魅力的!
海外での反応も上々です♪
そんな日本の伝統や文化を武器にして、海外ではもちろん日本国内でも、どんどん友達を作って国際交流していきましょう☆
童心を思い出したので、私も次にどこかのお祭りに行ったとき、もしも興味深げに見入っている外国人がいたら・・・勇気をだして少しだけ声をかけてお祭りのことを紹介してみようと思います!