お正月になると「今年の年男・年女」という話題をよく耳にしますよね。なんとなく縁起が良さそう…とは思いつつ、実はその意味をしっかり知らないという方も多いのではないでしょうか。
私自身も何度目かの年女を迎えて初めて「そもそも年女って何だろう?」と気になり始めました。調べてみると、守護本尊や節分との関係、さらには厄年との違いまで、知らなかった豆知識がそりゃ~もうたくさんッ! この記事では、年男・年女の意味から縁起・年代別の過ごし方・厄年との関係まで、まるごとわかりやすく解説します。これから年男・年女を迎える方は、ぜひ参考にしてください!
年男・年女とは何か?基本をおさえよう!

生まれた年の干支が巡ってくる年のこと
年男・年女とは、生まれた年と同じ十二支の年を迎えた男女のことです。12年に一度巡ってくるため、以下の満年齢の方が該当します。
12歳・24歳・36歳・48歳・60歳・72歳・84歳・96歳・108歳 (=満年齢が12の倍数の方)
なお、生まれた年そのものは年男・年女にはならず、その12年後が最初の年男・年女となります。つまり、年男年女とは「満年齢が12の倍数の人」ということになります。
干支ごとの守護本尊をご存じですか?

あなたを守ってくれる仏様がいる
干支にはそれぞれ守護本尊(守り神)が存在します。お願い事やお祈りをする際は、自分の干支の守り本尊を知っておくと心強いですよ。
| 干支 | 守護本尊 |
|---|---|
| 子(ねずみ) | 千手観音菩薩 |
| 丑(うし)・寅(とら) | 虚空蔵菩薩 |
| 卯(うさぎ) | 文殊菩薩 |
| 辰(たつ)・巳(へび) | 普賢菩薩 |
| 午(うま) | 勢至菩薩 |
| 未(ひつじ)・申(さる) | 大日如来 |
| 酉(とり) | 不動明王 |
| 戌(いぬ)・亥(いのしし) | 阿弥陀如来 |
昔から「守り本尊の入ったものを身につけるとご利益がある」と言われていますので、初詣の際に干支のお守りを手に入れてみるのも良いかもしれません。信じるか信じないかはあなた次第!笑
年男・年女は何をするの?役割と行事
神事・儀式に関わることが多い
年男・年女は、地域によって重要な神事や儀式を担うことがあります。主な役割は次の通りです。
- 年の暮れの大掃除
- お正月の飾りつけ
- 元旦の朝に汲む若水くみ
- 節分の豆まき
なかでも節分の豆まきは有名で、京都・八坂神社などの節分祭では年男・年女が舞殿から「福豆」をまく姿が見られます。もともとは家長が行っていたものが、やがて長子や年男が担うようになり、戦後からは年女も加わるようになりました。
下記の動画は京都・祇園の八坂神社での節分祭の様子です。
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年男・年女は縁起が良い?それとも悪い?

基本的には「縁起の良い年」
結論から言えば、年男・年女は縁起の良い年とされています。
12年に一度、自分の干支が巡ってくることで、他の干支より神様のご加護を受けやすいと考えられてきました。「その1年間は守護本尊に守られ、物事が成功しやすい」とも言われています。昔から「家族に同じ干支が三匹いたら良いことが起きる」という言い伝えがあるほどです。
一方で「慎重に過ごすべき年」という見方も
ただし、地域や宗派によっては「当たり年」として変化の多い節目の年と捉え、慎重に過ごすべきという考え方もあります。12年の節目は人生の転換期でもあり、大きな決断は慎重に、という先人たちの知恵でもあるのでしょう。
どちらの解釈をとるにしても、日頃から心掛けを大切にした上で干支パワーを味方につけることが、良い一年につながるのではないでしょうか。
【年代別】年男・年女の過ごし方アドバイス
12年ごとに訪れる年男・年女の年は、その年齢によって置かれている状況もさまざまです。それぞれの年代に合った向き合い方をご紹介します。
12歳|最初の年男・年女。好奇心を大切に
人生で初めての年男・年女を迎える12歳は、小学校から中学校へと進む節目の年でもあります。新しい環境への期待と不安が入り混じる時期ですが、干支が一巡した「新しいスタート」の年として、前向きな気持ちで挑んでみましょう。
自分の守護本尊を知っておくと、初詣のお参りがより意味深いものになりますよ。
24歳|社会への第一歩。志を立てる年
大学を卒業し、社会に出るタイミングと重なることが多い24歳。男性はこの年が厄年(数え年25歳の前厄)にあたる場合もあります。新しい生活の基盤を作る大切な時期だからこそ、初詣や厄払いで気持ちを整えて、自分の「今年の目標」を明確にするのがおすすめです。
36歳|女性は特に要注意。変化を楽しむ年
36歳は女性にとって、年女と後厄が重なる年です(数え年37歳が後厄)。仕事・結婚・子育てとライフステージの変化が集中しやすい年齢でもあります。
「変化が多い=悪いこと」ではなく、「変化を受け入れて成長できる年」と捉えると◎。気になる方は神社で厄払いを受けておくと、気持ちよく新年度を迎えられます。
48歳|人生の折り返し。立ち止まって見直す年
仕事では中堅からベテランへ、家庭では子どもの独立が近づく48歳。体力的な変化も感じ始める年代です。健康面の節目として、生活習慣を見直す良い機会にしましょう。干支パワーを借りて「第二の人生」の設計図を描いてみてはいかがでしょうか。
60歳|還暦。人生の大きな節目を祝う年
60歳は**十干十二支がすべて一巡する「還暦」**にあたります。年男・年女であるだけでなく、人生最大の干支の節目でもあります。男性・女性ともに厄年(数え年61歳)と重なることもあり、特に意識したい年です。
「赤いものを贈る」風習があるように、魔除けと長寿を願う縁起の良い年。家族と一緒にお祝いしながら、これまでの感謝と次の一歩を考えてみましょう。
72歳以降|長寿を喜び、感謝を深める年
72歳・84歳・96歳と続く年男・年女は、長寿を祝う節目でもあります。喜寿(77歳)・傘寿(80歳)・米寿(88歳)などの長寿祝いと重なることもあり、家族で盛大に祝いたい年齢です。守護本尊への感謝とともに、穏やかで健やかな日々を願いましょう。
年男・年女と厄年との違いは?

別物だけど、重なることもある
よく混同されますが、年男・年女と厄年はまったく別のものです。
- 年男・年女:干支に基づき、12年ごとに訪れる
- 厄年:年齢が決まっており、平安時代から続く風習。「数え年」で数える
厄年の年齢一覧
男性(数え年):25歳・42歳(大厄)・61歳
女性(数え年):19歳・33歳(大厄)・37歳・61歳
本厄の前後は「前厄・後厄」として、合わせて3年間は注意が必要とされています。
年男・年女と厄年が重なる年齢
両方が重なるのは次の年齢です。
- 男性:満24歳・満60歳
- 女性:満36歳(年女+後厄)・満60歳
特に女性の満36歳は年女と後厄が重なるため、気になる方は厄払いに行かれても良いでしょう。厄年そのものに科学的根拠はありませんが、気持ちを整えるきっかけとして活用するのが一番かと思います。過度に不安がらないで、穏やかに過ごしましょう。
厄払いの手順などについてはコチラの記事で解説しております。よろしければ合わせてお読みください^^
女性の出産と年女・厄年の関係
現代では気にしすぎなくて大丈夫
女性の厄年は数え年で32〜38歳に集中しており、現代の結婚・出産時期と重なりやすいのが実情です。地域によっては「厄年の出産(特に男の子)は厄落としになる」と縁起が良いとされる一方、形式的に子を一度捨てて拾い直す「捨て子の儀式」を行う風習が残っている地域もあります(本当に捨てるわけではなく、あらかじめ決めた人に拾ってもらう形式的なもの)。
なぜ厄年と出産が結びついたのか
そもそも、なぜ出産と厄年がセットで語られるようになったのでしょうか。医療技術が未発達だった時代、30代の出産は今よりもはるかにリスクが高いものでした。栄養状態や衛生環境も十分でない中、母体への負担は非常に大きく、体調を崩しやすい年代と重なっていたことが背景にあります。つまり厄年の戒めは、**科学的知識のなかった時代の先人たちなりの「健康管理の知恵」**だったとも言えるのです。
現代では医療技術が大きく発展し、30代・40代の出産も珍しくありません。厄年や年女を理由に出産をためらう必要は全くありませんが、「体の変化に気を配る節目の年」として捉えるのは今でも意味があることかもしれません。気になるようであれば、神社でご祈願を受けて気持ちを整えてみてはいかがでしょうか。
年男・年女の1年間をより良く過ごすには?

干支にちなんだ縁起担ぎを取り入れよう
年男・年女に特定の決まりごとはありませんが、以下のような縁起担ぎが一般的です。
- 生まれ年の干支のお守りを身につける(無病息災・厄除け)
- その年の十二支の置物を飾る(家内安全・商売繁盛)
- 干支にちなんだものを人に贈る(招福・長寿祈願)
初詣に行くと干支のお守りや置物が販売されています。そういったものを購入して身につけたり飾ったりすると、ますます縁起、運気がupしそうですね♪ぜひ手に取って、1年間のお守りにしてみてください。
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よくある質問(FAQ)
Q. 年男・年女は何歳からですか?
A. 最初の年男・年女は満12歳です。生まれた年は含まれず、12年後が最初の年男・年女となります。以降は24歳・36歳・48歳・60歳と、満年齢が12の倍数の年に巡ってきます。
Q. 年男・年女は縁起が良いのですか?
A. 基本的には縁起の良い年とされています。12年に一度、自分の干支の守護本尊に守られ、神様のご加護を受けやすい年と考えられてきました。ただし地域によっては「変化の多い慎重に過ごすべき年」と捉える考え方もあります。
Q. 年男・年女と厄年は同じですか?
A. まったく別のものです。年男・年女は干支に基づき12年ごとに訪れますが、厄年は年齢で決まります。ただし女性の満36歳(年女)と後厄、満60歳(年男・年女)と厄年が重なるケースがあります。
Q. 年男・年女の年に特別にすることはありますか?
A. 決まったしきたりはありませんが、自分の干支のお守りを身につけたり、置物を飾ったりする縁起担ぎが一般的です。地域によっては節分の豆まきや若水くみなどの神事を担う役割もあります。
Q. 厄年に出産しても大丈夫ですか?
A. 問題ありません。厄年に科学的根拠はなく、現代の医療環境では安心して出産できます。気になる場合は神社でご祈願を受けると気持ちの整理になるでしょう。
年男・年女は人生の節目を豊かにする先人の知恵

- 年男・年女=生まれた年と同じ干支の年を迎えた男女。12の倍数の歳が該当
- 干支ごとに守護本尊がある。身につけるとご利益があるとされる
- 節分の豆まきなど神事・儀式に関わる役割を担うこともある
- 基本的には縁起の良い年。干支パワーを味方につけて
- 年代ごとに節目の意味が異なる。自分の年齢に合った向き合い方を
- 厄年とは別物だが、重なる年齢には注意
- 出産・結婚などは迷信にとらわれすぎず、気になれば厄払いを
12年に一度やってくる自分の干支の年。意味を知って迎えると、同じ1年でもちょっと特別に感じませんか?ぜひ干支パワーを存分に活かして、素敵な年男・年女の1年をお過ごしください。















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