お正月になると、「今年の年男、年女」という話題をよく耳にします。
私も何度目かの年女を迎えましたが、なんとなく縁起が良いのかなぁくらいにしか思っていませんでした^^;
でも、子供が成長して、そういう年齢になって、ふと考えてみました。
そもそも、年男、年女の意味って? なんで縁起が良いのかしら?
もしかしたらあなたも疑問に思ったことがあるかもしれませんね!?
そこで今回はそんな疑問にお答えするべく、年男・年女について解説しようと思います!
これから年男・年女を迎える方は、ぜひ参考にしてください☆
年男・年女の意味
年男・年女とは、生まれた年と同じ十二支の年を迎えた男女のことを言います。12年に一度巡ってくることになりますね^^
ただし、生まれた年は年男・年女とはならず、その12年後が最初の年男・年女になります。
満年齢でいえば12歳、24歳、36歳、48歳、60歳、72歳、84歳、96歳、108歳の方になります。つまり「満年齢が12の倍数の男女」ということになります。
守護本尊をご存知?
干支にはそれぞれ守護本尊、守り神があるのを知っていますか?
あなたを守ってくれる本尊を知って幸運を呼び寄せましょう!
・子(ねずみ)年 = 千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)
・丑(うし)年 = 虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)
・寅(とら)年 = 虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)
・卯(うさぎ)年 = 文殊菩薩(もんじゅぼさつ)
・辰(たつ)年 = 普賢菩薩(ふげんぼさつ)
・巳(へび)年 = 普賢菩薩(ふげんぼさつ)
・午(うま)年 = 勢至菩薩(せいしぼさつ)
・未(ひつじ)年 = 大日如来(だいにちにょらい)
・申(さる)年 = 大日如来(だいにちにょらい)
・酉(とり)年 = 不動明王(ふどうみょうおう)
・戌(いぬ)年 = 阿弥陀如来(あみだにょらい)
・亥(いのしし)年 = 阿弥陀如来(あみだにょらい)
お願い事やお祈りをするのであれば、自分の干支の守り本尊を知っておきましょう☆
昔から守り本尊の入ったものを身につけると、ご利益があると言われています。
信じるか信じないかはあなた次第!笑
年男・年女って 何かするの?
では、年男・年女ってなにか特別なことをするのでしょうか?
年男・年女は重要な神事や儀式に関わることが多くあります。
地域にもよりますが、次のような役目があります。
・年の暮れの大掃除
・お正月の飾りつけ
・若水(元旦の朝の初めての水)を汲む
・節分の豆まき
下記の動画は京都・祇園の八坂神社での節分祭の様子です。
年男・年女とともに「福は内」と声をあげて舞殿から「福豆」をまくと、参拝者が手をいっぱいに伸ばします^^ 昔は、家長が取り仕切っていました。やがて、長子や年男が行うようになり、戦後からは年女も行うようになりました。
年男・年女は縁起が良い?悪い?
ここで気になるところが、年男・年女は果たして本当に縁起が良いのでしょうか?
12年に一度、自分の干支が代表となり、他の干支より神様のご加護が受け取れるという、縁起の良い年といえます。神事などの役割を任されるというのも、神様のご加護があるからこそと言えます。
その1年間は干支の守護本尊に守られ、物事が成功しやすいというわけなのです♪
昔から「家族に年男年女(同じ干支)が三匹いたら良いことが起きる」という言い伝えがある程です。
しかし、地域や宗派によっては「当たり年」といって、悪く捉えられることもあります。
干支が一巡する12年目は、人生に節目を迎え、様々な変化があり、その変化に対して不安が生じやすく、大きな出来事を慎重にするべきという考え方もあります。
年男・年女というのは、人生の節目の年を迎えるための先人たちに知恵なのですね^^
どちらの解釈もあると思いますが、様々な変化に対応できるように日頃から心掛け、その上で、干支パワーを味方に付ければ、私は年男・年女の縁起、運気は良いと考えられると思います☆
干支パワーを味方につけて、神様のご加護を受け取りましょう!!!
厄年との関係
年男・年女とよく混同されたりするのが厄年です。
平安時代には既にあった考え方で、文字通り災厄が起こりやすいとされる年齢です。
この厄年は一般的に「数え年」で数えられ、干支による年男・年女とは関係がありません。
この厄年が年男・年女と重なる年齢があります。
・男性・・・満年齢24歳、60歳
・女性・・・満年齢36歳、60歳
【厄払いは必要?】
厄年に科学的根拠はありませんが、古くから信じられており、体調などの変化が起こりやすいとされています。なので、不安が解消できるのであれば、厄払いを行うのも良いでしょう。
【出産は控えた方がいい?】
「本厄の年の出産は厄落としになる」と聞いたことがありませんか?
他にも、「厄年での出産は、災い転じて福となす」とも言われますが、反対に「男の子を出産した時だけ厄払いになり、親の厄払いは出来ても子に厄が降りかかる!」とも言われます。
昔は「捨て子の儀式」というものがあり、捨てるフリをして拾い直すという風習があったくらいです。
しかし、厄年自体に根拠がなく、私の周りでも何事もなく無事出産、成長されているお子さんばかりです。
過度に不安がらないで、穏やかに過ごしましょう^^
気になるようでしたら厄払いや御祈願を神社で受けるのをお勧めします☆
厄払いの手順などについてはコチラの記事で解説しております。よろしければ合わせてお読みください^^
より良い過ごし方を!
それでは、年男・年女になる1年間のより良い過ごし方をご紹介します☆
年男・年女に関する縁起担ぎの習慣は、実は…
これといってありません。笑
なので、十二支にちなんだ縁起担ぎをご紹介します。
・生まれ年の干支を身につける「無病息災・厄除祈念」
・その年の十二支を飾る「家内安全・商売繁盛」
・人に授ける「招福祈願・安寧長寿」
初詣に行くと干支のお守りや置物が売られています。
そういったものを購入して身につけたり飾ったりすると、ますます縁起、運気がupしそうですね♫
かわいい干支のお守りと置物見つけました♡ 良かったらご参考に☆
意味を知り より良い年男・年女を迎えましょう♫
・年男、年女とは、生まれた年と同じ十二支の年を迎えた男女のこと
・干支ごとの守護本尊を身につけよう
・重要な神事や儀式に関わることもあり
・日頃からの心掛けと干支パワーで縁起が良い
・厄年とは関係なし(ただし重なった年齢では注意が必要)
・干支にちなんだお守りなどを身につけ縁起上昇
あなた次第で縁起が良くも悪くも変わります!
自分の干支が代表の年ですから、いつも以上に頑張って、干支パワーをより多く受け取りましょう!
年男さん、年女さん! ステキな1年間をお過ごしくださいませ♪^^