Solar term

四季を感じる二十四節気の意味と覚え方! 日本の暦(こよみ)のおもしろい世界♫

立春や春分、秋分の日など、日本では暦の上でも季節の変化を感じることができます。

でも、そんな節目はそれだけではないのです!

この記事では、そんな暦の上で、季節の節目を感じられる「二十四節気」について解説していきます☆

二十四節気とは?

What is Solar term?日本には暦の上での節目が24個あり、これを二十四節気(にじゅうしせっき)と言います。

二十四節気は、季節の区切りとその季節を表すために考え出されたもので、一年を二十四等分し、その期間の名前として付けられました。

今でも季節の節目を示す言葉として使われていますね(^_-)-☆

よく知っているものから、今となっては全く馴染みのないものまでありますが、それぞれを季節ごとに見ていくと日本の四季の風景が目に浮かびます。

春 芽吹き、新しいことが始まる季節 (2月〜4月)

・立春 (りっしゅん)

毎年2月4日頃。この日から春のはじまりです♪ 寒さが厳しい時期ですが、日はだんだんと伸びてきて暖かい地方では梅が咲き始めます–

・雨水 (うすい)

2月19日頃。空から降るのが雪から雨に変わるころ、深く積もった雪も溶けはじめます。九州南部では春一番が吹きます。

・啓蟄 (けいちつ)

3月6日頃。段々と暖かくなってきて、フキノトウの花が咲き始めたり、冬眠していた虫たちが巣穴から出てくる頃です。

・春分 (しゅんぶん)

3月21日頃。春分の日をはさんで前後3日間がお彼岸です。昼夜の長さがほぼ同じですが、この頃は“花冷え”といって寒さが少し戻ってくる頃なので、体調管理に注意が必要です。

・清明 (せいめい) 

4月5日頃。4月の晴れわたった空を“清浄明潔”と言ったことから略して清明。いろいろな花が咲きみだれるとても良い季節です。

・穀雨 (こくう) 

4月20日頃。田んぼや畑に降るあたたかい春の雨は、穀物の成長を助けてくれる恵みの雨です。この頃から天候も暖かく、安定してきます。

夏 照りつける太陽の季節 (5月から7月)

・立夏 (りっか)

5月6日頃。この日から立秋の前日までが夏です。新緑の季節でだんだんと夏の訪れが感じられます。

・小満 (しょうまん)

5月21日頃。あまり聞きなれない言葉ですが、だんだんと草木が生長してくる時期です。

・芒種 (ぼうしゅ)

6月6日頃。昔は芒(とげのようなもの)のある穀物の種まきをする頃でしたが、現在ではこの頃に西日本で梅雨に入ります。

・夏至 (げし)

6月21日頃。一年中で一番昼が長い日ですが、ちょうど梅雨時期に当たっているのであまりそのことを感じることはないかもしれません。

・小暑 (しょうしょ)

7月7日頃。梅雨明け間近で、本格的な暑さの予感がする季節。蝉の声もこの頃から聞こえてきます。

・大暑 (たいしょ)

7月23日頃。最も暑い頃という意味です。この頃から本当に暑くなります。土用の丑の日で、ウナギを食べる習慣があり、暑中見舞いもこの時期です。

秋 実りの季節(8月〜10月)

・立秋 (りっしゅう)

8月8日頃。この日から立冬の前日までが秋です。一年で一番暑い時期ですが、言いかえればここを乗り越えたら涼しくなります。この日からは残暑見舞いの時期になります。

・処暑 (しょしょ)

8月23日頃。暑さが止むという意味の処暑。台風シーズンもやってきます。

・白露 (はくろ)

9月8日頃。朝晩が少し涼しくかんじる季節です。

・秋分 (しゅうぶん)

9月23日頃。この日をはさんで前後3日が秋のお彼岸です。秋の七草が咲くころです。

・寒露 (かんろ)

10月8日頃。山の木々も紅葉をはじめ、稲刈りも終わる時期です。

・霜降 (そうこう)

10月23日。寒い地方では霜が降りて朝には草木が白くなる頃。山の紅葉が見頃です。

冬 ふりつもる雪と寒さの季節(11月〜1月)

・立冬 (りっとう)

11月7日頃。この日から立春の前日までが冬です。日は短くなります。

・小雪 (しょうせつ)

11月22日頃。日差しが弱まり、だんだんと寒くなる季節です。

・大雪 (たいせつ)

12月7日頃。池や川に氷がはり始めるころです。

・冬至 (とうじ)

12月22日頃。一年中で最も夜の長い日で、この日にはゆず湯に入りかぼちゃを食べる習慣があります。

・小寒 (しょうかん)

1月5日頃。寒の入りといって、これから節分までの期間が「寒」です。寒さが本番の季節です。

・大寒 (だいかん)

1月20日頃。一年で一番寒さの厳しい頃と言われています。この寒さを乗り越えたら暖かい春が訪れます。

二十四節気 どうやって覚える!?

How to remember Solar term二十四節気の効果的な覚え方としては、日々カレンダーを見て季節を感じることが大切だと思います。

例えば、毎月1日に5分くらいで構いません。カレンダーを見て今月は7日に小暑、23日に大暑がくるから暑さの本番になるな…とか想像してみて下さい^^

季節を実感しながら覚えることが、早く覚える秘訣だと思います(^_-)-☆

暦の上で“季節散歩”日本の四季を思う

I think about the four seasons二十四節気についてご紹介してきましたが、こうしてみると、日本人の生活と四季が密接に繋がっていることがわかります。

私は以前しばらく海外で生活していた時期がありました。その時、何となく日本が恋しくなると手帳を出して、二十四節気を追いながら日本の景色を想像して過ごしていました。知っているだけで、どこにいても日本を思い出すことができたのです^^

また、海外の人に紹介し、話をする“きっかけ”にもなると思います。

今ではあまり使わなくなってきた二十四節気ですが、日本の素敵な季節を感じさせてくれる言葉たち。

いつまでも忘れずに語り継いでいきたいですね〜♪(´∇`)

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