家の厄除けや、商売繁盛の縁起のために置く盛り塩。
風水でも、盛り塩の効果や置く場所などが紹介されますね♪
いざ盛り塩を置いてみたものの、捨て方がわからないという方はいませんか?
今回は盛り塩の捨て方について解説しますので、ぜひ参考になさってください。
盛り塩って捨てていいの?
盛り塩は、厄除けや、集客万来の縁起物として置くものです。
・バチがあたるのは怖いから、神社に持っていく?
・そもそも盛り塩って捨てていいの?
・自然に還すために、地面に撒いたらいいのかな?
など、人の考え方はまさに十人十色で、盛り塩の捨て方ひとつとっても考えてしまいますね。
盛り塩を捨てるときは、交換するとき。
捨て方の前に、盛り塩の交換タイミングをおさらいしましょう!
なお、「盛り塩って何?」という方は、以下の記事も参考になさってくださいね。
盛り塩の交換タイミングは?
盛り塩を交換するタイミングは、一般的に1日と15日と言われています。
月に2回ほどですね。
ただし「キッチンに置いた盛り塩が油を吸って汚れた」「お風呂でシケった」
など、汚れたり、黒ずんだり、効果がないと感じたら、新しい盛り塩と交換しましょう。
盛り塩を自宅で捨てる場合
盛り塩を捨てるときは、盛り塩を置いた場所で処分するのがよいとされています。
とはいえ、トイレに置いた盛り塩をトイレに流すのは気がひけますよね。
お風呂に置いた盛り塩は、掃除やソルトマッサージに使っちゃおう!などと考えたり・・・。
ちょっと待ったーーーっ!!
使用後の盛り塩は、他のことに使用しないよう注意してください。
使用した盛り塩は、見た目の変化がなくても「厄除け」というお役目を果たしています。
悪い気を吸収した盛り塩は、半紙などに包んで感謝をしたあと、ゴミとして捨てましょう。
盛り塩はキッチンに捨てていい?
本やメディアによっては「盛り塩はキッチンで洗い流してもOK」と書かれている場合もあります。
・・・が。
塩はサビなどの要因にもなります。
海沿いや雪国の車はサビやすいと聞いたことはありませんか?
これは、海水に含まれる塩分や、融雪剤に含まれる塩分によってサビが発生するんです。
盛り塩に使う塩の量は、料理と比較すると大量ですよね。
できればキッチンに流さず、可燃物として処分しましょう。
盛り塩を他のことに使うのはアリ?
先述したとおり、盛り塩はすでに「悪い気を吸収」し、役目を終えたものです。
悪い気を吸収した塩を、料理やマッサージに使うと体内に悪い気を取り込むことになります。
また、自然に還す意味で外に撒くのもおすすめできません。
自然界に塩害を与えないためです。
捨てずに食べる場合もあるの???
先ほど、悪い気を取り込まないために、交換後の盛り塩は他の利用を控えるようご紹介しました。
実は食べてよい場合もあります。
え???言ってること矛盾してない??
と思われるでしょう。
食してよい盛り塩は「お供え塩」といって、神様にお供えした塩のことです。
仏教の考え方では、盛り塩は厄除け、厄払いの意味があり、交換後は処分します。
一方、神道には「神人共食」という考え方があり、お供えした後でいただくものもあります。
お米やお酒なども神人共食の考えに基づき、下げたあとにいただきますね♪
盛り塩の捨て方に厳密なルールはない
盛り塩の捨て方に決まったルールはありません。
しかし、目には見えなくても悪い気を吸収し、厄払いをしてくれた塩です。
守ってくれてありがとうという感謝を心の中で言い、紙に包んでゴミとして処分しましょう。
処分に使う紙も、特にルールはありませんが、気になる方は清潔な紙を用意しましょう。
盛り塩の捨て方あれこれ
盛り塩の捨て方に厳密なルールがないので「難しく考えない」が現在の主流です。
ゆえに、
・キッチンやトイレ、お風呂で流す
・生ごみと混ぜて捨てる
・海や川に流す
・土に埋める
・火で燃やす
など、さまざまな方法が紹介されています。
火で燃やすのは、お住いの地域の条例に基づいて行ってください。
海や川に流すのは、生態系に影響を及ぼす可能性もあるので、気になる方は避けましょう。
浄化槽をご利用のご家庭では、キッチンやトイレ、お風呂に流すのはおすすめできません。
土に埋めるのは、塩害により植物の根を枯らしてしまう場合があります。
生ごみに混ぜて捨てるのは、穢れと共に処分できるという説があります。
ご自分に合った方法で、一番手軽にできる捨て方を選択するのがいいですね♪
塩は吸湿効果もある
盛り塩を置く場所によっては、水分を吸収し、しっとりとした状態になることも。
塩には吸湿効果があるため、湿気が多い場所に置くと湿った塩になることがあります。
中には器に水がたまるという人もいるほどです。
このような場合は、フライパンで塩を炒って水分を飛ばす方法もあります。
置いたばかりなのに…と諦めず、置く場所を変えたり、湿度計で湿度を計るものおすすめです。
盛り塩を捨てる時は感謝の心で
月に2回とはいえ、あっという間に月日が過ぎると感じる昨今。
現代人はとかく忙しい方が多いです。
一番大切なのは「守ってくれてありがとう」という感謝の心。
日本にはどんなものにも神が宿るという、八百万の神という考え方があります。
盛り塩は、正しい置き方と捨て方を理解して、効果的に使いましょう♪