ふきのとうやつくしが顔を出し始めると、春が来たなぁと感じます。
そして辺り一面、黄色の絨毯のように美しく咲く菜の花も春を代表する花です。
花として観賞するだけでなく、美味しく食べられる嬉しい菜の花。
今回は菜の花のおひたしのレシピを集めてみました☆
菜の花はどの部分を食べるの?
おひたしや菜の花レシピのご紹介する前に、菜の花には種類があることをご紹介します。
菜の花はアブラナ科の植物で、白菜やブロッコリーなどの花や茎のことです。
ダイコンやカブなどは白い花が咲きますが、こちらも菜の花です。
スーパーなどで販売されている菜の花(和種)は、食用でつぼみ、茎、葉の部分を食します。
一方、油などの材料として栽培されている種類(洋種)や、観賞用として栽培されている種類もあります。
こちらは和種と比べ、少々硬く、食べるのは茎と葉の部分で、柔らかい箇所を選んで食します。
家庭菜園などで採取する場合は、硬くなる前に採取し、柔らかいうちに食べましょう♪
菜の花についてもっと知りたい方は、こちらも記事も参考にしてくださいね☆
おひたしって何?
おひたしってよく聞くけど、茹でて醤油を垂らしたおかずでしょ?
それも間違いではありません。
元々おひたしは、出汁に浸した調理法から名づけられましたが、それ以外の調味料も増えてきました。
茹でて出汁をかけたものがおひたしで、出汁で煮て冷やしたものが煮びたしだ、という場合もあります。
簡単に言うと、出汁を始めとする調味料に、茹でた野菜を浸したおかずが「おひたし」です。
菜の花だけでなく、ほうれん草やチンゲンサイ、小松菜なども美味しいですよね♪
定番&簡単!「菜の花のおひたし」の作り方
近年の万能調味料の代表がめんつゆです。
めんつゆには出汁も甘味も塩なども入っているので、さまざまな料理に活用されています。
今回は、簡単に作れるよう、めんつゆを使った菜の花のおひたしをご紹介します。
【材料】
菜の花:1束(100g程)
塩:小さじ1/2
めんつゆ:小さじ2(濃縮4倍タイプ)
お湯:4カップほど
茹で汁:50cc
かつおぶし:お好みの量
【作り方】
①菜の花を水で洗い、半分に切り、つぼみ側と茎側に分けます。
②お湯を沸かし、塩を入れ、先に茎(硬い方)を入れて30秒ほど茹でます。
③続いてつぼみ側を入れ、30秒ほど茹でます。
④菜の花を取り出し、水気を絞ります。
⑤食べやすい大きさに切ります。
⑥ボウルに入れ、めんつゆと茹で汁も入れて和えます。
⑦器に盛り付け、かつおぶしを乗せて完成です♪
【ポイント】
菜の花は独特の苦み(えぐみ)があり、その苦みが好きという方も多いです。
苦みが苦手な方は、しばらく水にさらすと苦みを減らせます。
めんつゆを使わない菜の花のおひたし
市販のめんつゆが無くても、出汁で簡単に菜の花のおひたしを作ることができますよ♪
【材料】
菜の花:1束
だし汁:200cc
しょうゆ:小さじ1.5
みりん:小さじ1.5
塩:下ゆで用にひとつまみ程度
【作り方】
①菜の花を水で洗い、10分ほど水にさらします。
②半分に切り、つぼみ側と茎側に分けます。
③お湯を沸かし、塩を入れ、先に茎(硬い方)を入れて30秒ほど茹でます。
④続いてつぼみ側を入れ、30秒ほど茹でます。
⑤氷水にとり、水気をギュッと絞ってから食べやすい大きさに切ります。
⑥ボウルにだし汁、みりん、菜の花を入れ、和えてしばらく置きます。
⑦器に盛り付け、かつおぶしを乗せて完成です♪
【ポイント】
茹でた後、氷水にとることで、鮮やかな緑色になります。
水にさらすことで苦みがなくなり、お子さまも食べやすくなります。
オリーブオイルを使った菜の花のおひたし
オリーブオイルも料理を美味しくする調味料として、近年多くの料理に活用されていますね☆
【材料】
菜の花:1束
オリーブオイル:小さじ1~2(お好みの量)
塩:下ゆで&下味用として適量
【作り方】
①菜の花を水で洗い、半分に切り、つぼみ側と茎側にわけておく。
②塩を入れたお湯を沸かし、茎側を30秒程茹でたあと、つぼみ側も入れて30秒ほど茹でる。
③ざるに上げ、水気を切り、熱いうちに食べやすい大きさに切る。
④器に盛り、オリーブオイルをかけ、暖かいうちにいただく。
【ポイント】
茹で汁に入れた塩が落ちないよう、茹でた後は水にさらしません。
薄味と感じる場合は、岩塩や少々のおしょうゆを垂らしてもいいですね♪
サラダ風菜の花のおひたし
サラダ風にして、他の食材をプラスすれば、彩りよく、見た目も味もアップしますよ☆
【材料】
菜の花:1束
玉ねぎ:1/2
塩:下ゆで用に少々
ツナ缶:1缶
オリーブオイル:お好みの量
マヨネーズ:お好みの量
塩コショウ:お好みの量
【作り方】
①菜の花を水で洗い、半分に切り、つぼみ側と茎側にわけておく。
②塩を入れたお湯を沸かし、茎側を30秒程茹でたあと、つぼみ側も入れて30秒ほど茹でる。
③水気をギュッと絞ってから食べやすい大きさに切ります。
④玉ねぎを薄くスライスし、5分ほど水にさらしたあと、水気を切ります。
⑤菜の花、ツナ、玉ねぎと調味料を入れて和えます。
⑥塩コショウやマヨネーズで味を調えて完成です♪
【ポイント】
春の新玉ねぎは辛みが少なく、サラダにピッタリです。
玉ねぎを切るときは、繊維に沿って切ると、シャキシャキとして美味しくなります。
お好みでアレンジ自在!春の菜の花を自分流で楽しもう
おひたしは、基本的に塩ゆでし、お好みの調味料で味付けするお手軽な料理です。
急な来客や、お酒のおつまみとしても、サッと作れて、美味しくいただけます。
色々とアレンジして、自分流の菜の花のおひたしを楽しんでくださいね♪