歌舞伎、能、落語、和楽器…
「日本の伝統芸能と言えば?」と、聞かれると私がすぐに思いついたのがこの4つです。
その中でも歌舞伎や落語、和楽器なんかは、テレビなどの影響もあって親しみ易いのですが、『能』って聞いたことあるし有名ですが、実際はどんなものか分からず敬遠してしまいがちですですよね…。
「ちょっと能には親しみないからなぁ」
私はそう思っていましたが、そう思ってたが故に、なぜだかかスゴく興味が湧き、いろいろと調べてみたら意外と身近に感じられたことを知りました。
私なりに感じた能の魅力について、今回ご紹介したいと思います☆
そもそも『能』ってなんぞ?
調べてみれば、伝統芸能である能の歴史は古く、8世紀頃に原形が中国から伝えられ、11世紀頃には形が今と少し近くなります。
そして、13世紀に『観阿弥』『世阿弥』の天才役者親子が、今までの能(猿楽)を充実させ、原型を作り上げました。
『観阿弥』や『世阿弥』、歴史の教科書で見たことありますよね~^^;
どっちが親か分からなくて、テストの時に間違えたなあ笑
この様に早くから型が整ったのは能が一番早く、日本最古の伝統芸能と言われる訳ですね☆
ちなみに…観阿弥の息子が世阿弥です。
時代によって変化し続ける能
能を演じる方も、最近の伝統芸能離れに頭を抱えており、「いかにして親しんでもらえるか」と、様々な方法を考えています。
例えば、テレビや現代劇などでは、茂山逸平さんや野村萬斎(二世)さんが有名ですよね!
最近ではバラエティ番組にも出演されており、視聴者の笑いをとりながらも、能の世界を伝えており、興味を持たれた方も多いことでしょう。
様々な方法の一つに、『他の芸術とコラボレーションする』ということも行なっています。
例えば、能とオペラのコラボレーション!
「能とオペラ…⁉︎ 全くイメージできない…」と思われた方も多いでしょう。笑
実際私も想像できませんでした^^;
しかし、意外な組み合わせかもしれませんが、神秘的で美しい世界を創り出していて、いつの間に魅了されしまいます。ピアノとの音とも合って、能の柔軟さに驚くばかりです!
動画をご用意しましたので、ぜひご覧になって下さい^^
まだまだあります!
お次は「能とバリ舞踏のコラボレーション!」
雅やかな音と、優雅な動きが共通点であるこの二つは、とても相性が良いですね^^
見ていても聞いていても心洗われる、素敵な組み合わせです♪
他にも、画像のようにジャズピアノと組んだり、ポールダンスと組んだり、現代音楽と組んだりと、たくさんのものとコラボレーションしています。
「能だけ長々見るのはちょっと…」という方は、コラボしているものから見るのもアリだと思います。
気軽に行けちゃう能♪
意外と、能が様々なものに対応できて、しかも組み合わせによっては、とても面白いことをしていることをご紹介しました。
「実際能を観に行くとしたら、チケット取るのが大変(難し)そう…」
「外国人の友達にオススメしてあげたいけど、説明できないし…」
でも、実際にはそんな事なくて、チケットは公式ホームページで買えますし、イープラスでも買えちゃいます!海外のお客さんのために、公式ページは英語版もありますし、意外と情報はたくさんあるんです♪
あなたもこの機会に、能楽堂に足を伸ばしてみてください☆
あ、能楽堂(のうがくどう)というのは、能などを専門に行う劇場のことです。
もちろん、気軽に何かのイベントなどでコラボレーションものを見るのも良しです^^
時間が合わなくて観に行けない方は、動画もチェックして観てください。
知らなかった能の世界の一部を味わうことができますよ〜(о´∀`о)