大切に持っていたお守りですが、願いが叶ったり、また新たな年を迎えて新しいお守りをいただくと、今までのお守りをどうしようかと悩みます。
取っておいてもいけないような、ましてやゴミと一緒に捨てるのも気が引けたり…。
そんな心のモヤモヤを解消!お守りの正しい処分方法をご紹介します☆
お守りを“処分”する方法
まず、お守りはもともと神様や仏様が宿っているものですから、たとえ古くなっても“処分”とは言わず、“返納”もしくは“納める”という言葉を使います(^_-)-☆
また、返納のタイミングとしては、お守りの効果は一般的に1年と言われているため、初詣でいただいたお守りは翌年の初詣で返納、合格祈願や安産祈願などは
受験が終わったり、無事に出産した後に返納するのがいいと言われています。
では、一般的な返納方法をご紹介します。
・神社、お寺に設置されている専用の箱に入れる
初詣に行くとよく目にしますが、まずは古いお守りを返納して、その後新しいお守りを受け取ります。また、初詣の時期以外でも大きな神社やお寺ではこの箱を常設しているところもありますので、出かける前に確認しましょう。専用箱の近くにお賽銭箱が設置されている場合は、感謝の気持ちを込めてお金を入れます。
・郵送で返納に応じてくれる神社、お寺に郵送する
神社やお寺によっては郵送での返納を受けつけているところもあります。どうしても出かけていくことが困難場合は、電話で相談してみると郵送方法や費用についても教えてもらうことができます。
・どんど焼きなど、お焚き上げしてもらう
どんど焼きとは、小正月に正月飾りや書初めなどを持ち寄って一か所に積み上げて燃やし、無病息災を願う行事です。この時に古くなったお守りを一緒にお焚き上げしてもらうことができます。このようにきちんと返納できると、心もスッキリしますね(^_-)-☆
お守りを返納する際の注意点
お守りを神社やお寺に返納する場合は、基本的には“いただいた神社・お寺”に返納するようにしますが、旅先でいただいたお守りや友人や家族からもらったものなど、どうしてもその神社やお寺に行けない場合は、他の神社やお寺に返納することも可能です。しかしその際は必ず!神社のお守りは神社に、お寺のお守りはお寺に返納するようにしてください。
また、お寺の場合は宗派が違うと失礼にあたることもあるため、事前に宗派を調べてから返納するようにしましょう。
どんど焼きの場合は、神社やお寺の区別や宗派の違いなどを気にせずにお焚き上げをしてもらうことができますが、自治体による制限が設けられている場合、例えば紙や布類のような“もえるもの”は良くても、鈴や金属を外さないとお焚き上げしてもらえないこともありますので、事前に確認が必要です。
大きな火柱が空にのびる様子が圧巻!色々飛んでくる様子も良く見えるどんど焼きの様子はこちら↓
どうしても返納に行けない、できない場合
どうしても返納に行けなかったり、できない場合は自分で“返納”する方法もあります。
半紙(なければ白のコピー用紙でも可)に丁寧に包み、お清めの塩をふりかけ感謝の気持ちを込めます。
これを可能であれば燃やすと自分でお焚き上げしたことになりますが、火事の心配や住宅事情などでなかなか難しい場合は、お清めをした後ですので気が引けるかもしれませんが、そのままゴミに出すことも可能です。大丈夫!神様、仏様は寛大です!^^
返納に行けない心苦しい気持ち、でもできる限りのことをして感謝を伝えたいと思っている気持ちは、しっかりと届き、受け止めてくれると思います(^_-)-☆
“感謝の気持ち”を忘れずに!
お守りの返納方法についてご紹介してきましたが、神社やお寺への返納やお焚き上げ、もしくは自宅で行うにしても一番は感謝の気持ちを持って行うことが大切です。
そうすればきっと、自分の気持ちも前向きにすっきりして、これからもますます良い運がめぐってくると思いますよッ(^_-)-☆