お中元が送られてくるといろいろと考えてしまいますよね?
お返しはした方がよいのか、どれくらいの金額にすればよいのか、いつ頃までに送ればよいかなどなど…
そこで、今回はこれらお中元のお返しに関するマナーについて3つのポイントでご紹介します!
ここをとにかく抑えておかないと恥をかいてしまうようなポイントです。
また、これを知っているとお中元に関するマナーの意味なども知ることができますよ。
一番優先すべきこと
お中元は、日頃お世話になっている方に感謝を伝えるものですから、実はお返しは必要ありません!
ただ、必要ないというだけで別に送ってはいけないということではないです。
つまりお返しというより、こちらからも日頃の感謝を伝えるために贈り合うと考えればよいでしょう♪
しかし、公務員や民間企業などでも、お中元を送ることを禁止している場合があるので注意してください!なので、送る場合は事前に調べて、送って良い相手かどうか確認しましょう。
それで、本来お中元にはお返しは不要なのですが、必ず送らなければいけないものがお礼状です。
このお中元を送ってくれたことのお礼を伝えるというのが、実は最優先事項になります!
最近は、はがきや電話などで伝えることもありますが、正式なのは封書です。どういった形式で送るかは、相手との関係性、気心が知れているなどを考慮して決めると良いでしょう^^
それで、お礼状に書くべき内容としては以下のようなものがあります。
・時候の挨拶
・お中元を受け取った報告とそのお礼
・相手やその家族の体調を気遣う言葉
・結びの言葉
また、より親しい間柄であれば、こちら側の近況報告やお中元の感想を入れても良いです♪
さらに、お礼状などお礼を伝えるのは、お中元を受け取ったら速やかに行うようにしましょう!
お返しの金額の相場
お中元のお返しを贈る場合は、まず避けるべき以下のような品物があります!
・贈られてきた品物と同じ様なもの
・相手の勤め先のライバル企業にあたる所のもの
やはり無難なのは、消え物と言われる生活消耗品か食べ物などになります。
なにより、相手の事情、家族構成やお酒が飲めるかなどを考慮して喜ばれる贈り物を考えましょう♪
それで、お返しを贈る際に気をつけることで、いくら位の金額にするかは重要です。
基本的には贈られてきた品物の半額程度が目安になります。少なくとも同額程度までにとどめてください。
なぜなら、相手より高額な品物を贈ると、今後お中元は不要ですという意思表示に受け取られかねず失礼に当たります。
というのも、今後お中元などお気遣いは不要ですと伝えたい時は、贈られてきた品物の2倍程度までの品物にお断りの旨を書いた手紙を添えて贈るからです。
なので、品物を選ぶ際は贈られた品物よりも高額に見えない品物を選ぶと良いです^^
ちなみに、贈り合うのをやめたい場合、親しい仲なら直接話し合う方が上手く意思疎通を図れるでしょう。
こちらとしては辞めたつもりでも、相手方に伝わっておらず贈られてくると非常に気まずいです…
お返しを贈る時期
お返しを贈る時期は、特に決められていることはありません。ただ、これが逆に難しいんですよね…
なぜなら、遅すぎず早すぎずちょうどいい塩梅で贈らなければいけないからです。
よくある方法が、受け取ってから数日以内にお礼状を贈り、1週間ほどしてお返しを贈る方法になります♪
これはお礼状を速やかに贈ることを第一にしつつ、急いで品物を選ばせてしまったのではないかなどと相手に気を遣わせないことを両立するための方法です。
なので、この方法が一番無難な方法になります。ですが、中にはお礼状とお返しを同時に送る人もいます。
ただ、この方法をとる場合は、お中元を受け取ってから数日以内に贈れる場合に限られます。
やはり、ここでもお礼を伝えることを最優先にして、お返しなどを考えてください!
もしお中元の時期を過ぎてから贈る場合は、「暑中お見舞い」「残暑お見舞い」とするのがマナーです。
また、年配の方や目上の方に送る際は、「お見舞い」ではなく「御伺い」としないと失礼に当たります。
それから、立秋前が「暑中お見舞い」、立秋後は「残暑お見舞い」になります。
さらに、お中元の時期は地域によって異なりますので、贈る地域を確認するようにしてください!
その地域ごとのお中元の時期は下記の記事にまとめてます。また、品物の選び方のポイントもありますよ♪
感謝の気持ちを伝えよう!
お中元のお返しよりも、まずは贈ってくれたことに対するお礼を伝えるという方が優先されます。
ただ、相手により日頃の感謝を伝えたいと思ってお返し贈るのも一向に構いません。
つまり、感謝の気持ちをどう相手に伝えるかを重視して考えるようにしてください!
また、そうやって贈り合うことで、互いの近況を知る切っ掛けになるかも知れません。
そして、相手と感謝しあえる楽しい仲を築く為の1つの手段として、お中元を使うと良いでしょう♪