とんち

とんちの意味と由来を考察!やっぱり頓知と言えばあのお方!?

仏教の歴史は約2500年前にはじまりました。

それから今まで色んなお坊さんが登場しています。

歴史の授業でもたくさん覚えましたよね、最澄、空海、親鸞、日蓮…

でも、一番親しみやすいお坊さんは、とんちの一休さんだと思います。

でも、そういえばとんちってなんでしょう?意味は?由来は?

「とんち」の意味はなんとなく分かりますが、由来は想像もつきません…

今回はとんちの意味や由来、またとんちの一休さんのお話などを調べてみました。

とんちの意味と由来を考察。同義語は?

 

とんち2

とんちは漢字で「頓智」と書きます。

ちょっと難しい漢字ですね。あまり見かけないし…^^;

「頓」の漢字を用いて、現在でもよく使う言葉としては「頓挫」があります。

「とんざ」と読み、「計画が頓挫した」などと使います。

「頓挫」は物事の進行が急に出来なくなるという意味です。

また、「頓服」は、「とんぷく」と読み、病気の症状が出た時にその症状を一時的に抑えるために服用する即効性のある薬の事です。

このように「頓」は、「急に」とか「即座に」という意味がある漢字です。

「智」賢いなどの意味がある漢字でここでは知恵を表します。

なので、「頓智」はその時に応じて即座に出る知恵のことを意味します。

 

とんちと意味の似た言葉としては当意即妙(とういそくみょう)という四字熟語があります。

こちらは仏教語が由来で、その場にあった機転をきかすことを言います。

とんちはあまり耳にすることのない言葉ですが、もしかしたら四字熟語の当意即妙の方が使う機会があるかもしれませんね!

 

さて、この「とんち」という言葉、いろいろ調べてみたのですが、由来は不明でしたっ!Σ(゚д゚lll)

仏教関連の言葉のように思えたので調べたのですが、仏教語というわけではないし…かと言って、中国語というわけでもないし…(´;ω;`)

でも、語感はなんか外国語っぽいです、「トンチ」って。「パンチ」とか「ピンチ」とかと似てますよね。

ちなみに、「パンチ」は英語で「穴を開ける」の意味がありますが、サンスクリット語にも「パンチ」がありまして、5つの材料を混ぜて作るインドの飲み物の事なんです。

サンスクリット語は古代インドの言葉で、サンスクリットが元の仏教用語って多いんですよ。

それで、サンスクリットの「パンチ」は「ポンチ」ともいいまして、「フルーツポンチ」の「ポンチ」のことって言ったら、ピンときますでしょうか?

…でも、「パンチ」がサンスクリット語だと言っても、多分「とんち」とは関係ないかな…。

日本に「ポンチ」が来たのは江戸時代だし、しかもその時はオランダ経由でオランダ語の「ポンス」になってたから…。

それに数字の「5」の意味がある言葉なので「とんち」にはちょっと繋がりにくい…。

というわけで、色々考えてみましたが、「とんち」は、いつの時代からかは分かりませんが、日本で生まれて使われてきた国産の言葉ということになると思います!

とんちと言えば一休さん!

屏風の虎

とんちと言えば一休さん。

一休さんは子供向けの伝記でお馴染みだと思いますが、実は実在の人物です。

一休さんは、一休宗純(いっきゅうそうじゅん)という室町時代のお坊さんでした。

テレビアニメ、ドラマ、マンガ、小説…などなど、色々な作品の題材になっていますね。

でもそれだけでなく、超合金一休さんも過去に販売されています。

超合金ってロボットとかのヤツですよね?一休さん生身なのに、すごい!笑

こんなにいろいろな作品の題材になった一休さんは、やっぱり身近なお坊さんナンバーワンです!

 

そんな数々の一休さん作品の中で、一番印象的なのはテレビアニメだと思います。

くりくり頭に大きなおめめがとっても可愛らしいテレビアニメの一休さん!

こちらは1970年代から1980年代にかけて、およそ7年に渡り放映された大人気のアニメです。

そのテレビアニメはこちらでご覧いただくことが出来ます。

東映アニメチャンネルの無料体験でしたら0円です!

 

このアニメの中でも描かれた一休さんの有名なエピソードをご紹介します。

<屏風の虎退治>

「屏風絵の虎が、屏風を抜け出して暴れて困る。何とかこの虎を縛り上げてくれないか?」と足利義満に頼まれた一休さん。

一休さんは、縄を構え「では、今から捉えますから、虎を屏風から追い出してください!」と言いました。

思わず「屏風の虎を追い出せるわけがない。」と言ってしまった義満。

一休さんは「虎は出てこないのですね、安心しました。」と言って、義満を感服させました。

<このはしわたるべからず>

ある橋を一休さんが渡ろうとすると、「このはしわたるべからず」と書いてありました。

しかし一休さんは、「端を渡ってはいけないというので、はしっこではなく真ん中を渡りました!」と堂々と橋の真ん中を渡りました。

 

アニメをご覧になったことのない方でも、これらのエピソードはご存じなのではないでしょうか。

これが、まさにとんちというものなんですね!

とんちの由来を考察してみましたが…

小坊主

今回、とんちの言葉のを意味と由来を考えてみましたが、由来は不明なままでした…。

謎な言葉ってまだまだ沢山あるんですね。

由来は分かりませんでしたが、一休さんのアニメでとんちそのものを実際に見てみてはいかがでしょうか。

百聞は一見に如かずです!とんちの由来についてもなにかひらめきがあるかもしれませんよ!

そして本当の由来が分かったら、是非、私にも教えてくださいっっ!

お待ちしております♪笑

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