卒業式の日が近くなると、特に女子大生の方は何を着ようか悩みますよね…( ;´Д`)
着物にしようか、袴にしようか…。艶やかな女性の卒業式。
大人の女性として成長した姿でもあり、とても素敵です♪
しかし、当の本人は慣れない着物姿で、トイレに行く時などは心配になっちゃいますね。
既に成人式で経験済みという人もいるでしょう(失敗した人も)
そこで、筆者が実際に着付けの先生に注意点を聞いてきました!
今回はそんな卒業式に着物でトイレに行く方法を解説します!
着崩れの心配
「最近は洋式のトイレが増えたから、昔ほど苦労は無いけどねぇ。」
と、着付けの先生はおっしゃっていました。
和式のように「しゃがむ必要がない」洋式トイレは、着崩れしにくいという利点があります。
聞き込み時の会話
先生:昔からある普通の着物の場合は、左右合わせて6枚めくるでしょう?
筆者:えっ?ろ、ろく枚??
先生:しかも振袖の部分も抱えるから…
筆者:ふむふむ・・・。(想像中)
先生:だから、帯の中に入れちゃうの。
筆者:お、帯の中へ?!??(想像諦め中)
解説します
つまり、襦袢や下着などをめくらなければならないので、最下層にある布でまとめちゃうんだそうです。
包むと言った方が伝わるかもしれませんね^^;
振袖の部分は帯に挟むそうです。
但し、最近は帯揚げや帯飾りなどがあって、帯に挟めないこともあるので注意が必要です☆
レンタルの袴は楽ちん
その点、袴、特にレンタル品の袴は扱いが楽だそうです。
始めから丈が短く工夫されていて、安心だとおっしゃっていました。
着付けをする側も、着付けした相手の着崩れが心配なんですって。
袴姿の女性は何となく明治・大正浪漫がある雰囲気で素敵ですね♡
とは言え、袴でも普段のトイレと違い、気を遣うことは確かです(´ー`A;)
トイレでの所作
卒業式の時期の気温は若干暖かくなりますが、寒いとトイレが近くなります。
卒業式の前日や当日は、冷たい飲み物や水分の摂り過ぎに注意しましょう。
【トイレで用を済ませる手順】
まず、振袖の部分を帯に挟み込みます。
振袖部分を帯前で結ぶ方法もありますね。
但し、着物の種類によってはシワが気になることもあるので注意しましょう。
次に、左右交互に、着物、襦袢、下着などの端を順番に摘まみます。
最後に一番下になっている布で一気に丸め(包み)あげます。
この時、帯の位置が上がらないように注意してください!
巾着やバッグに大きめのクリップや輪ゴムを入れておき、トイレの際に使用するのもおすすめです☆
気になる月のモノ
卒業式の当日に生理になってしまう人も中にはいることでしょう。
普段でも気になるのに、慣れない着物や袴の時になってしまうと気が気ではありませんね(゚∇゚;)
ですが、慌てず焦らずに手順を踏めば大丈夫です!
難しいと感じるのは、何枚も重ねられた布地があるからです。
腰回りと振袖の部分をスッキリさせれば、後はいつもと同じです。
また、サニタリー用のショーツを着用することもお忘れなく。
その他、タンポンは体内で経血を吸収してくれるので、席を立ったりする時の不快感を軽減できます。
要は腰紐
着崩れの一番の原因は、着物のおはしょりの部分が緩み、着物が下へ下がってしまうことだそうです。
特に生地が厚い着物や、糸などが多く使われている豪華な着物ほど、重みで下へ下がり易いとのこと。
腰紐がきついと着ている間が苦しいですが、緩いと着崩れの原因になります。
つまり、おはしょり部分を如何に崩さないかがポイントの一つなんです。
着崩れについて事前に学ぶ
もうひとつ、事前に着崩れしたときの対処法を学んでおくという手もあります。
着付けから着物の手順を全て知る必要はありません。
着崩れしにくい方法や、着崩れしてしまった際の対処法だけでも調べておきましょう。
また「着崩れとは何ぞ?」を知っておくだけでも気持ちにゆとりが生まれます。
あと、女性はトイレの時間が長くなりがちなので、空いているうちに済ましておきましょう。
動画で学ぶ
そうは言っても、文章だけでは伝わりにくいと思います。
そんな時はYoutubeなどの動画を活用しましょう!
参考までに、振袖姿、袴姿でのトイレの方法と、着崩れ対処法の動画をご紹介します☆
⇨振袖でトイレに行く方法(東京レンタル衣裳様)
⇨袴でトイレに行く方法(Ishouten Kanemata様)
⇨着崩れ対処法(きものたちばな様)
美しく晴れやかな卒業式を!
当人はもちろん、先生や御両親も喜ばしい卒業式。
大切な友人と新しい旅立ちを祝うためにも、トイレを我慢する必要はありません☆
美しい姿で晴れやかな卒業式を迎えてくださいね。