赤ちゃんが生まれると、1歳までの間は様々なお祝いの行事が目白押し!
お七夜、お宮参り、お食い初め、初節句、初誕生日!それを過ぎると次にやってくるのが七五三。
「でも、いつどうやって祝ったらいいの?」
七五三について疑問に思っているパパやママ! 七五三について考えてみましょう☆
七五三の歴史
七五三はもともと宮中や公家、武家の間で行われていた行事が民間にも伝わり、広く行われるようになった行事です。
昔の子供の死亡率は今よりも大変に高く、3歳、5歳、7歳と成長した時の喜びと安堵は、親にとってこの上ないものであり、その都度成長を見守り、助けてくださったその土地の氏神様に感謝をささげると同時に、今後の健やかな成長を祈ったのが始まりと言われています。
江戸時代の子供の死亡率を見るとなんと50パーセントとも言われています。無事に七五三を迎えるというのは本当に奇跡だったのですね。
下記の動画は、見ているだけでうっとりかわいらしい七五三の様子です♡
男女で違!? 七五三を祝う年齢
地域によって多少違ってきますが、一般的に男子は5歳、女子は3歳と7歳の11月に七五三のお祝いをすることが多いです。
私の娘が幼稚園児だったころ、七五三の話題になると必ず出てきた疑問が、”七五三は実年齢で7歳の時に祝うのか? もしくは数え年の7歳で祝うのか?”というものでした。
数え年とはお腹にいるときを1歳と数える数え方で、誕生日に関係なく、年が明けるごとに1つプラスされていきます。ですから数え年で7歳ということは、実年齢は6歳ということになります。男子の場合も実年齢の5歳で祝うか、数え年の5歳(実年齢は4歳)で祝うかがよく話題に上りました。
結論としては、みんなそれぞれの考え方で、数えでやる人もいれば実年齢をとる人もいました。
主な理由は以下のようなものでした。
実年齢を選んだ人の主な理由
・子供が早生まれの場合、体も小さく着物や袴を着せるのが大変。
・数え年の風習を知らない。
数え年を選んだ人の主な理由
・歯の生え変わりのタイミングを考えて“歯抜け顔”の七五三写真にならないよう、歯が抜ける前に済ませたい。個人的には前歯の抜けた後の笑顔もこの時期ならではのものなので、かわいらしいと思うのですが(^^♪
共通する理由として
・実家や地域の風習で七五三の年齢が決まっており、その時にお祝いをもらうので従った。
・弟や妹の七五三と合わせるために調整した。
などがあり、1歳までにあった行事と違って、みんなそれぞれのライフスタイルに合わせて、わりと柔軟に対応できる行事だと思いました。
地域で違う!? 七五三の年齢
私の実家は関東の片田舎にありますが、七五三は男女ともに数えの7歳で祝う習慣があります。
理由はよくわかりませんが3歳も5歳も特に何も祝わず、7歳の時のみ祝っていました。
私は娘が数えで3歳になるとき、たまたま弟の娘が7歳の七五三だったので、一緒に写真が撮れたらと母に相談したところ、私が3歳の時に作った着物と被布があるから、それを着せたらどうかとのことでした。
3歳では七五三をしない地域なのに何故そんな着物があるんだ!? 不思議でしたが、祖母が作ってくれ、母が大切にしまっておいてくれた被布は、娘にとてもよく似合っていました。
姪の着物もとても素敵に似合っていて、二人手をつないで撮った写真は本当に宝物です。
今度わが家は息子がもうすぐ数えで7歳の年になります。
息子の七五三では羽織袴を着せ、娘にも私の十三参りの時の着物を着せてお参りし、姉弟写真を撮れたらと思っています。
なかなか着る機会もなくなってしまっている着物ですが、子供たちの成長を感謝しつつ、日本人としての姿を楽しむいいチャンスだとも思います。
七五三ではぜひ、子供たちの成長を祝うとともに、パパもママも少しオシャレをして家族写真を撮ってみてください。 絶対にいい思い出になりますよ♫