ひまわり

夏休みの過ごし方をご紹介!日本文化の知識を深めれば夏の楽しさは倍増します♪

夏休みというと子どもだけでなく、大人もワクワクしますね。

子どものころの思い出は、花火やスイカ、海水浴と次々と浮かんできます。

その後宿題に追われてしまったなんて苦い思い出がある人もいるでしょう。

大人になってからも、まとまった休みが取れる夏休みは、毎年の楽しみです。

そんな夏休みを充実させるためにも、この記事では、夏休みの意味や過ごし方をご紹介します。

夏休みとは

絵日記

そもそも夏休みは何のためにいつから始まったのでしょうか。

子どもの夏休みですが、学校教育法で決められた夏期休業とされます。

期間は各自治体の教育委員会が決めているので、一部の地域では夏休みが短い学校もあるようですね。

歴史は意外と古く、始まったのは明治14年から。

主な目的は高温多湿の時期の暑さの回避ですが、日本ではお盆などの伝統的な慣習も目的とされています。

日本ならではの夏とは

風鈴

それでは、日本の夏のイメージは具体的にどんなものでしょうか。

現代の日本の暑さは猛暑でかなり過酷なイメージです。

しかし、冷房のない昔の日本の夏も暑さをしのぐために様々な工夫がなされてきました。

例えば、軒を深くしたり、簾をつるすことで強い日差しを避ける。

衣服も木綿や麻など風通しのいい肌触りのいいものを選ぶ。

風鈴をつるして音で涼むなど、五感を通して夏の暑さを和らげてきたのです。

簾については下記の記事で詳しく解説していますので、良ければ合わせてお読みください。

また、食事の面でも工夫を凝らしてきました。

暑い夏にところてんやそうめんなど、のど越しがいい食べ物が欲しくなりますね。

これは体の熱を逃してくれるものを摂ることにより、暑さを回避しているのです。

夏場は土用のうなぎでうなぎを食べることもありますが、これは江戸時代から続く文化です。

うなぎはビタミンが豊富で疲労回復効果があり、夏バテ解消にぴったり。理にかなった食材なんです。

何気なく食べているものや触れるもの、聞こえてくる音にも意味があるのです。

日本の夏の伝統行事について

夏祭り

大人の夏休みと言えば、お盆休みのイメージですよね。

時期も7月から8月に休暇を取る人が多いでしょう。

今はその時期に遊びに行くイメージです。しかし、本来のお盆には意味はあるんですよ。

年に一度、現世に戻ってくる先祖の霊を迎え、もてなし、またあの世に送り出す行事なのです。

内容は地域によって様々ですが、現在でも見かける行事としては盆踊りが多いですね。

今は娯楽のイメージが強いですが、元々戻ってきた先祖の霊をもてなす意味がありました。

お盆について更に知識を深めたい方は。コチラを参考にしてください。

そして、夏祭りも実は意味があります。

昔から夏には疫病がはやったり、台風などの自然災害が発生することが多くありました。

そのためお祭りをすることにより災いを防ぎ、やがて迎える秋の豊作を祈るために始まったのです。

お神輿も神の力を強め、災厄を沈めて豊作を願う気持ちが込められているんですよ。

おすすめの夏休みの過ごし方

氷

それでは、現代の夏休みの過ごし方についておすすめをあげていきましょう。

・海や川などの水遊び

夏休みというと真っ先に海を思い浮かべますよね。

滝などでウォータースライダーをするのも楽しいです。

海や川などの水場は、自然が生み出した避暑地です。

気温も街の中よりひんやり涼しく、マイナスイオンもたっぷり。

日ごろの疲れも癒されます。

・浴衣でお出かけ

花火大会に浴衣でお出かけは定番と言えるでしょう。

浴衣は手ごろに着ることができ、肌触りもよく暑い夏でも快適に過ごすことができます。

夏の間は花火大会以外でも、気軽に浴衣を着てお出かけしちゃいましょう。

浴衣を着ての街歩きは、風情もあります。

最近は浴衣を着ていくと割引などが受けられるサービスもあるので、チェックしてみてください。

・お化け屋敷に行ってみる

暑い夏の夜に怪談話を聞いて、ひんやりとした空気を味わう。

昔から暑さをしのぐために、夜部屋を暗くしてちょっと怖い体験を聞く文化があります。

しかし現代はそれを体感できる場所があります。

お化け屋敷は冷房も聞いていますし、遊園地での夏のイベントの1つです。

最近ではリアリティを追求した本当に怖いお化け屋敷もあるので、チャレンジしてみては?

・プールで楽しむ

海と並んでプールの夏の娯楽の1つ。

屋外のプールだけでなく、全天候型の屋内プールなら、雨が降っていても気になりませんね。

また、最近はナイトプールが充実している施設も多くあります。

ライトアップされた幻想的な空間は、昼間のプールとは全く雰囲気が違いますよ。

屋外プールでも、ナイトプールなら日焼けを気にせずたっぷり遊べるのも嬉しいですね。

・図書館で過ごす

夏休みを図書館で過ごすのは、子どもや学生だけではありません。

ゆっくり時間が取れる夏休みだからこそ、大人も図書館を利用してみましょう。

大人の学び直しも話題になっていますよね。

様々な本がたくさんある図書館は学び直しの第一歩と言えるでしょう。

施設によっては無線LANが使えるなど、現代のデジタル化に対応しているところもあります。

いつもと違う環境で集中して学びをしてみるのも素敵な夏の過ごし方と言えますね。

伝統文化と五感をフル活用!暑い夏を快適に!

手持ち花火

夏休みの意味から過ごし方までご紹介してきました。

酷暑という言葉が出るほど、最近の日本の夏の暑さは年々厳しくなってきています。

しかし、子どもだけでなく大人も夏休みが楽しみなのは今も昔も変わりません。

昔から日本人は様々な工夫で、夏の暑さを乗り越えてきました。

食べ物や着るもの、音や景色で暑さをしのぐ知恵は現代にも生かされています。

伝統文化を楽しみつつ、五感をしっかり使って、暑い夏も楽しく過ごしてくださいね。

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