最近、何かと話題の着物男子!
男性の着物姿って、セクシーですよね♡ ちょっと惹かれませんか? 男性だけじゃなく、もちろん女性も!日本人には、やはり和服は似合いますよね♪
それでは、おしゃれに和装を着こなし出掛けましょう!
あれっ? 履物は…⁉︎
下駄は分かるんだけど…草履と雪駄って何が違うの? なにと合わせたらいいの?
と、お悩みの方もいるはず! そんな疑問にお答えします!
草履って、どんなもの?
草履(ぞうり)とは、日本の伝統的な履物です。 元々はその名の通り、草を使用していました。鎌倉時代から普及し、江戸時代には、履物といえばほとんどが草履でした。明治時代以降に洋装と共に靴が普及するまで、日本では一般的に使われていました。
・歯はなく平底で鼻緒がついた履物
・裏底にはクローム革(牛革・クロムなめし・タンニンなめし)を裏打ちしている
・底の重ね芯は何枚も重ねられている
・底が厚いほど正装向き
・ 素材は、わら・いぐさ・竹皮などや、ビニール・コルク・ゴムなどがある
最近では和装用以外に、ビニール製や布草履など、おしゃれな履きやすいものも出回っています。シーンに合わせて使い分けると楽しいですよ♪^^
雪駄って なあに?
雪駄(せった)は大きく言えば、草履の一種になります。
「雪踏」と表記されることもあり、文字通り、雪の上を歩くものとして考案されたものです。積雪時や水を打った地面を歩くため、防水性能を持たせたもので、考案したのは、あの・・茶人「千利休」だと・・・!!!!
・表面が竹の皮やシュロ、籐などで編まれているもの
・表と裏革の間に「重ね芯」が挟まれ、この枚数が通し芯1枚、半月2枚、合計3枚以下のもの
・皮底のかかと部分には「後金」とよばれる金属製の鋲を打ち付けてある
・裏に革を張ってあり、傷みにくく湿気を通しにくい
雪駄で歩くと音がするため、江戸時代の町奉行所の同心は雪駄を履いて、存在を知らしめていました。この音こそが、江戸の粋なんでしょうね!
今でも、この音を好む方も多いです^^ また、最近では、底がウレタン素材の物なども多く発売され、和装以外の日常や室内履きにも愛用され、履きごこちと使いやすさは一番ですね!!
雪駄・草履・下駄…フォーマルなのは一体どれ?
さてさて、履物の構造、歴史がわかったところで、雪駄はどんな時に履いたらいいの?どれが一番フォーマルなの?・・って悩みませんか? これを分かっていないと恥をかいちゃいますよf^^;
それぞれの格式の高さですが、下駄 < 草履 < 雪駄 となります。
現代で言うと、
下駄 = 普段履き = スニーカー
草履 = フォーマル = カジュアルな革靴(厚みが増すごとに格が高くなっていく)
雪駄 = 最もフォーマル = 内羽根靴ストレート・チップのような革靴(正装時)
と言ったところです。
それぞれ使うシーンに違いがあります。行先によって使い分けてください。
基本的にこの順番で覚えておいてくださいね☆
和装履物の合わせ方
では、具体的にどの着物に何を合わせればいいのでしょう?
下駄・・・浴衣に合わせるのが一般的で、普通、足袋をはかず素足で履きます。右近下駄や草履型などは、小紋などカジュアルな着物に合わせることも出来ます。その場合は足袋を履きます。
草履・・・振袖や留袖、訪問着など、フォーマルな着物に合わせます。
雪駄・・・基本的に男性が履くもの 鼻緒の色や素材で浴衣からフォーマルまで幅広く使用可
それぞれにルールがあり、着物と行先に合わせて履き替えましょう!
このポイントだけ押さえておけば、あまり堅苦しく考える必要はないですよ☆
履き方のポイント
鼻緒のあるものって、普段から履きなれていないと足が痛くなりますよね⁉︎
私も経験ありますよ~! でもこれって、靴と同じで自分に合っていないだけなんです。
自分に合っているものを選べば長時間履くことも可能です。足を痛めないためにも、ここで選び方と歩き方のコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください♪
【選び方】
和装の履物は靴とは異なり、フリーサイズになっています。
・少し小さめのサイズを選ぶ(踵を出して履くものです)
・履いてみて踵が痛くならないような出方が良い
・鼻緒は柔らかくふっくらしたものを選ぶ
【歩き方のポイント】
・ 履くときに足の指を入れ過ぎない(痛くなりますよ!)
・下駄は先端が地面に着くように倒し、爪先で蹴るように歩き、2枚の歯で着地する
・草履は前に重心おき、台の真中辺りから着地する
・下駄や草履は引きずらない
・雪駄は基本的に同じだが、あえて引きずって鋲の音を立てながら歩くと雪駄らしい
・小股で歩く(着物ですので自然に歩幅は狭くなります)
足に合っていないと、痛くなりますので、必ず足に合ったものを選びましょう!
草履の履き方の動画です。参考にしてください。
和の履物 始めましょう!
・草履…わらやい草、竹皮・ビニールなどの素材で底の重ね芯が多い
・雪駄…竹の皮やシュロ、籐などの素材で、重ね芯が3枚以下の物 かかと部分には「後金」とよばれる金属製の鋲ついている
・格式の高さは 下駄 < 草履 < 雪駄
・下駄・・・浴衣
・草履・・・振袖や留袖、訪問着など
・雪駄・・・基本的に男性が履くもの浴衣からフォーマルまで幅広く
・履き方ポイント・・・鼻緒に足は入れ過ぎず、踵を出して前に重心を!
最近では、オシャレで気軽に履ける草履などもたくさん出回っています!ジーンズには雪駄もオシャレですよね!まずは自分に合ったものを探して、どんどん楽しんでください♫
ただし、草履や雪駄はお断りの施設も増えているようですので、くれぐれもごご注意を!
やはり、世界に誇るジャパニーズスタイル「着物」ですね^^
ぜひ着物に合った履物で、綺麗に、そして粋に着こなしましょう☆