お寺や昔からあるお仏壇、葬祭会場などのお線香立てには、既にたくさんの灰が入っていて、当たり前のようにお線香を立てることができますよね。
しかし、いざ自分で新たしいお線香を立てようとすると・・・
「お線香立ての灰がないから立てられない!」なんて状態もあります。(滅多にないけど…笑)
そんな時、自然に思うことは、
「お線香立てにはどんな灰を使えば良いの?」
「お線香を立ての灰はどこに売っているの?」
「灰の代わりに代用できるものはあるのかな?」
意外とわからないものですよね…(^_^;)
この記事では、そんないざという時に役に立つ情報をまとめてみました☆
もし(滅多にない)そんな状況の人のお役に立てたら嬉しいです^^
お線香立てに入れる灰の種類
お線香立てに入れる灰のことを「香炉灰」と言います。
お線香立てに使われる香炉灰にはいくつかの種類があります。
それぞれの特徴をご紹介しますね!
【珪藻土灰(けいそうどばい)】
珪藻土とは、藻類の一種の珪藻の殻の化石からできる堆積物で、それを燃やした白い灰が珪藻土灰です。お線香立てとしてポピュラーな灰です。
【藁灰(わらばい)】
藁を燃やして作った灰です。軽くて通気性が良いため、お線香が燃え残りにくく、お線香立てに最適です。
【菱灰(ひしばい)】
ヒシの実の殻を焼いて作った茶褐色の灰です。香炉で使用されることが多い灰です。
それぞれのお値段の相場を比較すると、珪藻土灰 < 藁灰 < 菱灰 といった感じです。
珪藻土灰で十分ですが、藁灰の方がお線香が燃え残りにくいため、お手入れが簡単という方もいます♪
それぞれの特徴を知って、お好みの灰を見つけてくださいませ^^
お線香立てはどこに売ってるの?
お線香立てや焼香炉にいれる香炉灰は、
・仏壇、仏具店
・ホームセンター
・100円ショップ
などで売っています。
仏具店やホームセンターは何となく思いつきそうですが、100均にも売っているのは意外に思う人もいるかもしれませんね^^
普段、意識をしていないと気づきませんが、お線香立ては身近なお店で購入できるのですね〜(*´ω`*)
そして、現在はインターネットで購入することもできますので、新しくお線香を立てる際は忘れずに用意しましょう。
今はインテリアにもなりそうなこんな可愛らしい線香立てもあるんですよ☆
家にあるものでお線香立ての代用ができる!?
「香炉灰がない…。でもすぐに必要!」
こんな時は、家にあるもので香炉灰を代用することもできます☆
【小麦粉 & 塩】
小麦粉と塩なら、どこのご家庭にも必ずあると思います。
小麦粉と塩を1:1で混ぜるだけです♫
しかし、灰に比べて水分を吸収しやすいため、
・お線香が燃え残ってしまう
・燃え残ったお線香が固まり、お線香が立てづらくなる
・水分でお線香立ての器(香炉)が傷みやすい
といったデメリットもあります(>_<)
小麦粉&塩はあくまでも代用で、専用の香炉灰を購入されることをオススメします(^_^;)
お線香立ての灰のお手入れ方法
しばらく使っていると、
・お線香が立てにくい^^;
・灰の量が多すぎて燃え残りが気になる(>_<)
という状況に出会います。
そんな時は、お線香立てのお手入れをしましょう☆
【燃え残りを取り除く】
お線香の燃え残りが気になる場合は、それを取り除きましょう。
【網で灰を濾(こ)す】
お線香が立てにくい場合、お線香の燃え残りや灰が固まってしまっている可能性があります。専用の網で灰を濾しましょう。
濾すと異物のない通気性の良い灰になるため、お線香が燃えやすくなります♪ ちなみに…網がない場合などは、いらなくなった茶こしなどで代用できますよ^^
【灰を捨てる】
灰は花壇や畑に捨ててしまって大丈夫です。花壇などがない場合は、燃やすゴミとして捨てましょう。
以上が簡単なお線香立てのお手入れ方法です。
お手入れをする際は、まわりに灰がフワフワと舞い散らないよう丁寧に行ってくださいね^^
お線香立て「香炉灰」のまとめ
意外と知らない!? でも、いざという時に必要なお線香立ての情報をお伝えしました。
お線香立て = 香炉灰 にはいくつかの種類があり、それらはホームセンターなどの身近なお店で手に入れられます。店舗などに行く時間がない方はインターネットでも購入が可能です。
もしも緊急時(!?)や香炉灰が手に入らない時は、小麦粉と塩で代用が可能です☆
こんな身近なもので代用できるとはビックリですね!
お線香立てについて知り、いざという時に焦らず落ち着いて、気持ちよくお線香を焚いてくださいね^^