夏のデートの定番と言えば、なんてったって「花火大会」ですよね(≧▽≦)
ドーンと豪快な音が響き渡って、夜空に色とりどりの光の華が咲く。
これぞ「日本の夏!!」って感じですし、特別なデートの雰囲気を醸しだします♪
そんな「花火大会」に何を着ていくか? やっぱり、女性も男性も浴衣ですよね!
洋装より浴衣の方が非日常というか、さらに特別な感じがしますし、情緒がある気がします。
男性なら甚平もありですね☆
普段着ることのない、浴衣や甚平で特別感がグッとアップします。
夏にしかできない、特別で贅沢なファッション!
思いっきり楽しんで、とっておきの夏の思い出を作りたいものです^^
「モノトーン地で大きな柄がいいかな♪」
「レトロ調かな♪」
「それとも紺地に落ち着いた柄かな♪」
浴衣だけじゃなくて帯や髪飾り、小物も新しく新調して浴衣コーディネートを楽しみたいなと思っている方も多いかもしれませんね。
でも、折角コーディネートもばっちり決めても、足元がサンダルで決まってなかったり、慣れない下駄をはいて靴擦れならぬ、下駄ズレ起こして痛々しく歩く姿はカッコ悪い…。
そこで今回は、普段の生活ではなかなか履かない“下駄”について、浴衣に合うこれだけは押さえておきたい種類と、その特徴&下駄ズレ防止のためのマル秘テクニックを併せてお伝えします。
駒下駄
女性用、男性用共に二本歯の下駄の基本形です。
駒下駄は、もっとも歩きやすいと、言われています。
初めて下駄を履く方にはお勧めしたい下駄です。
下駄は鼻緒を足の親指と人差し指で摘まむようにし、踵をだして浅く履くのが『粋』とされています。
そして前に倒すようにして歩きます。
下駄の高さと、底裏の歯の位置が前に倒しやすいため歩きやすいのです。
基本形と言われるだけあって、形の違い、塗りや焼きなど選択肢の幅が広いのが特徴です。
少し履きこんでから、グンと履きやすくなるのも特徴です。
のめり
二枚歯の前歯がナナメに切り出された形状の下駄です。
駒下駄は少し前歯が減ってから歩きやすくなるのに対し、のめりは新品でも自然に前が下がるので、アスファルトの上でも歩きやすく、疲れにくいです。
「のめり」の種類は主にふたつあって、一般的なのは「千両下駄」と言われるものと「後丸(あとまる)」と言われるものがあります。
「千両下駄」とは前歯がナナメになっていて、後ろの歯は駒下駄の様になっているものをいいます。
千両役者が、好んで履いていたという下駄です。
今でも、役者さんが好んで履くようで、底裏の前歯が斜めになっているので形が良く、見栄えが素敵です!
「後丸」とは別名「小町」とも言われ、前歯がナナメになっていて、後ろの歯も台の形通りに丸い歯が付いている下駄を指します。
「小町」は結婚前の若い子に履かれた下駄です。
駒下駄に比べると、前歯がナナメについているだけでなく、後ろにも台に沿って丸くついているので、木の量が多く重いです。
でも持ちは抜群に良いです!
自分に合ったものを目付けられれば長く履くことが出来ます。
アチコチ出かける機会の多いアクティブ女子向きかもしれません。
右近
草履のような形状をした、高さの無い下駄を言います。
サンダル感覚で履けるため違和感なく履けるのが特徴です。
駒下駄のような高さがなく接地面積も広いため履きやすいと感じる方も多いようです。
最近では裏にゴム底が貼ってあり、足への衝撃を和らげてくれたり、滑りにくくしてくれてより履きやすくなっています。
しかし、形状的に前に倒して履くことが出来ないため引きずるような歩き方になり易いのが特徴です。
台の素材の違い
【塗り】
下駄は主に桐でできています。
その台に、黒や朱の漆を塗ったものを「塗り」と言います。
水をはじき、汚れも目立ちません。
【白木】
桐の素材を生かした最もシンプルな仕上げかたです。
吸汗性、吸水性があり履き心地が常にサラッと気持ちよく、滑りにくいのが特徴です。
素足で履くと足の跡が付きやすいので足袋を履いて履くのがおすすめです。
【焼き】
桐台の両面を焼いて、木目の美しさを挽きたてたものです。
焼き色の付いた台は汚れが付きにくく、素足で履いても汚れが気になりません。
普段履きとしても活躍できるので気軽に履ける仕上げ方です。
【鎌倉掘り】
台に鎌倉彫りを施した高価な下駄で、柄の種類も豊富です。
基本的には一色ものですが、中には多彩に塗り分けた物もあります。
下駄を履いて出かける前に♪
新しい下駄は、鼻緒が固いし、前坪(指で挟むところ)がきつくなっているので、鼻緒を揉みほぐして硬さをとっておいたり、前坪を上に引っ張り上げるようにして広げるのが良いです。
鼻緒の裏側にベビーパウダーを叩いておくとサラサラ効果で鼻緒と皮膚が直接こすれないので皮膚の負担が減りますよ♪
あと、あらかじめ鼻緒ズレやマメが出来ない様に絆創膏や肌色のテーピングで摩擦からガードしておくのも、痛くて歩けないという最悪の事態は避けられるので良いです。
下駄を履いて浴衣デートを楽しもう♫
普段は洋装が多い現代ですが、特別な時は浴衣や着物姿も良いですよね♪
カランコロン鳴らして、お出かけなんて素敵です♡
痛み防止の対策もしっかりしておけば、楽しい時間を一緒に過ごすことが出来ますよ。
夏の花火大会の日程片手に予定をたてましょう☆