花火大会等の時、街には浴衣姿の人が溢れかえります。
若い女の子達の華やかな装いが実に目に楽しい!
着物は着ない人でもそういう時に浴衣を着たりしますよね。
着物と浴衣、見た目は似てるけど、どう違うんでしょう?
今さら聞けない系のこの疑問、色々まとめてみました(`・ω・´)
①用途が違います
もともと浴衣はお風呂上りに着て、涼んでくつろいでそのまま寝ちゃえる着物だったんですね。
あくまで自宅でくつろぐ際の衣服ですので、お出かけなどには用いられませんでした。
昭和40年代くらいまでは浴衣を寝巻として着る人も多かったと思います。
現代ではお祭りや花火大会の定番お洒落着になっていますよね。
本来は浴衣で外出するものではないのですが、花火大会や夏祭りは、夕涼みの延長として扱われる”例外”なのだそうです。
普通の着物と違って、浴衣はあくまで「くつろぎ着」扱いで、正装にはなりませんのでお出かけ先には気を付けましょうね☆
②着方が違います
着物を着るときは、肌襦袢を来て〜、長襦袢を着て〜、着物を羽織ったらあちこち縛って〜、とにかく着付けが大変ですよね(;’∀’)
浴衣はその点ラクチンです。たぶん初心者でも自分で着られますよ。本来素肌のまま着るものですから襦袢の準備もいりません。専用の肌着もありますが、キャミソールなどでも十分です( ≧▽≦)b
着物はそう洗えませんから、素肌が当たって汚れないように着ます。
襦袢や半襟でがっちりガードして着るのが着物で、素肌でOKなのが浴衣です。
浴衣の時に使用する帯は半幅帯と男性はへこ帯です。
着物の時は袋帯や名古屋帯が主に使われます。幅が太くて絢爛なやつです。
着物の時も半幅帯を使う事がありますが、普段着などのラフな場面になります。袋帯、名古屋帯に比べて半幅帯は結ぶのも比較的簡単だと思いますので、是非チャレンジしてみてくださいね。
また、着物の時は足袋を履きますが。浴衣の時は基本的に素足です。
可愛い下駄と生足踝のコラボレーションです(*ノдノ)
浴衣の着方を面白くわかりやすく解説している所があったので紹介しますね♪
⇨http://shitate.org/yukata-kikata/
様々な半幅帯の結び方も紹介されていますのでオススメです!
③素材が違います
着物は礼装だと正絹、外出着等だと綿や麻、ウールなどありますが、夏向けの単(ひとえ)の着物じゃなければ普通裏地がついています。
単の着物でも、浴衣に比べればしっかりした生地のものが多いと思います。
浴衣の素材は木綿が主で裏地のない仕立てになっています。軽やかな布地で出来ているものが多いので、透けてしまわないように注意しましょう。保温性はもちろん無いので、外で着られるのは夏場限定ですね^^
着物は素人が洗うと色落ちや型崩れの危険がありますが、浴衣は結構自分で洗えたりします。量販店で売っているものならば、洗濯表示がきっと付いてると思いますので確認してみて下さいね。
もちろん、自分で洗えるといっても洗濯機でジャブジャブ洗っちゃだめですよ!笑
基本は手洗いで優しく扱ってあげて下さいね(o´・ω-)b
④お値段が違います
着物って新品で購入しようと思ったら、それなりの覚悟が必要ですよね。
数万円から、上を見たらキリがないのが着物の世界です(;’∀’)
浴衣はどうでしょう?
ひと時に比べて夏のお洒落としてすっかり定着した昨今では、シーズンになると大型店等で浴衣の特設コーナーができたりします。
安いのだと1980円とかからあるんじゃないでしょうか。
帯から下駄までフルセットで1万円なんていうのも見ますね。
そういうのは大体がプリント生地の大量生産品だったりするのですが、専門店で購入する伝統技法の浴衣でも、着物ほど高いものはありません。せいぜい2万円~数万円程度だと思います。
量産品は若い方向けのデザインが多いですし、大人の女性ならばシックな藍染など一枚欲しいところ(*´艸`)
つまり浴衣って?
さっくり言ってしまうと、浴衣も着物の一種なわけなんですけどもね(ノェ`*)
いろいろと違いをあげてきましたが、つまるところ、浴衣は「着物よりラクに着られる」「室内着」扱いということです。
ならば、ほんとに「室内着に浴衣」いかがでしょうか(`・ω・´)
温泉ホテルや旅館では浴衣がデフォルトですよね。女性向けに可愛い浴衣を選ばせてくれる所も多いです。
いわゆる「温泉浴衣」って小難しい着付けがいらないんですけども、そういう「温泉浴衣」が結構色々売ってたりもするんですよ!可愛いデザインも色々あります☆
もっと気楽に着られますしオススメですよ~♫
お風呂上りに浴衣でビール! そりゃ〜たまりませんよ♪(*/∀\*)