現代のように物が豊富ではない時代、子どもたちは竹を使って遊びました。
竹トンボ、水鉄砲、竹馬などは懐かしい玩具です。
中でも竹馬は、バランス感覚と技術を要する遊び。
そこで今回は、竹馬は何歳から始めるとよいかを調べてみました!
竹馬の目安は3歳から
市販の竹馬は、対象年齢が3歳以上を目安に販売されています。
歩き始めたばかりの子どもや、歩くことに慣れていない年齢では危険が伴います。
転んでも自分で起きられる、元気に飛んだり跳ねたりできる年齢まで待ちましょう。
幼児は頭の方が大きく、体とのバランスがとれるようになるまでに時間がかかります。
子どもの時に怖い体験をすると苦手に感じてしまうこともあるので注意しましょう。
好奇心が盛んで、おもちゃに自分から興味を示すようになる年齢に始めるのが適期です。
竹ぽっくりから始めてもいい
竹馬に乗れない小さい子どもでも乗れる、竹ぽっくりと呼ばれる遊具があります。
筆者も父に作ってもらい、実際に遊んだ記憶を思い出しました。
材料は竹でなくてもよく、空き缶(スチールなどの硬い素材)に穴を開けて紐を通すだけです。
紐を手に持って、竹(空き缶)の上に足を置き、一歩ずつ歩きます。
慣れてきたらケンケンパや、円を書いたところを歩くなど、子どもたちが独自に遊びを考えることも。
小さな子どもは高さを低く、幼稚園以上の子どもは少し高さのある物を作るとよいでしょう。
兄弟で竹ぽっくりに乗って、鬼ごっこをしても楽しいですよ♪
幼稚園・保育園児は竹馬OK!
幼稚園から小学校に上がる頃には、本格的な竹馬も乗れるようになります。
実際に、幼稚園や保育園の運動に竹馬を取り入れているところもあります。
3歳、4歳~5歳、5歳~6歳と、年齢に応じた竹馬も販売されています。
市販の竹馬は、滑り止めのゴムが付いており、握りやすい工夫がされています。
また、補助足が付いた竹馬もあるので、用途に合わせて選んでください。
お兄ちゃん、お姉ちゃんの竹馬姿を見て、自分も竹馬に乗りたい!と言う子におすすめです。
竹馬に乗るのは裸足がいい?
裸足は地面の感覚が直に伝わるのでおすすめですが、靴を履いていても問題はありません。
ただ、現代の子どもは裸足になる場面が少ないので、竹馬は裸足を体験するよい機会になります。
昔は竹でできた竹馬に素足で乗るのが一般的でした。
竹馬の歴史については下記の記事を参考になさってくださいね。
遊ぶ場所に注意!
竹馬で遊ぶ時は、芝生や整地された場所で、転んでも足をケガをしない場所を選びましょう。
靴を履かない開放感を味わえる他、脳への刺激も与えるので良い教育になります。
竹や木材など自然の素材の竹馬を使う場合は、やすりをかけ、棘などが刺さらないよう注意します。
また、子どもは遊びに夢中になると、周囲の危険に気付きにくい事があります。
車の往来が多い場所や、自転車が通る道では遊ばないように注意してください。
子どもが竹馬に乗っているときは目を離さず、できれば大人が付き添ってあげましょう。
竹馬がもたらす効果
竹馬はバランス感覚が身に付く遊びです。
バランスを上手に取るうちに、体幹が鍛えられます。
体幹が鍛えらると、姿勢も良くなり、長時間イスに座っても疲れにくくなります。
バランスを取ることで、腹筋と背筋が鍛えられるため、猫背防止にも役立ちますよ。
現代の子どもはゲームなどの画面を眺めたりして、猫背気味になる子どもが増えています。
月に数回でもよいので、体を使った昔ながらの遊びで体幹を鍛えましょう!
竹馬検定を目指すのもおすすめ!
子どもは目標を立ててあげると、成果を出すために努力するようになります。
ただ竹馬で遊ぶだけでも十分楽しいですが、竹馬検定を受けるのもおすすめです。
小学校で独自に検定を設けているところもあります。
県や市町村で行っていることもあるので、お住まいの地域で探してみましょう。
また、竹馬工房というサイトでは、10級から達人までの級が記載されています。
こういったサイトを利用して、家族で競ってみるのも楽しいと思います☆
竹馬に慣れさせるには
中には上手にバランスが取れず、竹馬に乗ることを怖がる子どももいます。
そんな時は、竹馬と同じ高さの踏み台を準備してあげましょう。
踏み台の上で、片足立ちをしたり、両手を動かしたりしながらバランス感覚を養います。
踏み台昇降も効果的です。
竹馬も乗る、降りるの動作が必要になるので、踏み台昇降はその練習になります。
慣れてきたら、大人が補助をしてあげながら竹馬に乗る、降りるを繰り返します。
感覚さえ掴んでしまえば、子どもはみるみる上達します。
大人の方が恐怖心が勝ってしまい、乗れなかったりすることもありますよ☆
一緒に遊びを考えてあげるのも効果的
子どもの想像力は、大変豊かです。
新しい遊び方を考える天才といっても過言ではありません。
考えることは知力を養う上でも役立ちます。
大人と一緒に考えることで思い出作りにもなり、より良いアイデアも生まれます。
何歳になってもできる竹馬、お子さまとぜひ一緒に楽しんでくださいね♪