これまで「しゅうかつ」といえば、就職活動を差す略語が一般的でした。
近年、しゅうかつは、終活という、人生の終わりを迎えるための活動という意味も登場しました。
とはいえ、就活は若い人たち、終活は高年齢層…ということではありません。
今回は、全世代の人を対象に、終活の大切さをご紹介したいと思います☆
終活に年齢は関係ない
自分はまだ若いから、終活を考えるのは早いよね。
人生の終わりを考えるのは、なんだか縁起が悪そう…。
いえいえ。
終活の準備を始めるのに、年齢は関係ありません。
誰しも、いずれは人生を終える時がやってきます。
その「時」は、自分では選べません。
あとで、あぁしておけばよかった…という後悔をしないために、終活をするのです!
捨てておけばよかった、仲直りしておけばよかった…などは、早く解決した方がいい問題ですね♪
あそこに隠しておいたんだよなぁ…と、思うものなど、ありませんか?
終活の準備はいつから始めればいい?
思い立ったが吉日という言葉があります。
物事を始めるには、思い立った時が始め時という意味です。
年齢に関係なく、人生の節目や、今必要と思うタイミングで終活をしてみましょう。
おひとり様も、ご夫婦の方も、それぞれ自分のタイミングで大丈夫。
あれも、これもと難しく考える必要はありません。
例えば、進学や一人暮らしを機に、ランドセルの処分方法を考える、撮りためた写真の整理をするなど。
これも終活の一種です。
人生は続くのですから☆
ライフプランを書き出してみよう
具体的には考えられない…という方は、自分が理想とするライフプランを書き出してみましょう。
まずは大まかに、○歳の時に入学、○歳で就職、○歳に結婚…といった具合に、予定を書き出します。
ここでのポイントは、大まかに書きだすことです。
○歳頃にこんなイベントがあるなぁと把握することが目的なので、大まかで大丈夫♪
自分の理想のライフプランを書き出すことは、頭の中を整理する上でも役立ちますよ。
問題を考える時期を書き足す
その後、書きだしたライフプランに、必要になるものや、不要になりそうなものを書き足します。
重要なのは、○歳の頃に、この項目について考える、ということを書き足すことです。
進学や就職の時期は、生活に何が必要で、費用はどのくらいかかるか。
結婚や育児中は、保険やマイカー、住宅など。
働き盛りから定年までは、趣味や仕事に必要なものと、不要なもの。
定年後は、健康や財産、不要なものの見直しなど。
人生の節目となる時期に、考えるべき項目を書いておくと終活がスムーズになります♪
具体的に終活はどんなことをするの?
終活で最も多いのが断捨離です。
親や知人から譲り受けたものや、使わなくなったものを自分の代で処分する人が増えています。
不用品を処分して、お金を得られたらもっと嬉しいですね♪
そのほか、財産分与、遺言、お墓、持家などについて考える方も多いです。
やっぱり高齢者向きの内容か…と思うなかれ。
若い世代でも、車や写真、思い出の品や趣味の用品などを手放す方も多いですよ☆
終戦後~昭和時代は、物を保有することに憧れる時代でした。
終活などはネガティブ思考だった時代です。
それが、突如訪れた新型コロナの影響で、おうち時間が増え、物の保有を見直す人が増えました。
物品であれ、家や車であれ、必要不必要は、当人にしか分からないものです。
早めに要不要を見極めることは、悪い事でもネガティブな事でもありません。
ポジティブな考え方で終活を捉える
終活は自分がいつでも心おきなく旅立てるための準備。
また、遺された人たちへの優しさでもあります。
自分がいない場所で揉めないように、処分にこまらないように、と指針を残すことで安心が得られます♪
何より、不要なものが減ることで家の中がスッキリとし、気持ちも楽になります。
人生を振り返りながら、未来の設計図を描くためにも役立つと、ポジティブに捉えて行動してみましょう。
日記を書くような気持ちで、自分のエンディングノートを描いてみてください。
人生の終止符が、自分の理想に近い状態になるなら素敵ですよね♪
専門家に相談するという手も
自分では考えることが難しいという方は、終活コンサルタントや司法書士などに相談する手もあります。
エンディングノートや、遺言書などの書き方を学ぶことができますよ☆
コンサルタントは、終活の考え方から、すべきこと、人生設計のアドバイスなどをしてくれます。
費用はかかりますが、悩んだりモヤモヤするよりは、思い切って相談してみるのも一計です。
人生は誰しも終わりがある
人だけでなく、可愛がっているペットや大切に育てている植物も、いつかは終わりがやってきます。
これは誰しも避けられない事実。
ならば、若くて体力があるうちから、ポジティブに終活の準備を始めましょう!
自分の人生に向き合うことで、より素晴らしい未来が待っているかもしれません♪