子供の頃の夏休みの思い出は、大人になっても覚えているほど楽しいものです。
夏休みに家族で旅行した場所や体験した事は、大人になった後でも両親と話すことがあります。
そんな夏休みでも「学校の宿題」だけは苦い思い出でした笑
筆者も例に漏れず、最後の1〜2週間で纏めて間に合わせるタイプだったので、大変だった記憶があります。
そんな夏休みの宿題の中でも一番苦労する、夏休みの自由研究と自由工作について本記事では説明します。
オススメなアイデアを3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
夏休みに工作をする理由
まずはそもそも夏休みの自由研究や自由工作を行う理由とは何かについて説明します。
子供の頃は、自由研究や自由工作をただ漠然と「課題」としてのみ捉えていました。
でもそもそもの目的って何か、大人になった今でもあまり分かりません。
自由研究や自由工作とは、子供が自分で日常の疑問からテーマを決め、自主的に研究、工作に取り組むことが目的です。
通常、日々の学校ではカリキュラムに沿って教員から授業を受けて学んでいます。
いわば与えられている情報を吸収しているのです。
一方で、自分の意思や疑問を持って何かを始め、取り組む中で情報を得る学習も子供に必要であると考えられるようになりました。
この「自主的学習」を夏休みの長期休暇を利用して行うのが、自由研究や自由工作です。
この自由研究や自由工作は学校によって課題の出し方が異なります。
テーマ設定から全て自由の場合も有れば、最低限のテーマのみ設定されている場合もあります。
今回はこの自主学習としての自由研究で最もポピュラーな方法の1つである「工作」に着目します。
もちろん工作以外でも課題提出が可能な場合もあるので、学校の課題の出し方を事前に確認しましょう。
夏休みオススメ工作3選
では次に、自主学習ができるという点で、「夏休みの工作」にオススメのアイデアを3つご紹介します。
1.世界初の有人飛行機「ライトフライヤー2号」の模型作り
まずは夏休みの工作の中でも最も人気のある、模型やジオラマ作りです。
この「ライトフライヤー2号」は人類で初めて人を乗せて空を飛んだ飛行機です。
その機体を自分で観察し、親とも協力しながら模型を作っていくことで飛行機への理解が深まります。
男子にはたまらない「飛行機」という乗り物で、しっかり飛行機の仕組みを学習できます。
また現在の飛行機に比べたら、構造がシンプルなので使用する素材も少ないです。
工作に使用する素材は小さな木材パーツのみなので、100均やホームセンターで揃えられます。
オススメは作成キットに頼らず、自主作成することです。
乗り物図鑑やその構造が書かれている本などを参考にしつつ、模写して作っていくと良いです。
作成しながら、その形状やパーツの意味が理解でき、作品自体も独自性を生みます。
工作が終わった後の達成感も抜群です!
もちろん子供の興味や性格に合わせて、工作対象を変えても良いでしょう。
その場合もできるだけ構造がシンプルで、学ぶ情報があるものを選ぶべきです。
2.家族で理想の家づくり「住宅模型作成」
次に2つ目のアイデアも模型作りになります。
しかし、テーマが異なり、日々身近で生活を支えている住宅の模型を作成します。
一見すると非常に難しい工作のような気がしますが、意外と簡単です。
工作ボードと紙、粘土、カッターが有ればすぐにでも取り掛かれます。
なにより家族内で理想の間取りや屋根や外壁などの仕様のアイデアを話し合うと盛り上がります♪
時間があれば、家具やその他の細かい部分にも着色等をしてこだわると愛着が湧きます。
合わせて間取りの設定理由や、外壁等への工夫を纏めておけば、住居に関する自主学習になります。
自分の生活により身近なので、子供が興味を持ちやすい工作で取りかかりやすさも魅力です。
3.夏の救世主の仕組みを理解できる「クーラー作り」
最後の3つ目のアイデアは、まるで理科の実験のような工作になります。
夏休み中、一番日常で目にするのはクーラーでしょう。
そんなクーラーを自主工作することで、クーラーの仕組みを学習できます。
また、夏休みの課題だからこそ、多くの子供達の関心を引くことができるテーマです。
下手したら教員の方が食い付きがいいかもしれません笑
これも材料はシンプルで、発泡スチロールの箱、USBの扇風機、保冷剤、モバイルバッテリーがあれば作成可能です。作り方が少し特殊なので、動画のリンクを貼っておきますね。
それぞれのお子さんにあった工作に取り組みましょう!
ここまで夏休みの工作について、その目的と具体的なアイデアを説明してきました。
最後に一つお伝えしたいのが、自由工作や自由研究の主役は「子供本人」であることです。
子供に教えているうちに親御さんの方が本気になってしまう…なんて事は結構あるあるです。笑
あくまでお子さんに対して出された課題ですので、親が主体となって進めては意味がありません。
テーマ選びや作成の補助は、親御さんも献身的に行うべきです。
子供本人の興味に合わせて、やる気を存分に引き出してあげましょう!