子供に人気の習い事と言えば、水泳、英語、ピアノ、サッカー、バレエ、体操、習字にダンス、変わったところではロボット教室に、プログラミング教室などなど沢山あります。
考え出すと選びきれませんが、幼い頃だからこそ日本文化に触れてみるのも、子供の将来を考えると一つの“手”ではあるとも思います。
この記事では、なんとなく”和文化”に興味はあるけども、なかなかその世界を垣間見れない珍しい(!?)日本舞踊の子供教室についてご紹介します☆
なぜあまり選ばれない? 日本舞踊の子供教室
“子供の人気習い事ランキング”を見ても、たいてい出てこない日本舞踊。(笑)
日本舞踊だけでなく、茶道や華道など“日本文化”を習う習い事は、残念ながら習字を除いてはあまり人気とは言えません…f^^;
グローバル化が進み、日本人でも今ではなかなか触れることのない日本文化。
その中でも日本舞踊はなかなか選ばれません。
その理由には下記のようなイメージや理由があるようです。
・敷居が高そう
日本舞踊と言うと“しきたり”が厳しく面倒くさいイメージがあります。
・流派がわからない
流派があり、どこで習ったいいのかわからない。
・着物を持っていない
着物を持っていないし、わざわざ買うのも…といった理由も多いです。
・お金がかかりそう
月謝も高く着物の準備や扇子などの道具代や発表会…とにかくお金がかかりそうなイメージ。
・将来役に立たたなさそう
舞踊家を目指すわけでなし、英語などと違って将来使えなさそう。
・何をするのかよくわからない
そもそもとして日本舞踊の知識がなく、イメージできない。
踊りを見ても何をしているのかよくわからない。
などなど、こんな理由で選ばれないことが多いようです(^^;)
先入観を持ちつつ、飛び込んでみる
何だかデメリットばかりが思いうかんでしまう“とっつきにくさ”が最大の弱点の日本舞踊、気持ちはすごくわかります(^^;)
私は子供たち二人に日本舞踊のお稽古をさせていますが、きっかけは娘の幼稚園での出来事。
年中組の時に、降園後の課外教室としていくつかある教室の中から娘が選んだのがたまたま“日本舞踊”だった、というだけでした。
一通り体験を終えた後に決めた事なのですが、まさかの反応に正直「え!?」と思いました。笑
絵画や体操、ピアノでも英語でもなく、「なぜ日本舞踊?」と、何度も確認したのですが、本人の意志は固かったのです(^^;)
後から思えば、娘はその頃かぐや姫にとても憧れていたので、月に帰る準備のつもりだったようです(^^;)
私も敷居が高い、面倒そう…などの先入観はありましたが、幼稚園の課外教室の一環だし、やめたくなったら“卒園”を理由にすればそんなに角も立たずに済むかな!?と飛び込んでみることにしました☆
とても素敵な優しい“和”の世界
娘はノリノリでしたが、私はちょっと身構えて見守ったお稽古初日。
生徒は娘を入れてたった3人の浴衣姿の女の子。
和服姿の気さくな先生の笑顔にほっとしました^^
初めてのお稽古ではまず、美しいお辞儀の仕方を習いました。
背筋を伸ばしてキチンと立ち、右足を半歩引きそのまままっすぐ座る。
両手を揃えて床につき、先生の顔を見てからお辞儀をする…。
一つ一つの所作を真剣に真似している姿は、とてもかわいらしく、頼もしくさえ見えたのを覚えています^^
先生はその後もずっと、とっつきにくいどころか、とても気さくに“子供の集中力はそんなに持たないから”と適度にしめたり、ゆるめたりしながら上手に教えてくださいました。
その後、幼稚園時代は親しみやすい童謡に合わせて踊り、小学生になるころには日本舞踊らしい長唄などでも踊るようになりました♪
そんな姉を見ていた息子も後を追うように、幼稚園に入園すると同時に日本舞踊のお稽古をはじめるようになりました。
面倒そうな世界だと思いましたが、飛び込んでみるとその全く心配なかったなぁと思います!
“さくらさくら”を踊るとこんな感じです!
メリハリの世界
子供の日本舞踊教室についてご紹介してきました。
改めて思うのは、一言でいうと舞踊とは“メリハリの世界”なのだと思います。
娘たちの気さくな先生も、お稽古中は厳しくスパッと指導してくださるし、いったんお稽古が終わると、ご褒美のお菓子を一人一人に手渡しながら笑顔で良かった点、直すポイントを端的に話してくださいます♫
踊りを通じて日本文化や所作、礼儀を身につけさせてくれるのが日本舞踊だと思います。
ぜひ多くの子供たちにも日本の良さを知ってもらい、広めるためにも経験して欲しいと願っています(^_-)-☆
あなたも日本舞踊、始めてみるのはいかがでしょう^^