寒い冬が終わり、気温も空気も爽やかに感じる春。
青々としたよもぎの若芽を見ると、草餅を想像してしまいます♪
よもぎは食用だけでなく、漢方やデトックスにも使われていることをご存知でしょうか。
今回は身近にある野草「よもぎ」を使った、よもぎ蒸しとその効果についてご紹介します☆
そもそも「よもぎ」とは?
よもぎはキク科の多年草で、餅草とも呼ばれます。
また、お灸に使う時はモグサと呼ばれます。
食用、薬草として古来より重宝されてきました。
生命力が強く、成長すると1~1.5mほどの背丈になります。
春菊に似た葉で、裏は白っぽく、ふんわりと薄い綿毛のような状態になっています。
スーパーではあまり見かけないので、知らない方もいるかもしれませんね。
土手やつくしやタンポポなどが咲く場所でよく見かけますよ♪
食用としても使われるよもぎ
筆者のよもぎのイメージは、よもぎ蒸し < 食用でした♡笑
祖母が作る草餅は、摘みたての新鮮なよもぎを入れて作ります。
摘んだばかりのよもぎは香りもよく、ワクワクしながら出来あがるのを待ちました。
また、母はよもぎの若芽で天ぷらを作ってくれます。
独特の苦みと香り、そしてパリパリとした食感がたまりません~♪
天然のよもぎは、猛毒を持つトリカブトの葉と似ているので採取には注意が必要です。
トリカブトは花の色が紫色なので花が咲けば分別できるのですが、若芽は似ています。
ただし、トリカブトはヨモギのような菊っぽい匂いがありません。
自信が無い方は知識のある人と採取するか、アプリを活用することをおすすめします。
よもぎ蒸しの歴史
よもぎ蒸しは元は韓国の民間療法々で、産後のケアに使われていました。
よもぎを入れてお湯を沸かし蒸気を皮膚などから吸収するか、燻して煙を浴びていました。
香りはハーブのようで癒しの効果もあり、蒸すことで体の冷えや炎症を抑える役目を果たします。
日本では、江戸時代には既によもぎを乾燥させお灸に使っていました。
アジアに広く自生するハーブ・薬草なので、さまざまな使い方ができる嬉しい野草なんですね☆
よもぎ蒸しの方法を知りたい!
よもぎ蒸しは、サロンで施術を受けるのが一般的です。
専用の道具を必要としたり、独特の匂いもあるので、豊富な知識を持つサロンでの施術がおすすめ。
方法は、マントや合羽のようなケープを被り、イスに座ります。
イスの下には、よもぎと漢方などを入れた壺があり、薬効成分を含んだ蒸気を下から立たせます。
その蒸気を肛門や陰部に当て、皮膚から精油成分を吸収します。
だんだんと体が温まり、発汗し、気分もスッキリとします。
施術を受けている時間は本を読んだり、音楽を聞いたりとリラックスしてくださいね♪
よもぎ蒸しは自宅でできる?
サロンに通うのはちょっと抵抗が…という方は、ご自宅でよもぎ蒸しができるセットがあります。
一式セットになったものから、必要な道具や材料だけ選んで購入することも可能です。
DIYが得意な方は、木を使って背もたれ付きの専用チェアを作ってみるのもおすすめです。
注意点は、よもぎを入れた器や壺からお尻までの距離を離すこと。
火傷や転倒によるケガには十分注意してくださいね。
よもぎを摘むタイミング
よもぎは桜の開花頃から夏に向けてグングン成長します。
春先の若芽は柔らかく摘みやすいのでおすすめです。
食用にする時も春先の若芽を摘みましょう。
乾燥させて使う方は、ある程度背丈が伸びたよもぎを刈り取り、逆さに吊るして干すという手も。
車通りが多い場所、犬の散歩が多い場所を避け、清潔なよもぎを選んでくださいね♪
女性には特に嬉しい効果に期待
よもぎ蒸しの効果として、冷え性、月経不順、子宮の働きを正常に戻すといった効果が期待できます。
ダイエットや発汗によるデトックス効果は、サロンや専門家によって意見が異なります。
体をじんわりと温め、よもぎの香りでリラックスする気持ちで施術を受けるとよいでしょう。
よもぎ蒸しは、もともと産後の肥立ちが悪い女性に対して行う、韓国の民間療法でした。
女性の体に効くという人もいれば、危険という方もいます。
初めてよもぎ蒸しを体験する方は、自己流ではなく、サロンで相談してから施術を受けましょう。
アレルギーがないか事前に確認を
よもぎ蒸しを体験する前に、ご自分に「よもぎアレルギー」がないか確認することをおすすめします。
筆者はよもぎの天ぷらや草餅を食べてもアレルギー症状は出ません。
が!!
よもぎの花粉に対してのアレルギーがあります。
アレルギーの有無は、耳鼻科や内科に行き、血液検査をしてもらうと判明します。
よもぎだけでなく、ひのきやブタクサなど他のアレルギーも分かるので、一石二鳥です♪
よもぎアレルギーがある方は、必ずサロンの方に伝えて相談してくださいね。
よもぎ蒸しの効果は人それぞれ
よもぎ蒸しが気になっているけれど、危険なのかしらと迷われている方もいるでしょう。
ネットで調べても良いという人もいれば危険、効果無しという意見もあります。
人はそれぞれ体質も、持っている疾患も異なります。
婦人科系の疾患治癒は、まず婦人科外来で相談し、よもぎ蒸しのことを相談してみてください。
ハーブの香りでリラックスする、体を温める効果を目的とする方にはよもぎ蒸しはおすすめです。
筆者のおすすめは、よもぎの若芽をお風呂にいれて香りを楽しむこと。
簡単なので是非お試しくださいねっ☆