近年、書道やペン字など、書道に関心を示す人が増えています。
書道は、美術品に匹敵する美しさを持つ、とても奥深い世界。
今回はそんな世界に身を置く、書道家の作品について調べてみました。
書道家の作品ってよく分からない…という方はぜひご覧ください。
有名な書道家
書道家は、書道を職業としている人をいい、書道の先生から、超が付く有名人まで選差万別。
一例として、有名な書道家を3名ご紹介しますね☆
相田みつを(あいだ みつを)/ 詩人・書家
この人は知ってる! 書道家だったんだ~ という方も多いのではないでしょうか。
作品の中では「にんげんだもの」という言葉が有名で、独特の作風を真似た作品も多くありますね。
相田さんの作品は、人間の生き方や命の尊さなどを、分かりやすい言葉で表現しています。
書の詩人、いのちの詩人とも称され、相田さんの作品を見て救われた、人生観が変わったという方も!
武田 双雲(たけだ そううん)/ 書道家
武田さんは熊本県出身の書道家で、元はNTT東日本の営業をしていたという異色の経歴の持ち主です。
女性社員の名前を代筆した際「初めて自分の名前が好きになれた」と、涙を流すほど感動されました。
その姿を見て、書道家である母・双葉さんに書道を習い、ストリート書家としてデビュー!
道行く人が希望する言葉を、路肩で力強く、大胆に書くスタイルは瞬く間に人々を魅了しました。
武田さんの作品は、大胆さと繊細さのバランスが絶妙で、書の持つ力を感じさせます。
代表作品は、NHK大河ドラマ「天地人」の題字や、スーパーコンピューター「京」のロゴなどが有名です。
岡西 佑奈(おかにし ゆうな)/ 書家・アーティスト
近年は女性の書家・書道家さんも多く活躍しています。
女性の書道家さんについては、こちらの記事も参考になさってくださいね♪
岡西さんの作品は「客を呼び込む文字」と称される魅力的な書で有名です。
お店の看板やプロダクト商品などにも起用されているので、目にした方も多いのではないでしょうか。
大河ドラマの題字を手掛けた書道家
NHK大河ドラマの題字は、書道家だけでなく、デザイナーや脚本家など、さまざまな人が手掛けています。
中でも特筆すべきは「真田丸」の題字を手掛けた、左官技能士の挾土秀平(はさど しゅうへい)さん。
挾土さんは、地元飛騨では有名な左官職人で、お弟子さんも多く、人を惹きつける魅力がある方です。
しかし、大河ドラマの題字を手掛けた人々としては、やはり書道家が多いですね。
少しご紹介しますと、
・2020年「麒麟がくる」:中塚翠涛
・2015年「花燃ゆ」:國重友美
・2014年「軍師官兵衛」:祥洲
・2012年「平清盛」:金澤翔子
・2011年「江」:菊池錦子
・2010年「龍馬伝」:紫舟
・2009年「天地人」:武田双雲
・2008年「篤姫」:菊池錦子
・2007年「風林火山」:柿沼康二
・2006年「功名が辻」:だんきょうこ
リストアップしてみると、やはり有名な書道家さんが続きます。
大河ドラマは一年を通して見るドラマなので、題字は重要ですよね!
書道家の作品は購入できる?
結論から言うと、購入は可能です。
書道家の個展、作品展や、オフィシャルサイトなどを通じて、購入したい旨を伝えます。
近年では、インスタグラムなどのSNSでも購入依頼できる書道家さんもいますよ♪
書道家の作品の価値は、美術品と同じで、欲しい人と作品を生み出す人の価値観が要となります。
書道教室のお手本を購入するとき、有名な書道家さんが書くお手本は数千円~数万円なんてことも!
書道家の作品 価格はどれくらい?
この書道家の作品が欲しいと思っても、気になるのが価格…。
書道家の作品の価格は、まさにピンからキリまでで、概ねとか、平均では言えない世界です。
購入したいけど価格が気になるという方は、制作の希望と依頼を書道家に伝えましょう。
希望を伝える項目としては、
・予算
・作品の大きさ
・書いて欲しい文字
・作品の表装(額縁やパネルなど)
・書いてもらう素材(色紙、表札など)
「こういうイメージの作品が欲しい」と具体的に伝えて、自分好みの作品を書いていただきましょう♪
書道家の作品を見るには?
お気に入りの書道家さんがいる場合は、個展やギャラリーを覗くのがおすすめです。
お気に入りの書道家さんがいない、欲しい作品が分からない方は、公募展などに足を運んでみましょう。
公募展では、多くの流派、会派の作品が並ぶので、自分の好みの作品が見つかる可能性が高いです。
また、普段は電車や車で通る道を歩いてみるのもおすすめ!
今まで気付かなかった、書道教室の作品やパンフレットなどが見つかることもあります♪
心が豊かになる書道家の作品
筆者は、日本人の美意識はとても高いと感じています。
小さくても、自分の好みの書を一つ部屋に飾れば心が穏やかで豊かになることも。
これを機に、ぜひお気に入りの書道家の作品を見つけてくださいね☆