妊婦は甘酒を飲んでもいいか

妊婦は甘酒を飲んでも平気?原材料から紐解く甘酒と妊婦の関係性とその栄養価

ほんのり甘くて、老若男女問わず飲める「甘酒

その歴史は古く、なんと古墳時代までさかのぼります。

江戸時代には夏も甘酒が飲まれていたほど、日本人にとって馴染み深い飲み物です。

誰でも気軽に飲める甘酒ですが、気になるのは、妊婦さんも甘酒を飲んでよいのかという点。

そこで今回は、妊婦と甘酒の関係と、甘酒の栄養についてご紹介いたします☆

甘酒の原料は何?

甘酒の種類甘酒の原材料は、主に米、米麹(こめこうじ)、または酒粕と砂糖です。

昔ながらの作り方は、米と米麹を用い、砂糖や添加物は入れません。

手間はかかりますが、時間をかけてデンプンを糖化させ、甘みを出します。

一晩かけて作ることから、一夜酒とも呼ばれます。

一方、酒粕を原料として作る方法は、酒粕と砂糖をお湯で煮るという作り方で、家でも簡単に作れます。

近年は、米麹で作られた甘酒と、酒粕で作られた甘酒のどちらも市販されていますね♪

甘酒にアルコール分は含まれているか?

気になるのはアルコール度数妊婦にとって一番気になるのは、甘酒にアルコールは含まれているのかという点でしょう。

結論から言うと、米麹で作られる甘酒はアルコールを含んでいません

対して、酒粕で作る甘酒には、酒粕に若干のアルコールが残ります

酒粕はお酒を絞る際に出た粕で、アルコールは約8%ほど残っています。

加熱したらアルコールは飛ぶと思われるかもしれませんが、実は5%前後、残るんです。

ただし、日本の法律では、アルコール分が1%未満であればソフトドリンクとして扱われます。

スーパーなどで販売されている甘酒の表示にも、アルコール度数は1%未満と記載されています。

妊婦は紙コップで提供される甘酒に注意

注意しなければならないのは、アルコール度数や作り方が記載されていない甘酒のアルコール分です。

例えば出店やイベントなどで、紙コップに入れて売られる甘酒は、製法やアルコール度が分かりません。

アルコールを控えたい妊婦さんは、お店の方に原料を聞くなど、確認して飲んでくださいね。

甘酒は栄養価が高い

冷やし甘酒甘酒は飲む点滴と言われるほど、栄養価が高い飲み物です。

江戸時代には甘酒で夏バテを防止したり、栄養ドリンク的な役割を果たしていました。

主な栄養素は、ブドウ糖、ビタミンB1、B2、B6、のほか、妊婦に必要な葉酸や食物繊維などです。

とくに葉酸は、胎児の脳や神経の発達に欠かせない栄養素です。

葉酸は、米麹・酒粕のどちらにも含まれています。

出産を迎える妊婦にとって、甘酒は、多くの栄養素を含む、優れた飲み物なんですね♪

自然の甘さがカギ!

砂糖米麹で作る甘酒は、一晩かけてデンプンを糖化させてできる甘味です。

つまり自然の甘さです。

酒粕で作る甘酒は、砂糖を加えて甘味を出します。

そして、使う砂糖にも種類があります。

砂糖は、白砂糖のほか、三温糖、てんさい糖、黒砂糖、人工甘味料などさまざまな種類がありますね。

家庭で作る場合、どの砂糖を使うかによっても甘酒の仕上がりが変わるということです。

そう、甘さも味も、作り方によって異なるんです☆

筆者は幼少期に、米麹100%の甘酒を飲んで、甘酒は美味しい物と記憶していました。

ですが、大人になって酒粕からできた甘酒を飲んだとき、あれっ?と、違和感を感じました。

のちに、甘酒には米麹から作られるものと酒粕で作られるものがあると知り、納得しました。

できれば妊娠中は、生成された砂糖ではなく、米麹の自然な甘みを選ぶことをおすすめします。

麹の種類と甘酒に適した麹

麹の種類かつての塩麹ブームのお陰もあり、麹も入手しやすくなりました。

麹は、米麹の他に、豆麹、麦麹など種類がありますが、甘酒に使うのは米麹です。

そして、生と乾燥の2種類があります。

生麹は常温保存できませんが、冷凍することができ、水で戻す必要もありません。

さらに力価(りきか)といって、デンプンを糖に変える力が強いので、甘酒にピッタリです。

待ち時間も楽しみな米麹の甘酒

米麹の甘酒酒粕を用いた甘酒に対して、一晩はかかる米麹の甘酒。

「すぐに飲みたいのにぃ~」と思う心を抑えて、我慢するだけの価値があります。

炊飯器を使って作る方法が有名ですが、共通する注意点は1点。

60度以上にしないこと!です。

麹は60度以上で死滅してしまう菌だからです。

いくつか作り方がある中で、筆者が比較的簡単だと思う作り方をご紹介します。

米麹の甘酒の作り方

【材料】
米:1合
生麹:400g(乾燥麹なら200g)
水:適量
温度計:100円ショップでも販売されています
炊飯器

【作り方】
①米を炊飯器でやわらかめに炊きます。(米1合に対し、水360ml程度)

②炊飯器に入れたまま、温度計をご飯に差し、水を入れながら温度を60度まで下げます。

③60度に下がったら、米麹を入れてよく混ぜます。

④炊飯器のフタをあけたまま、濡れたふきんを被せて発酵させます。

⑤途中、ふきんを湿らせて乾燥するのを防ぎ、8時間ほど待ちます。

⑥トロッとしたペースト状になったら完成です。

粒がない方が好みの場合、水を多めに加えるか、ミキサーなどで潰してください。

妊婦も甘酒を安心して飲める

妊婦も甘酒を飲もう少し手間はかかりますが、米麹を使って自分で作れば、妊娠中も安心して甘酒が飲めますね。

残った甘酒は密閉容器に入れて冷凍保存もできますよ。

一年中楽しめて栄養価も高い甘酒、ぜひ作ってみてくださいね♪




人気ブログランキング

おすすめ記事

  1. juggling bags game
    遠い昔、母がお手玉を披露してくれたことがありました。その時のお手玉の感触は…サクサク? ジャラジ…
  2. Nara tourism
    奈良県といえば「鹿」に「大仏」!「修学旅行で行きました」という方も多いハズ。しかし、奈良の魅力は…
  3. どんと焼きの由来って何?
    正月飾りの門松や注連縄って、飾り終えた後どうするか悩んでしまいます…そんな時に相応しい日本の伝統…
  4. 獅子舞
    お正月にはその年の幸福を願って様々な祝い事や行事を行うものです。初詣に参拝したり、おせちを食べた…
  5. Shrine visit Clothing
    赤ちゃんが無事に生まれてホッとするのは一瞬のこと(*_*)すぐに始まる忙しい育児に追われながら過…
  6. ひょっとこ福笑い
    お正月をイメージする遊びと言えば、羽根突きや福笑い、カルタ取りなど色々ありますね。でも最近は、昔…
  7. 花魁道中
    京都は観光やパワースポット、歴史の町としても大変人気のあるエリアです。お寺や神社、お店も多く、何…
  8. 今回は「生け花教室(華道教室)に興味があるけど、どうやって選べば良いの?(>_<)」とお…
  9. Moon viewing
    秋といえばお月見! お月見といえば「十五夜」少し涼しくなった秋の夜長に美しい月を愛でる、まさに日…
  10. 忍者ショー
    何処からともなく現れ、煙のように消える、神出鬼没の忍者たち。頭巾に顔を隠したミステリアスな姿は、…
PAGE TOP