重陽の節句の食べ物

重陽の節句の食べ物は美味しいものばかり!食欲の秋全開です♪

旧暦の9月9日は、重陽の節句と呼ばれる日です。

重陽の節句は、五節句のひとつで、五節句の最後の節句でもあります。

今回はそんな重陽の節句に食されている食べ物をご紹介いたします♪

重陽の節句で知られる食べ物

重陽の節句で知られる食事

1)菊酒

重陽の節句は、旧暦の9月9日に行われ、この頃は菊が開花することから菊の節句と呼ばれます。

重陽の日に、日本酒に菊を浮かべた菊酒を飲んで、厄除けや健康長寿を願います。

●本来の菊酒の作り方
菊の花を蒸して、花びらを器に移し、冷酒を注ぎます。

一晩置いて、菊の花の香りをお酒に移す方法が一般的です。

●簡単な菊酒の作り方
自分の好みの盃に、いつもより少し上品な日本酒などを注ぎ、食用菊を浮かべてみましょう。

黄色、白、ピンクなど、気分に合わせて、一輪の小菊を浮かべた杯は風流で、日本らしいですね♪

2)栗ご飯

重陽の節句の時期は、栗の収穫時期でもあります。

主に庶民の間では、栗ご飯を食していました。

お米の収穫時期とも重なるので、新米と採りたての栗で、美味しい栗ご飯を作りましょう☆

3)ナス料理

九州のお祭りに「長崎くんち」(長崎県)や「唐津くんち」(佐賀県)があります。

九日(くんち)にナスを食べると中風(発熱や頭痛など)にならないと言われています。

秋ナスは美味しく、人気がありますね♪

焼きナスはトロ~リとした舌触り、煮びたしは出汁を含んで美味しいですよね☆

少しアレンジして楽しむには?

ちらし寿司食用菊が手に入らない…という方は、アレンジ料理を楽しみましょう!

1)金糸卵

ごく薄い卵焼きを作り、なるべく細く切ります。

これを菊の花びらに見立て、ちらし寿司などの上に飾りましょう♪

秋鮭やイクラなどを乗せると、赤と黄色のコントラストが映えます。

少し手間はかかりますが、細切りにした金糸卵で菊の花を作ってみるのも素敵です☆

2)栗の代わりにサツマイモを使う

栗が入手困難な方は、代わりにサツマイモを使ってみましょう。

栗よりうまい十三里という言葉があるように、栗に負けない美味しい秋の味覚です。

色も栗に似ていますね♪

栗の皮を剥くより扱いがお手軽で、食物繊維も豊富。

面取りをして栗っぽく見せるのもおすすめです☆

菊って食べられるの?

菊って食べられるの?菊には、観賞用食用があります。

宴会料理などでは、黄色の小菊が飾られていることがありますね。

これは、食用の菊として育てられた菊なので、食べることができます♪

飾りだと思ってた…。

という方は多いと思います。

よくお刺身の盛り合わせに、菊の花がついてきますから。

サンドイッチに添えられる、パセリの存在に似ていますね(笑)

他に、お吸い物、天ぷら、和えものなどの食材として使われていますよ♪

あのハーブティーも菊だった?

カモミールティリラックス効果があることで知られる、カモミールティ

ガラスの容器に入った、白くて小さな可愛らしい花と、リンゴのような爽やかな香りが特徴です。

実はカモミールもキク科の植物なんです。

重陽の節句だけど、お酒は苦手…という方は、カモミールティを楽しむのはいかがでしょうか。

近年はスーパーや雑貨屋さんでも購入できるので、おうち時間におすすめです。

ご自分のお庭でカモミールを育てる場合は、種類がありますので、調べてから苗を購入しましょう。

自分で作るのは面倒!という方は

菊を型押しした最中重陽の節句の時期になると、和菓子屋さんでは菊をモチーフにしたお菓子が並びます。

抹茶を楽しむお茶会などで、季節のお菓子を出すこともあるので、需要が高いのです。

重陽の節句の時期は、栗を使ったお菓子も並びますね。

栗きんとんや栗寄せ、最中、落雁(らくがん)など、どれも美味しそうです。

菊の花一輪と、ススキを花瓶に飾り、好きなお茶と一緒に菊をあしらったお菓子を楽しみましょう☆

こんなアレンジも素敵!

菊の花ゼリー菊の花びらの色を活かすなら、手作りスイーツもおすすめです。

手作りといっても、混ぜたり、冷やしたりする簡単なものでOK。

1)菊の花びらゼリー

ゼラチンとジュースを使って、ゼリー液を作り、食用菊の花びらを入れて、型に流して冷やします。

菊の花びらを、まんべんなくちらすのがコツです。

ステンレスバットに流し入れて冷やしたあと、フォークなどで細かくしてもキレイですよ☆

2)菊の花入りパウンドケーキ

パウンドケーキは、材料が全て1パウンドという、分かりやすいお菓子です。

ちなみに1パウンドは、 0.453kg(約500g)です。

筆者は、小麦粉、砂糖、バターを全て100gで作ります。

卵は2個で約100gになればOKです。

あとは、材料を全てボールに入れて混ぜ、型に入れて焼きます。

バターは溶かしバターにすると、扱いやすい(混ぜやすい)ですよ♪

型に生地を半分流し込み、食用菊の花を並べ入れ、上から生地を流し込みます。

焼き上がったら、バターを塗り、トッピングで菊の花びらをちらしても素敵です。

アレンジで重陽の節句を楽しもう

重陽の節句で知られる食事なかなか耳慣れない重陽の節句

旧暦では9月9日ですが、新暦では10月なので、秋の行事にぜひ取り入れてみてください。

ハロウィンに代わり、日本古来のイベントが人気になるかもしれませんね♪

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