日本刀って、その青く澄んだ輝きに吸い込まれるというか、何だかわからないですが日本人のDNAに訴えかけるモノを持っていますよね!
そんな、不思議な魅力を持つ日本刀をいつか自分の物に・・・。な〜んて考えたりしちゃうのは私だけ?笑
私は、自分の家の床の間に日本刀が置かれているのを想像するだけでもワクワクしてしまいます♪
刀は日本古来の武器であり物騒なモノでもありますが、美術品として高価なモノを所有することで秘かな優越感にひたれるのです☆
「でも、日本刀っていくらくらいするモノなの?」
今回は、そんな日本刀の国宝級から庶民レベルまでのお値段をお教えちゃいます!
これを買えたら一生もの!国宝級編
国宝 大包平(おおかねひら)は、昭和42年(1967年)当時の文部省から6500万円という値段での池田家から買い上げられました。
今日世界遺産にも指定されている姫路城の修築を果たした安土桃山時代の武将・池田輝政の末裔の家です。
消費者物価指数の計算式では、[ 100.5(平成29年)÷26.7(昭和42年)=3.76 ] 約4倍です。
あくまで参考値ですが、単純に4倍したとして、現在の貨幣価値で2億6000万円です!Σ( ̄□ ̄;)
私の年収だと、生きている内には…(T^T)
最近の話では、2017年、新潟県上越市が上杉謙信の愛刀で国宝の「太刀無名一文字(号 山鳥毛)」の購入を断念するというニュースがありました。
所有者の言い値の5億に対し、上越市は評価額3億2000万の購入費として予算を組んでいましたが、交渉が決裂してしまったようです。
「日本骨董学院」の学院長さんの話によると、国宝の刀剣は1億円台が相場なので、3億2000万円は破格の値段らしいです。なんか億とかって、一般人には想像できませんよね… (^^;;あはは
ちょっと背伸びして自分だけの刀を!名刀級編
何をもって名刀と定義するかによって、価格にはかなり差ががあります。
重要文化財や国宝を作った刀匠の日本刀ですと2500万円~億近くが相場です。
価格は需要と供給のバランスで決まるので、そもそも数の少ない国宝や重要文化財級の日本刀は、やはりそれなりの値段が付くのを覚悟しなければならないですね。
それ以外の日本刀ですと、例えば、人間国宝の天田昭次、宮入昭平、月山貞一などの名の通った刀匠が作った日本刀は、1000万円を下ることは無いです。
日本刀そのものが、美術品としての価値をもっているので手軽に買える代物では無さそうです。
参考までに、筆者の家にも日本刀があります。
無名の刀で、一度火事に合い、美術品としての価値は全くないものですが、60万円の価値があると30年も前に言われました!
今とは相場も物価も違いますが、やはり日本刀を作る技術そのものが稀で貴重性が高いと言えます。
ちなみに…日本刀の作り方はコチラの記事で解説しています。合わせてお読み下さいませ☆
鑑賞して楽しもう!お手軽編
今やネットで手軽に商品の売買が行える時代となっています。
それこそピンキリで驚くような掘り出し物もあれば、とんでもない食わせ物を掴まされた話という話もあります。いずれにしても、自分で相当な目利き…というか、知識がないと大損してしまうかもしれません!
筆者のお小遣いでは、欲しいと思ったものは買えないし…、○○鑑定団の様な日本刀に関しての知識もないので…、早々に日本刀を買うことは諦めました!
でもやっぱり、国宝級の日本刀を実際にこの目で見てみたい!
筆者も含め、そんな方にオススメしたいのが東京国立博物館での鑑賞です!
東京国立博物館には、
国宝 大包平
国宝 三日月宗近
国宝 童子切安綱
国宝 大般若長光
名刀 千子村正
などをはじめとする名刀が沢山所蔵されています♪
自分のお目当ての日本刀が展示される日をチェックして、拝観料620円でその美しさを鑑賞できるなんて、とてもリーズナブルですよね^^
⇨東京国立博物館
他にも 名古屋の徳川美術館も数多くの国宝級の日本刀を所蔵しています。観覧料は1400円です。
⇨徳川美術館
自分の目を肥やすためにも、本物に触れることは良いことです☆
帰りに上野動物園でパンダを見るもよし!小倉あんたっぷりのトーストを食べるもよし。笑
もちろん、自分のお小遣いの範囲内で、自分の物として日本刀を購入するという贅沢もよしです。
購入するにしても、鑑賞するにしても、日本刀めぐりをする旅の計画を練るのは楽しいですよ♫
日本文化が生んだ美術品「日本刀」
かつて、日本の家には、先祖代々伝わる日本刀がありました。いわゆる「伝家の宝刀」ってやつです。
戦後、様々な政策で取り上げられることになってしまいましたが、今また「我が家に日本刀を!」と考えている人が秘かに多くなってきているんです。
更に、日本刀は美術品として海外でも評価され始めました。
そんな世界から注目されている日本刀を、ぜひ、その目でじっくり鑑賞してみて下さい☆
その奥深さから、何かを得られるかも知れませんよ!