そよ風に揺れる風鈴の音は、暑い夏にひとときの涼を感じさせてくれます。
風鈴の優しい音色は、風の涼しさを増してくれるアイテム。
でも、頻繁にチリンチリンと鳴ったり、真夜中まで鳴りっぱなしとなると話は別です。
うるさくて寝られない!
ただでさえ暑くて寝られないのにうっとおしい!
と、ご近所トラブルに発展することも。
警察まで呼ばれたら、ご近所の方も何事かと大騒ぎになりかねません。
そこで今回は、風鈴の騒音とちょっとした解決法をご紹介したいと思います。
風鈴は種類によっても音が異なる
一般的に風鈴と聞いて思い浮かべるのは、ガラス製が多いのではないでしょうか?
100円ショップでも手軽に購入でき、インテリアとしても人気があります。
しかし、風鈴には他にも様々な素材を使ったものがあります。
たとえば、鋳物(いもの)でできている、南部風鈴は有名で人気があります。
ほかにも、鉄製、真鍮(しんちゅう)製、銅製、竹や木などの自然の素材など。
そして風鈴の素材によって、鳴る音が違うという特徴もありますよ☆
木や竹などの自然の素材は音が柔らかい
金属の音に対し、木や竹などで作られた風鈴は音が柔らかく、耳にも優しい音がします。
木片や竹を細く割って作られた風鈴は、各々が風になびき、コロンコロンと優しい音色を奏でます。
真鍮、鉄、銅などの金属製の風鈴は、低い音が特徴的。
ガラス製の風鈴は、軽くてガラスが当たる高めの音が、涼しさを感じさせるイメージです。
うるさいと感じる風鈴の種類
昔と比べると、住宅は気密性が高く、防音効果も高くなりました。
ですが、風鈴の音がうるさいと、トラブルになるケースが度々おこります。
ちなみに筆者が思う、頻度がすぎると風鈴うるさい!と感じるのは次の2つ。
①ガラス製のキンキンした音
②細長い金属の棒や、ガラス棒が、のれんのようにぶら下がったタイプの風鈴。
ぶら下がった物同士がぶつかりあって奏でる音は、頻繁に鳴るとうるさく感じることも。
何事も、過ぎたるは猶及ばざるが如し=「物事には程良さ」が大切ですね。
一年中、風鈴を飾っておく人も
風鈴の音がうるさいとトラブルになるケースで一番多いのが、一年中出しっぱなしという事例です。
風鈴は暑い夏に、美しい音色を聞き、涼を心で感じるためのアイテム。
これが一年中出しっぱなしで、チリンチリンと盛大に鳴り散らかしては、季節感も失われますね。
また、長期間日光に当てると風鈴が劣化しますので、夏が終わるころには片づけるのが賢明です。
ご近所が近い場合は飾る場所に注意
住宅が密集している地域や、お隣さんの窓と近い場合などは、風鈴を飾る場所に注意しましょう。
窓の外ではなく、家の窓辺(家の中)に飾る、風がよく吹く日は風鈴をしまうなどがおすすめ。
少しの注意でトラブルを防ぐことができます。
風鈴の音の大きさは騒音レベル?
小さな風鈴が、そよ風になびいてチリ~ンと鳴るのは、風情があり、日本の夏を感じますね♪
ところが風鈴が複数飾ってあり、ご家庭でチリンチリンと大合唱になるとそうはいきません。
また、ひとつしか飾っていない風鈴でも、朝から晩まで鳴られては、うるさいと感じる方も。
一般的に音は、50dB以上で騒音と感じはじめ、60dB以上になると音を無視できないレベルと言われます。
快適に過ごせる音は約40dB以下。
また、高い音と低い音によっても、うるさいと感じる度合いが異なります。
人によってうるさいと感じるレベルは異なりますので、風鈴の種類や飾る場所、時期に注意しましょう!
風鈴がうるさいときは警察に相談すべき?
今回の本題です。
「毎夜、近所の風鈴がうるさくて寝られないので、来てください」と警察を呼ぶべきか?です。
警察は通報を受けると、出動する義務があるため、ご自宅まで来て話は聞いてくれます。
まずは通報者の意見を聞き、その後、風鈴がある家人にも話を聞きます。
警察ができるのはここまで。基本的に、警察は民事不介入です。
話が穏やかに解決すればよいですが、警察を呼ばれたことでこじれるケースも。
警察を呼ぶ前にできることを考える
警察を呼ぶ前に、何かできることはないか考えてみましょう。
例えば、
・風鈴の持ち主に直接話を聞いてみる
・同じような悩みを抱えている人が近所にいるか確認する
・町内会で話し合う
などです。
会話することが難しい場合は、お手紙もおすすめです。
詰問調ではなく、仲のよいお友達にお願いするようなイメージで書くのが◎。
風鈴を飾っている本人が気づいていなかったという事もあるので、警察に相談する前にお試しください。
一度気にし始めると、気になって仕方がなくなる
天井のシミに気づいて以来、ずっと気になって仕方がない。
友人のクセに気づいてしまい、注意すべきかずっと気になってしまう。
このように、一度気にし始めると、以降ずっと気になって仕方がなくなることがあります。
風鈴の音もその一例です。
気にすればするほど、気になるもの。
恋と同じですね♪笑
近所の工事の音がうるさい、飛行機や大型トラックの音がうるさい、生活音がうるさい・・・。
気にしてもどうにもならないと、考えを変えてみるのも一計です。
風鈴の音をきっかけに会話してみるという手も
風鈴の音がうるさいと感じる距離は、ご近所の場合がほとんど。
もし話せる相手なら、
「風鈴お好きなんですか?」
「夏らしくて素敵ですね」
など、話しかけてみるのも良いでしょう。
会話をきっかけに、気づくことがあったり、交友が生まれるかもしれません。
うるさい!とご立腹の気持ちを抑え、友好的に解決すると双方が気持ちよく解決できるかも!?