暑い時期って、何かと疲れたりして体調を崩したりしますよね。
そんな時期に送り合う暑中見舞いは、互いの近況を知る絶好の機会です!
今回は、そんな暑中見舞いの特に目上の方に向けた書き方をご紹介します♪
参考になる文例集も掲載しましたので、ぜひ、ポイントを抑えて失礼のない暑中見舞いを送ってください^^
送る時期は?
暑中見舞いをいつから出すかは明確に決まっていません。梅雨明けからとも、小暑頃からとも言われます。ちなみに、小暑は大体の年で7月7日ですが、年によっては1日程ずれます。2018年は7月7日です。
また、暦の上で暑中の期間になる夏の土用の間も候補の1つです。夏の土用は立秋前の約18日間になります。つまり、2018年の立秋が8月7日なので、夏の土用は7月20日~8月6日までです。
このように諸説あるので、送る時期を考えるためには、暑中見舞いの意味を考える必要があります!
それで、暑中見舞いの本来の意味は、夏の暑さで体調を崩してい無いかを気遣うためのものです♪
そのため、やはり暑い時期に出さないと違和感を相手に与えてしまいます…
また、梅雨明けからと言われるのも、ここから一気に暑さが増してくためだと考えられます。
なので、結論としては暑さが本格化しだした頃から立秋前までに届くようにするのがベストです!
なお、立秋からは残暑見舞いとして相手に送るのが正しいマナーです。
それと、暑中見舞いは立秋前に届かなければ不格好ですので、配送にかかる日数にも気をつけてください。届かなそうなら残暑見舞いに切り替えて送りましょう^^
文章の構成
暑中見舞いの基本的な構成は以下のようになります。
- 暑中見舞いの挨拶
- 時候の挨拶と相手の体調を気遣う言葉
- 自身の近況報告
- 結びと相手の健康を祈る言葉
- 日付
暑中見舞いは、基本的に相手の体調を気遣う季節のあいさつなので、くどくどと書くのは良くありません。簡潔にすっきりとした文章になるように心がけましょう♪
また、送る相手によって力を入れて書く場所を変えるのがコツです。例えば、お世話になっている上司なら日頃のお礼を盛り込んだり、中々会えない恩師なら近況報告に重点をおくと良いです^^
それと、目上の方の場合は「お見舞い」も使えなくはないですが、「お伺い」の方がより適切になります。
この使い分けは、最近ではあまりされなくなってきていますが、厳格な方などにはしたほうが良いです。
つまり、相手のことや自分との関係性を考えて文章を書くということが非常に大切です!
使える文例集!
ここでは、先程の構成を元に一般的な文例をご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください♪
【暑中見舞いの挨拶】
・暑中お伺い申し上げます
・暑中お見舞い申し上げます
【時候の挨拶と相手の体調を気遣う言葉】
・猛暑の続く日々ですが、ご健勝のことかと存じます
・梅雨も明け暑さが増してきたように感じられますが、いかがお過ごしでしょうか
・暑さの厳しい日が続きますが、体調など崩されてはいないでしょうか
【自身の近況報告】
ここでは相手との関係に合わせた近況報告を手短に行ってください。
例えば、仕事の上司であればお世話になったことのお礼や仕事の抱負を書いてみたり、先生や恩師であれば今自分がどんなことをやっているのかを書くと良いでしょう^^
【結びと相手の健康を祈る言葉】
・まだまだ暑さは長引くそうなので、何卒お体を大切にされてください
・猛暑が続く毎日ですので、お体に気をつけてお過ごしくださいませ
・酷暑の折り、くれぐれもご自愛くださいませ
【日付】
ここでは以下のように、元号による年と夏の1番暑い時期という意味の盛夏を書くのが慣例です。もしくは、年と何月とだけでも構いません。また、何れにせよ日にちは入れません。
・平成30年 盛夏
・平成30年 8月
暑中見舞いのコツ
暑中見舞いで、最も大切なのは相手を気遣う心です!形式を守ってもここを忘れては意味がありません。
そのため、今回文例をご紹介しましたが、杓子定規に組み合わせるのはあまり良くないです。
なので、文例はあくまでも参考とし、送る相手に合わせて自分の言葉でアレンジしてみてください♪
ただし、あまり砕けすぎると変に感じられたりしますので、良いさじ加減を探りましょう。
ここも、より親しみを感じて欲しい相手だとか、厳格な方できっちりとさせたいなどと考えると良いです。
そんな風に相手を気遣う暑中見舞いは、人間関係をより円滑にしてくれますよ^^
もし、暑中見舞いを出して無かったのに送られてきた場合は、下記の記事を参考に対処してみてください。どうやれば失礼ならずに済むのかが分かりますよ!