縁結びやパワースポット巡りの場所として人気が高い神社仏閣巡り。
ガイドブックやテレビなどで参拝の手順が紹介されています。
そして、参拝方法と一緒に紹介されているのが御朱印の存在。
そこで今回は御朱印の意味や歴史、人気の御朱印などをご紹介いたします!
御朱印とは?
御朱印は神社やお寺などをお参りした際に、僧侶や神職の方に書いていただく印章のことです。
それぞれお参りする神社やお寺によって印章も異なるので、集めて回る人も多く居ます。
一般的には墨文字に赤いハンコが押されますが、最近では絵や色が付いたカラフルなものもあります。
筆者は勉強不足で知らなかったのですが、キリスト教会でも御朱印を書いているところがありました。
有名なところでは長崎県の大浦天主堂などです。
御朱印の歴史
御朱印の歴史は江戸時代から始まったと言われています。
写経(お経を自分で書き写した物)を奉納した証として受け取る「納経帳」が起源とされています。
御朱印は神様や仏様の象徴で、スタンプラリーのスタンプのような存在ではありません。
ありがたく丁寧に扱いましょう☆
◯御朱印の元々の意味
実は江戸時代の御朱印は、幕府が公式に押印した朱印のことを指しました。
今のような参拝時に書いていただく御朱印の形になったのは何と昭和に入ってからです。
そもそも江戸時代には、庶民が朱印を使用することすら許されていませんでした。
江戸幕府公式の証ですから、勝手に書いてしまったら公文書偽造になってしまいますね。
人気の御朱印は?
そんな御朱印ですが、口コミで人気がある御朱印があります。
沢山あってご紹介しきれませんが、少しだけご紹介しますね^^
◯櫻木神社(千葉県)
桜の木が見事で名前も日本的で美しい櫻木神社。
毎年3月9日~29日の間は、さくらの日まいりとして桜の絵柄が入った特別な御朱印がいただけます。
また、11月22日にはいい夫婦の日にちなんだ御朱印がいただけます。
⇨櫻木神社
◯宝徳寺(群馬県)
こちらのお寺は、ぼたんと紅葉の美しさでも人気があるお寺です。
お寺の敷地には可愛らしいお地蔵さまが何体かいらっしゃるので探してみてください。
このお寺の御朱印が人気の理由は、何といってもご住職が描くイラストの可愛さ♡
ほっこりとした癒されるイラストや、ダイナミックなダルマ様のイラストに驚きます。
筆者が注目したのは足のある「立ちダルマ」の御朱印。
実は立ちダルマは岐阜県に実際にあるんですよ~☆
⇨宝徳寺
◯天之宮(大阪府)
関西ならば大阪にある天之宮(神社)の御朱印も素敵です。
女性の神職さんが心を込めて色鮮やかな御朱印をしたためてくださいます。
こちらは公式サイトとして、twitterで案内されています。
⇨天之宮
驚くほど沢山あるので、書籍などで前もって調べておくことをおすすめします☆
どこに行けば書いてもらえるの?
御朱印は神職や住職が居らっしゃる神社仏閣、一部の教会で書いてもらえます。
スタンプラリーと異なるのは、自分でスタンプを押したり、文字を書いたりしない点です。
でも小さな神社などでは自分で御朱印を押印できる場所もありますので、確認してみてくださいね。
祭事の期間限定の御朱印もあるので、同じ神社やお寺でも違う御朱印がいただけることもあります。
どうしても訪れることができない人のためにネットで受け付けている所もありますよ♪
費用は?
神社やお寺でお金を払う時は、値段や料金などとは言いません。
神社では初穂料と言い、おみくじやお守りなどでも同じ言い方をします。
お寺では志納料やお志(おこころざし)と言います。
気になる御朱印の費用ですが、いただく場所によって異なります。
多くは300円、500円~600円、1000円といった、お守りやお札と同じくらいの金額です。
一般的に一番多いのは300円で、期間限定や特別な御朱印だと1000円位になります。
また、混雑することもありますので、大きなお札は事前に小銭に崩しておきましょう。
ノートじゃダメ?
御朱印はコレクションやスタンプラリーではありませんので、ノートやメモ帳はNGです。
御朱印帳を持ってきていない時は、そのことを伝えて半紙に書いていただきましょう。
最近では素敵な御朱印帳が沢山販売されていますので、お好みの物を購入するとを良いでしょう。
自分の家の氏神様が祀られている神社でも良いですし、お気に入りの神社やお寺で購入しても良いですね。
御朱印を集めながら心を清めよう
御朱印が集まってくると、色々な神社仏閣を訪れたことが分かり、心が洗われる気持ちになります。
大晦日に1年の邪念を清め、初詣でお参りをしても、知らないうちに煩悩が顔を出します。
忙殺される日々、たまの休みには御朱印帳を持ってお参りをして、御朱印をいただきましょう☆
そして新たに清らかな心で、輝かしい明日を迎えましょう!