冬といえばこたつに入ってみかんを食べるのが醍醐味です。
特に一人暮らしや上京している人にとって、実家のこたつに入る瞬間はたまらないものです。
普段の日常では味わえない、だらだら感と幸福感はこたつならではです。
私もこたつに入って漫画を読むと時間を忘れて過ごしてしまいます。
年末のテレビ特番をこたつの中から見て穏やかに過ごすのもいい思い出になります。
日本人なら誰しもがこたつにまつわる思い出を持っています。
それほどこたつは日本人にとって人気の高いものです。
一方で、海外の人はこのこたつの存在を知っているのでしょうか。
本記事ではこたつへの海外の反応とこたつの海外普及についてご説明します。
こたつは意外と人気!?
こたつと海外の人はなかなかイメージが結びつきにくいものです。
クリスマスには海外ではホームパーティーをしているイメージです。
冬もおしゃれなソファで、もしくは暖炉の前で過ごしている感じです。
実際、海外に住んでる私にとっても外国人とこたつの結びつきを感じることは少ないです。
しかし、アニメや寿司などの日本文化は注目度が上がっています。
日本アニメの海外テレビ放送はごく普通に行われていますし、寿司のレストランも増えています。
これにより日本文化についての海外オタクが急増しています。
特にヨーロッパでは日本文化自体を知りたい、もしくは日常に取り入れたいという人が多いです。
自分はヨーロッパにいるのですが、お箸を普通に使いこなす人も多いです。
【こたつから出れないと話題】
こんな日本文化の普及によって、こたつも必然的に注目されます。
最初は日本のアニメやドラマ、ゲームでこたつを目にすることが多いようです。
もちろん海外にはこたつはありませんので、こたつについて個々人がネットで調べます。
試しに買って使った人々からはかなりの高評価を得ています。
「こたつから出ることができない」、「早く知りたかった」などの声があがっています。
改めてリラックスをする場所として、特に寒いヨーロッパでは人気です。
様々な海外YouTuber達がこたつに関しての動画を上げています。
【こたつを日本から取り寄せ!?】
また海外にてこたつを販売しているお店がありません。
よって海外の人がこたつを使うためには日本からこたつを取り寄せる必要があります。
しかも電圧は日本の電圧なので、自分で変圧器もこたつ用に準備しなければ使えません。
それほどの手間と時間を掛けてでも手に入れたいのがこたつなのです。
それほどこたつに憧れを持つ海外の人がいるのです。
アニメやドラマのように憧れのこたつライフを謳歌したいのです。
実際にこたつを買った海外の人の動画が下記になります。
ヨーロッパでは普及しないのはなぜ?
それだけ好評なこたつでも海外では普及していません。
こたつを売っているお店が日本にしかないことが物語っています。
特にこたつの人気があるヨーロッパでこたつが普及しない理由についてご説明します。
【地べたに座る文化の有無】
ヨーロッパの文化では靴で家の中を歩きます。
靴を脱いで上がるエリアはベッドやお風呂など、かなり限られます。
そのため、家の地べたにマットを敷いて座る文化がそもそも無いのです。
よって、こたつを家の中に取り入れられないのです。
よほどの綺麗好きであれば、靴を脱ぐエリアを部屋内に設けている人もいます。
しかし、かなりの少数派です。
一方で中東の一部の地域では日本と同じように靴を脱いで室内に入る文化があります。
その地域ではこたつと同じようなものが普及しています。
下記は中東イランのコルシという暖房器具です。コタツそっくりです。
【暖房システムの違い】
またヨーロッパではセントラルヒーティングという暖房システムが普及しています。
これは建物内に温水をパネルヒーターを通して部屋全体を暖めるシステムです。
これによって家の屋内全てを暖めるため、こたつの出番がないのです。
エアコンや暖炉といった暖房器具では限られたエリアがゆっくり暖められます。
このセントラルヒーティングは屋内全体がかなり暖かくなるのです。
冬の寒さがキツいヨーロッパにおいて優れた暖房器具と言えます。
そのため、こたつがヨーロッパで使われるときは暖まることとは別の目的があります。
あくまでリラックスする場所にすること、非日常を味わうことが目的になるのです。
世界に誇れるこたつで冬を楽しく乗り切ろう!
暖房が充実しているヨーロッパでも受け入れられるこたつは素晴らしい品質です。
日本好きの人が購入していることが多いとはいえ、高評価のレビューが多いです。
そんなこたつはいつか世界でも販売されるようになる可能性があります。
これほど可能性をもったこたつを当たり前に使えることに感謝しましょう。
海外の人が絶賛していることを少し頭に思い浮かべながら、悠々自適にこたつライフを謳歌してください。
少し特別な優越感を噛みしめながらだらだら出来ますよ^^