京都府宇治市にある「源氏物語ミュージアム」をご存じですか?
『源氏物語』ファンの方はピンときたかと思います!
宇治は『源氏物語』の第3部『宇治十帖』の舞台となる重要な地です。
そんな、宇治市にある「宇治市源氏物語ミュージアム」は、『源氏物語』ファンはもちろん、あまり詳しくない方でも、平安時代の雅な雰囲気を楽しめる博物館です(´▽`*)♪
この記事では「宇治市源氏物語ミュージアム」の魅力をご紹介します☆
『源氏物語』と宇治の関係
3部から構成されている『源氏物語』。
第1部は、光源氏の誕生から25歳くらいまでの、光源氏の生い立ちやたくさんの女性遍歴を中心とした物語。
第2部は、光源氏が京を去り須磨へ行く26歳頃から、京へ戻り栄華を極める晩年まで。
そして第3部は、光源氏の子・薫たちの、宇治を舞台にした恋物語です。
第1部・第2部は平安京を舞台の中心とした物語ですが、第3部は、平安時代に貴族たちの別荘地であった宇治が物語の舞台となります♪
宇治は、『源氏物語』とゆかりの深い場所なのです(*´ω`*)♪
宇治のイメージは、お茶だけではないんですよ~!
宇治の物語 『源氏物語』第3部・宇治十帖を簡単解説
『源氏物語』第3部・宇治十帖をザックリとご紹介します☆
「宇治市源氏物語ミュージアム」を訪れる際には事前に要チェックです(^_-)-☆
<主な登場人物>
薫 :光源氏の次男(実は光源氏の妻・女三の宮と頭の中将の長男・柏木の不義の子)
匂の宮:光源氏の孫(父は今上帝、母は光源氏の義理娘・明石の中宮)
大 君:宇治八の宮の長女
中 君: 宇治八の宮の次女
浮 舟: 宇治八の宮の三女、ただし父宮に認知されずに育った子
<簡単紹介>
「宇治十帖」は、光源氏の没後の物語です。
文武だけでなく、女性関係においてもライバルのような関係の薫と匂の宮は、宇治八の宮の3人の娘たちと出会い、恋をします。
思い半ばで亡くなる大君、その大君の身代わりとして求められる浮舟・・・
苦しい恋の中で成長していく女性の姿、仏教的な文化も色濃く感じられる物語です。
めくるめく『源氏物語』の世界を堪能
「宇治市源氏物語ミュージアム」の展示内容をご紹介します☆
雅な平安貴族の世界にご案内~(´▽`*)♪
<平安の間>
・『源氏物語』のあらすじを映像で紹介しています。
・六条院(光源氏の住まい)の模型があります。
・『源氏物語』の牛車、女房装束、調度品などが再現され、展示されています。
「光源氏は、こんな車で渡り歩いていたんだ~♡」
「華やかな衣装にうっとり♡」
光源氏の栄華を感じ、平安貴族と源氏物語の世界に浸ることができます(´▽`*)♪
<架け橋>
平安京と宇治、その行程を感じられる展示室です♪
<宇治の間>
「宇治十帖」の名シーンを、実物大のセットや、音楽、香りで再現しています!物語の内容をご存じない方でも、その世界観を感じられますよ(´▽`*)♪
<映像展示室>
「宇治十帖」を、約20分の映像で紹介しています。英語、中国語、韓国語もあるので、ぜひ外国の方をお連れしたいですね(^_-)-☆
<物語の間>
平安貴族の別荘地であった宇治の様子などを、パネルで紹介しています。『源氏物語』の内容だけでなく、平安貴族の生活や文化に理解が深まりますね^^
『源氏物語』ファンの方も、初心者の方も楽しめる「宇治市源氏物語ミュージアム」へ訪れるさいのアクセスや営業時間は下記の公式HPをご覧ください☆
宇治市源氏物語ミュージアム
⇨ http://www.uji-genji.jp/
宇治で『源氏物語』にタイムスリップ♪
『源氏物語』を知り、平安時代の貴族の優雅な世界に浸ることができる「宇治市源氏物語ミュージアム」をご紹介しました!
物語を知らない方でも、その優美な世界観を知り楽しむことができると思います(´▽`*)
実際に行ってその場の雰囲気を味わうだけでも十分に楽しめる場所です♪
通の方もそうでない方も、ぜひ一度、『源氏物語』ゆかりの宇治を訪れてみてはいかがでしょうか?