年が明けると初売りや福袋商戦で賑やかになりますね。
初売りと聞くと何だかお得な気がして、ついつい財布の紐も緩んでしまいます。
しかし、一年の計は元旦にあり。
そのため筆者は、元旦からお金を使っちゃダメだよ、と言われて育ちました。
今は元旦から初売りをするお店が多いですよね☆
そこで今回は、初売りの由来と歴史について調べてみました。
初売りとは
初売りとは、新年最初の売り出しのことを言います。
特に福袋や、その年の暦にちなんだ価格に設定された商品を販売することが多くお得感があります。
最近ではインターネットで初売りを行っている店舗もあるので、寒い中出掛けなくても購入できます♪
筆者はふと、元旦に最初に行った初詣で購入するおみくじやお守りが初買いになるのではと思いました。
でも、よく考えたらお守りやおみくじは「購入する」とは言わないので、やはり初買いじゃないのですね(笑)
伝統行事としての初売り
初売りの由来の前にお伝えしておきたい情報があります。
それは、伝統行事としての初売りが行われている地域があることです。
まずは、有名な伝統行事になっている初売りをご紹介します。
❍仙台初売り
宮城県仙台市で何と戦国時代から行われており、国が認めた伝統行事として3日間だけ開催されます。
販売地域も決められており、その期間だけは他地域以上の豪華な景品を付けることが許されています。
その代わり、売り場も戦場さながらですけどね☆
❍佐世保初売り
長崎県佐世保市で毎年行われる初売りで、開店時間が異常に早いんです!
主に早朝の4時半~6時の間には殆どのお店が開店しますが、中には0時(年明けすぐ)に開店する店も☆
そのため路線バスや鉄道などが早朝の臨時便を運行するといった対策も施されています。
初売りの由来
戦国時代の仙台といえば伊達家が有名です。
かの伊達正宗は、父親から家督を譲られた際に「正月仕置之事」というものを与えられました。
これは、お正月にはこの仕事をしなさいねと書かれた物です。
その中には「1月2日に城下で買い初め(初買い)」をするように記されていました。
この頃には既に城下で、1月2日から初売りが行われていたことになります。
これが初売りの起源ではないかとう説が有力です。
筆者は、実は楽市楽座を行った信長や秀吉の時代にも初売りがあったのではと考えたりしてます☆
明治時代の初売り
明治に入り、中でも魚河岸の初売りは爆発的な人気がありました。
魚河岸は1年の内で休みが元旦しかありません。
1月2日から鯛やマグロ、タコなどを店先に積み上げ、料理人の主人や小売商が買い求めました。
この当時はまだ冷凍技術が無いので、いくらお値打ちでも沢山は購入できませんね☆
初売りの開始日
昭和時代の初売りは、どのお店でも1月4日から始まるお店が多かったと記憶しています。
ところがコンビニが全国に出来、年末年始も休まず24時間営業し、それが定着してしまいました。
お正月は初詣に出掛ける人や年始の挨拶回りで外出する人も多く、開店しているコンビニは大繁盛。
となれば百貨店や小売店も見過ごすわけにはいきません。
1月2日から初売りを行う店が出れば、それより先に!と、元旦から初売りを始める店が出てきたのです。
年末年始は稼ぎ時とばかりに、あちらこちらのお店が開店してセールや初売りを行っています。
昭和の懐かしい雰囲気のお正月はもう味わえないのでしょうか・・・。
初売りはお得?
元旦から初売り商戦が行われるお陰で、消費者にとってはお得に購入できる利点が生まれました。
インターネットでも初売りが行われる現代では、どの店舗も初売りセールの準備に余念がありません。
そして2019年の初売りは、消費税が10%に上がる前の最後の初売りセールです。
さらに平成最後でもあるので、いつもより各店が工夫を凝らした初売りになるかもしれません☆
初売りで何を買う?
初売りと言えば福袋でしょ!という人が最も多いかもしれませんね。
インターネット上では毎年、初売り情報の公開や福袋の中身予想などが行われています。
面白いのは秋葉原で売られている福袋で、中には不幸袋やゴミ袋と揶揄される物も!
コスメも食品も家電も豊富に揃う現代でも、初売りはやはり魅力的♪
ぜひお得に欲しい物を購入して、明るいお正月を過ごしてくださいね♡