何処からともなく現れ、煙のように消える、神出鬼没の忍者たち。
頭巾に顔を隠したミステリアスな姿は、外国人の方にも大人気です♪
そんな忍者には秘密やロマンがいっぱい!
そこで、今回は忍者として有名な伊賀と甲賀の忍者、そして忍者村についてご紹介します☆
有名な流派・伊賀流と甲賀流
忍者映画やマンガに最も多く登場するのが、伊賀流と甲賀流の忍者です。
伊賀忍者は三重県伊賀市に、甲賀忍者は滋賀県甲賀市に居を構えていました。
伊賀と甲賀の場所は、山ひとつ挟んだお隣の地。
筆者は、甲賀市を抜けて伊賀市を通ったことがありますが「近いなぁ」という印象でした。
夜、街灯も無い山中は、車でも心細かったのを覚えています。
確かに、忍者やそれ以外のものが出てもおかしくないような雰囲気で…(怖)
実際に出たのは野生のシカでした☆
【伊賀流忍者】
伊賀流の忍者で有名なのは、服部半蔵や風魔小太郎でしょう。
服部半蔵は徳川家康の家臣でもあり、伊賀の三大上忍の一人に数えられています。
初代服部半蔵亡き後も生きていると見せかけるため、次期頭領は服部半蔵を名乗る風習がありました。
ちなみに忍者ハットリくんも伊賀流の忍者です。
【甲賀流忍者】
対する甲賀流の忍者で有名なのは、上月佐助(こうげつさすけ)あたりでしょうか。
猿飛佐助のモデルになった人物です。
でも出身は戸隠(長野)だと言う説もあります。
伊賀流に比べると悪役や敵としてのイメージがある甲賀流。
アニメなら忍者ハットリ君に登場するケムマキが甲賀流忍者です。
伊賀と甲賀の忍者村
今や忍者と言えば、忍者村や忍者の里などのアトラクションで見るものとなりました。
でも、外国人の中には「本物の忍者はまだ日本に居る!」と信じている人も居ますね♪
ここで、伊賀と甲賀の忍者村をひとつずつご紹介しましょう。
・伊賀流忍者博物館(三重県)
忍者の隠れ家として知られているからくり屋敷や、忍術ショーなどを見学することができます。
くのいちが実演しながら、屋敷内を案内してくれるんですよ♡
忍術体験館や忍者伝承館では、伊賀忍者の道具や生活ぶりなどを学べます。
・甲賀の里忍術村(滋賀県)
こちらにもからくり屋敷や手裏剣道場、忍者道場など見所がいっぱい。
こちらは敷地全体が忍者村になっており、村内を歩きながら忍者になった気分で散策できます。
忍者道場では9つの体験コースがあり、全てクリアすると免許皆伝の巻物がもらえます。
仕掛けがいっぱいのからくり屋敷
忍者村の楽しみのひとつが、仕掛けいっぱいのからくり屋敷。
筆者は金沢市のからくり屋敷を訪れたことがありますが、外観から騙されました。
室内もどんでん返しや、抜け道、隠し扉など、随所に仕掛けが施されています。
甲賀の里忍術村にあるからくり屋敷は、実在した甲賀流忍者の子孫の旧家屋を使用しています。
全国にある忍者村
忍者は織田信長や豊臣秀吉、徳川家康など多くの将軍や大名に仕えていました。
そのため全国に忍んで暮らし、活躍していたと伝えられています。
伊賀・甲賀の他にもある忍者村を少しだけご紹介しましょう。
・戸隠民俗館(長野県)
長野県の戸隠村は戸隠流の忍者が有名です。
リアル脱出ゲームのようで、なかなか抜け出せないと評判のからくり屋敷があります。
伊賀流・甲賀流忍者と比較してみるのも楽しいですね☆
・やんちゃ屋台村(岐阜県)
長野県に近い飛騨にも忍者が居たと言う説があります。
横山光輝著「仮面の忍者赤影」は飛騨忍者が主役です。
やんちゃ屋台村は映画「君の名は。」で有名になった飛騨古川にあります。
・妙立寺(石川県)
筆者が前述した金沢で見たからくり屋敷がここです。
からくり屋敷は通称で、実際は日蓮宗の立派なお寺です。
敵に襲われた時に隠れたり、城外へ逃げ出すための抜け道が作られています。
⇨妙立寺
この他にも、日光江戸村や京都太秦などでも忍者を見ることができます。
忍者学校現る!
スポーツで知られている「ミズノ」では、何と、忍者学校を開校しています!
こちらも最後までクリアすると、めでたく免許皆伝となります。
子どもたちは遊びを通し、体を動かす楽しさや自分の苦手な運動を知ることができます。
これなら楽しくスポーツ(忍術?)を学べそうですね♪
忍者村で忍者の生活を体験しよう
姿を知られてはならない忍者(実際には知られていますが笑)
ミステリアスな存在と、巧みな術はまるで妖術のようです。
女性もくのいちと呼ばれる忍者が存在し、活躍していました。
実際に使用していた手裏剣などは、小道具と違い、はるかに重いんですよ☆
まずは伊賀と甲賀を訪れて、忍者について学び、体験してみませんか?