松竹梅飾り

松竹梅の意味と由来を徹底調査!もともとは縁起物じゃなかったって本当?!

日本には縁起物がたくさんありますね。

運気アップのためにと、気づいたら身の回りに結構縁起物が飾られていたりしませんか?

また、頂き物など、あまり意味や由来を考えないで身の回りに置いていることもあるかと思います。

そんな縁起物たちについてちょっと考えてみましょう。

今回は、縁起物の中でも松竹梅について、意味や由来を調べてみました。

意味が分かって飾った方が、良い事が起こりそうな気がしませんか?

では、松竹梅の意味と由来を見ていきましょう!

「縁起物」ってどんなもの?そもそも「縁起」とは?

松竹梅-松

まず縁起物とはそもそもどんなものなのでしょう。

縁起物は、「良いことがあるように」と願うための物の事です。まさにその通りって感じですね。

では、「縁起」とはなんでしょうか?

 

「縁起」は仏教の最も基本的な思想の一つです。

全ての出来事や物事は、数えきれないほどの他のモノとの関係で成立しており、それ単体では存在し得ない、ということを表した言葉です。なんだか難しいですね…。簡単にいうと、この世にあるものは全部、他の何かがあるからこそ成り立っている、ということです。

 

「縁起」の「縁」は「ゆかり」や「えにし」とも読みます。

自分とは全然関係が無い、という時に「えんもゆかりもない」と言う言葉を使いますが、この「えん」と「ゆかり」はどちらも「縁」と書きます。

自分との関係を完全に否定する強い意志が見受けられる言葉ですが、どんなものでも全く関係がない、ということはないですよね…。

 

逆に「ご縁がありますように」という言葉もありますね。

この「縁」もまた「縁起」の「縁」です。

「自分からいい事をを取りに行く!」というよりも、「いい出会いがありますように…」と祈るような気持ちの時に使う言葉です。

「縁」は他との関係で成り立ちますから、自分だけではどうすることもでない、という事にどこかで気付いているから、このような言い方になるのでしょう。

 

「縁起」は、この世のものは全て他の物との関係で成り立っているという事なので、逆に言うと、数えきれないほどの他の何かの中から一つでも欠けたら、今は存在しなかった…ということでもあります。

今、あなたや私が置かれているこの状況も、存在しなかったかもしれないということです。急に「ご縁」が大切に思えてきました…。

 

「縁起」は、元々はこういった仏教の思想の一つなのですが、寺社に参詣した人が、神仏とのご縁を求めて、寺社や寺社の近くの店で購入していった物を「縁起物」というようになったようです。

さらにそれだけでなく「良いことがあるように」と願うための様々なモノも縁起物と言われます。

松竹梅の意味や由来は?

松竹梅-竹

では、松竹梅の意味や由来はどういったものなのでしょうか。

「松竹梅」は、元々は中国の宋の時代に好まれた絵の題材が由来です。

「松」「竹」「梅」が全部セットで描かれたり、それぞれ単体で描かれることもありました。

この絵の題材として好まれた植物3点セットの事を「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と呼び、3つ全てが描かれた絵の事を「三友図」といいます。

では、どうしてこの3つの植物なのでしょう?

 

まず、松は常緑針葉樹です。寒い冬でも枯れずに青い葉をつけます。

次に、竹は常緑広葉樹です。しなやかで青々とした幹は、雪が降り積もっても折れにくいです。またとても成長の早い植物でもあります。

そして、梅は落葉広葉樹です。まだ雪が降り積もり寒さの厳しい2月頃から、他の花々に先駆けて美しく香り高い花を咲かせます。

 

このように、「松」「竹」「梅」の3つの植物は、寒さが厳しい冬、全てが雪に覆われて真っ白になってしまった風景の中でも、美しい色合いで存在し続けるため、絵の題材として好まれたのではないかと思います。

 

でも、絵の題材として好まれたことが由来の3つの植物なので、「松」「竹」「梅」にそもそも「おめでたい」という意味はありませんでした。

「歳寒三友」が中国から日本に渡ってきたのは平安時代です。

でもその後、寒い冬でも枯れずに青い葉つける松を持久力、成長の早い竹を成長力、寒さ厳しい中でも他の花に先駆けて咲く梅を生命力を表すものとして、日本では縁起のよいもの、おめでたいものとして広まっていったのです。

松竹梅をおめでたい日に取り入れて

松竹梅-梅

松竹梅は、冬にも特に美しい姿を保つ植物からおめでたい要素を見出し、それを縁起物として飾りにしたものだったのですね。

おめでたい日には是非、縁起物として飾りたいものです。

お正月に飾られる豪華な門松には、松と竹と梅の全てが用いられています。

門松について詳しくは、こちらの記事を参考にして下さい。

でも、最近では門松を飾るお家は少なくなっているかもしれませんね…。

でも、こちらのようなフラワーアレンジメントでしたら、お部屋の中に飾っても大丈夫♪

松竹梅は植物ですから、やはり生花が「松」「竹」「梅」のパワーを得られそうです。

ちょっとモダンな雰囲気もするので、お正月を落ち着いた感じで飾ってくれそうです。

松竹梅にあやかって、寒い冬を健やかに乗り切りましょう!




人気ブログランキング

おすすめ記事

  1. Carp streamers Senior citizens
    デイサービスなどで行う5月のレクリエーションとして、鯉のぼり制作をする所も多いです。鯉のぼり制作…
  2. おしるこ
    寒い時には暖かい「おしるこ」が飲みたくなりますよね。自販機にて買う、あったかい「おしるこ」はエネ…
  3. 年越しそばの由来
    毎年、年末になるとおそば屋さんは大忙し。店では朝から麺を打ち、そばつゆを仕込み、お客様をもてなし…
  4. 仏壇
    最近、若者の〇〇離れ、日本人の〇〇離れなんて言葉をよく聞きますが、その中には日本人の仏壇離れといった…
  5. 一度でいいから高級料亭で和食を食べてみたいものです。伝統ある格式高い日本建築で、美しい日本庭園を…
  6. ちまきと柏餅
    5月5日のこどもの日といえば、鯉のぼりと柏餅とちまき。童謡「背くらべ」の歌詞にも、ちまきが登場し…
  7. kimono-remake
    祖父母や親から譲り受けたり、若い頃に買ったけどそれっきりだったり、着ない着物ってあったりしますよね!…
  8. Take dragonfly
    夏休みの自由課題。義務教育を受けていた頃は何をしたら良いかと、私は毎度悩んでいました・・・。夏休…
  9. Tale of Genji
    二千円札にも描かれている「源氏物語」と、その作者の紫式部。あまりにも有名ですね。しかし「源氏物語…
  10. What is the manner and necessity of reply of hot summer greetings?
    自分は出していない相手から暑中見舞いが届いたら焦りますよね^^;返事はどうすればよいとか、いつま…
PAGE TOP