筆者は旅が好きで、時々18きっぷを活用して国内旅行に出掛けます。
長距離バスやLCCの普及にも負けず、毎年販売されている18きっぷ。
使い方次第では、旅の心強いアイテムとなる18きっぷはファンが意外と多いんです。
そこで今回は、18きっぷの発売期間や使用期間などをおさらいしてみたいと思います!
18きっぷとは?
18きっぷはJRが発売している特別企画乗車券です。
正式名称は「青春18きっぷ」です。
青春の文字から若い世代しか使えないという誤解もしばしば起こりますが、年齢制限はありません。
青春=学生の長期休暇(春・夏・冬休み)の期間に合わせた特別乗車券という意味です。
旧国鉄時代は今のように長距離バスやLCCなどが無い時代でした。
地下鉄や私鉄も今でこそ数多くありますが、昔は国鉄がメインでした。
18きっぷを利用して帰省していたという団塊世代の人も多く、今なお愛されているきっぷです。
ちなみに漢字で切符と書かず、ひらがなで「きっぷ」と表記します。
回数券なの?
18きっぷは1日乗り放題を5回も満喫できる乗車券です。
使い方も意外と便利なので簡単にご紹介しますね。
・連続した日でなくても可
・1人でも複数人でも使用可
・全国のJR線で使用できる(JRバス・新幹線・特急・急行を除く)
・購入者以外も使える
18きっぷは綴り式ではなく、1枚のきっぷで5回分の乗車ができるものです。
使用する際に、駅員さんや車掌さんから日付入りのスタンプを押して貰います。
乗り降り自由で、改札を通る時は、自動改札ではなく駅員さんにきっぷを見せて通ります。
18きっぷの発売期間と利用期間
18きっぷは1年に、春・夏・冬の3回発売されます。
発売期間と利用期間は、おおむね以下のとおりです。
【春】
発売期間:2月20日 – 3月31日
利用期間:3月1日 – 4月10日
【夏】
発売期間:7月1日 – 8月31日
利用期間:7月20日 – 9月10日
【冬】
発売期間:12月1日 – 12月31日
利用期間:12月10日 – 1月10日
特に夏は利用期間が長いので、18きっぷを利用してして長旅を楽しむ人もいます。
春も旅行に適した季節で人気がありますよ♪
18きっぷを使用できるのは
18きっぷを使用できるのは、定められた利用期間のみです。
1回分は原則として、その日限り有効で、日付が変わる0時まで1日中使えます。
日をまたぐ時は2回分使用するか、日をまたぐ駅~下車する駅までのきっぷを別に購入します。
乗車できる列車は、基本的にはJR線普通列車と快速列車の普通車自由席です。
特別快速も利用できるので、交通網が発達している都市での利用は意外と楽ちんです☆
18きっぷの上手な使い方
18きっぷは使い方次第では、実に便利な旅の移動アイテムになります。
筆者は在来線と高速バスの併用で移動距離を稼ぎます。
日中は18きっぷで都市部まで移動し、夜は深夜バスを利用するという手段です。
さらに、ムーンライトという夜間に運行する快速列車があるので、そちらを利用するのも良策です。
ムーンライトは別途座席指定券が必要ですが、長距離を夜間に移動できる点が魅力です。
もうひとつ、筆者がよく使う方法は、旅行先で別の1日乗車券を購入して効率よく巡る方法です。
目的地によっては列車の本数が少なかったり、JRの路線が無いこともあります。
そんな時は、私鉄バスや地下鉄などの1日乗車券やフリー切符を併用すると移動がスムーズです。
18きっぷは活用方法を工夫する楽しみもあるんですね♪
18きっぷが余ったら?
18きっぷは5回分全てが未使用の場合に限り、手数料を支払えば払い戻しが可能です。
1回分でも使ったきっぷは払い戻しができません。
回数が残ってしまったきっぷは、フリマやオークション、金券ショップなどを活用しましょう。
人気がある18きっぷは利用期間中、数多く取引されています。
実際に筆者も何度か取引をしたことがあります。
1回分だけ残ってしまった、1回分だけ足りない…といった時に重宝する方法です。
利用期間の期限が近くなると、値下げされることもあり、よりお得に旅ができることもありますよ☆
18きっぷを活用してぶらり途中下車の旅
18きっぷの最大の魅力は、1日中乗り放題で、乗降自由な点です。
筆者は熱海駅で下車して、駅前観光を楽しみ、その後東京まで向かったことがあります。
それだけでも熱海の雰囲気を楽しむことができ、次はゆっくり訪れてみたいという気持ちになりました。
知らない場所に出会えるきっかけにもなる18きっぷの旅に、さぁ出掛けましょう!