書道段位

子供の頃の書道の段位は実は無意味だった!? ここだけは押さえておきたい字を習う上での心構え!

子供の習い事で必ず上位にランキングする「書道」

日本文化にも触れられて字も上手になるなんて一石二鳥な習い事ですよね?

でも、大人になってもっとシッカリやっておけばよかった習い事の上位に来るのをご存じですか?

書道における、上達の進度を測る「段位」の位置づけを正しく知ることによって、大人でも子供でも、将来失敗しない習い事選択の参考にしていただければ幸いです。

書道における段位・級位とは?

段位の位置づけ段位や級位とはスポーツや芸道などの分野の中で、技量の度合いを表す階級のことです。

書道における段位・級位は基本的にはその人の書道の腕を示す階級です。

級位を経て段位になります。

ほとんどの場合は初心者の十級→九級→八級と始まっていき、一級に合格すると初段になります。

初段とは基本的な事が出来たレベルです。

その後二段→三段と進んでいき、十段を最高位とすることが多いです。

でも実はこの段位・級位。日本国内で一つに統一されているワケではなかったんです!

日本には数多くの書道団体や流派が存在します。

書道の級位・段位は、各書道団体や流派の中で独自の段位制度が設けられており、それぞれで階級の区切りや昇級昇段の条件は異なります。

そのため、書道の段位はその流派や書道団体の中でしか効力を持ちません。

他の団体では通用しないんです!(゚д゚)

すなわち、同じ「五段」と言えどもA団体とB団体では差があるというのが現実なんです。

小・中学の段位は成人の部では無効!?

段位無効書道教室の中には段位の習得を一つの目標としているところもあります。

特に、子供向けの書道教室にはよくあることですが、毎日真面目にお稽古に通っているだけでほぼ自動的に昇段していくところもあります。

小学生の書道にける段位は、生徒のモチベーションを上げるためのランク付けと割り切った方がいいかもしれません。

自分の体験からですが、子供ながらに昇段していくと「自分は上手くなったんだ」と喜んでいました。

「お友達の○○ちゃんは△段だって」自分も頑張らなくっちゃ♪なんて思っていたのを覚えています。

でも実は、子供の頃の段位は実力をあまり反映していない事を知るとガッカリした気持ちと、「あぁ、やっぱりそうだったんだ…。」と、ある意味納得した部分もあります^^;

習ってない人よりは、少しはマシかもしれないけど、お正月の書初めなんかを廊下に貼り出されても、普通の範囲は出ませんでしたもの。

しかも、小学校からずっと続けていてた人でも、高校になると一般の部になります。

そうすると、今までの段位も全て無効になり、どの級から始まるかは所属書道団体の制度によりますが、小中学の部という小中学生のみでしか通用しない段位から大人の段位に変わっていきます。

このことは大人になってから知りました!

小学生の初段と大人の初段では、できることが違いすぎますもんね(^▽^;)

以上のことから、段位を持っているからといって、その人に書道の腕があるとは一概には言えません。

特に小学生時代に取得した段位は全くもって無意味なものです。

芸能人の中にも「書道5段」なんて謳っている人もいますが、実の所、成人の部の段位かどうかはかなり怪しいところです(´¬_¬)ジーッ 

成人の部の進級、昇段のための課題は格段に難しく、さらに量も増えるんです!

とはいえ、段位を取得することは決して無意味なことではありません。

特に成人の部で段を取ることは、それだけ多くの課題をこなし、練習を重ねている訳ですから実力は付いているはずです!

書道を習わせる親の願い

親の願い親としては、子供には自分と同じ経験をさせたくない、自分ではこういう苦労をしたという反省点から、習い事、特に学習系の習い事を選ぶ傾向が高くなります。

親としての願いを例を挙げると・・・

「字を丁寧に書くようになってもらいたい。」
「集中力を付けてもらいたい。」
「筆字ぐらい上手に書いてもらいたい。」
「人前で書く時に恥をかかせたくない。」
「練習を重ねて努力する心が育ってほしい」

などなど、思いは尽きません。

逆に言うと、筆者も含めて大人が日常生活の中で苦労している点とも言えますね…(´ー`A;)

そもそも習字と書道の違いは?

書道習字習字とは、読んで字の如し、字を習うことです。

正しい筆順でお手本通りに書くことで、バランスよく綺麗に整った字が書けるようになることを目的としています。習字はとても実用的です。

日常生活でご祝儀袋や熨斗袋、年賀状や履歴書など、字を綺麗に書くことが求められる場面は多く、その全ての場面で習字で学んだことを活かすことができます。

それに対し、書道とは、筆と紙を通して自己表現をすることを目的とする芸術です。

「美しく書く」事に加えて、字に思いや感情を込めて書きます。

自分の個性が出た作品を書くための技術を身に着けるために学びます。

書いた文字の力強さやしなやかさ、線の太さ細さ、墨の濃淡までもが自己表現の一部となります。

あなたが身に付けたいのはどっち?

どっちを習わせる習字は美しい字を書くことで、文字を学ぶことを目的とします。

これに対して書道では文字の美しさを自分の個性を使って表現します。

つまり、書道では芸術性が重視されます。

書道を習っている小学生は、中学入学を機にやめるケースが多いです。

部活や学習塾に時間がとられ必然的に書道にかける時間が少なくなります。

無理もないことかもしれません。

もったいないのは、書道の醍醐味である文字の美しさを、己で表現できるようになる前にやめてしまうことです。自分の個性で表現する技術を身に付ける前にやめてしまうのは、本当にもったいないと思いますよ。

ある程度上手になったし、段も取ったし、辞め時かなと親も辞めるのに同意します。

ですが、辞めるその前に、今一度チェックして下さい!

「無意識で丁寧に書くようになったかな?」
「一つのことに打ち込める集中力は付いたかな?」
「人前で書くときに恥をかかない字かな?」
「努力する心が育ったかな?」

という点です。

段を取ったからと安心していると、後で足元をすくわれることもあります。

大人の方であれば、自分が学びたいのは本当に書道なのかどうなのかという視点も大事です。

もしかしたら、今学びたいのは書道ではなく、習字かもしれません。

綺麗な字を書きたいのか、それとも誰かの感性に訴えかけるような字を書きたいのか、そのためには習字と書道のどちらを学べばいいのか。

目的を明らかにすることが大人にも子供にも一番大事です。

自分自身に問いかけ、ぜひ、あなたにとっての最善の選択をして下さいねッ!




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