18きっぷの正式名称は青春18きっぷと言います。
「青春」という文字から、若い人しか使えないというイメージがありますが、どなたでも使えます。
毎年、春・夏・冬の期間に発売される18きっぷですが、中でも一番期間が長いのが夏です。
今回は夏の18きっぷを使った、おすすめの国内旅行をご紹介します。
18きっぷとは
まず、18きっぷの概要ですが、簡単に説明すると以下のような内容です。
【18きっぷ概要】
・春・夏・冬の主に学生の休暇期間に合わせて発売されるお得なきっぷ
・JRが販売・運営しており、期間中はJRの普通列車、快速列車、特別快速列車が1日中乗降可能
・1枚に5回分の乗車券が記載されている
1回の乗車券は改札を通ったときから、終日まで有効で、途中下車も可能です。
始発に乗って、最終列車まで使えるということです。
都会では快速・特別快速も数多く運行しているので、使い方次第でとてもお得になります。
夏の18きっぷとは
夏に発売される18きっぷの販売期間と有効期間は、概ね以下の通りです。
・発売期間:7月1日から8月31日
・利用期間:7月20日から9月10日
学生さんの夏休みと同じくらいの長さです♪
現在の金額は、5回分の乗車券が付いて11,850円ですが、価格改正などがあり、変動することもあります。
7月20日から9月初旬まで長い間使える他、お盆休みでも使えるので、多くの人が利用しています。
18きっぷを使った夏のおすすめの旅行先
格安で旅行が楽しめる18きっぷを使って、人気の旅行先を訪れてみましょう。
行く場所によっても異なりますが、18きっぷは、ほぼ全国で使えます。
ここで筆者が考えた、一度は行ってみたい旅行先をご紹介します☆
1.日本史好きの方向け:幕末の志士の足跡を巡る旅
幕末から明治にかけての日本の歴史は、ドラマチックな展開と、動きの早さで人気があります。
坂本竜馬や新撰組、西郷隆盛、勝海舟、大久保利通など有名な偉人が多く活躍しました。
京都から南、高知県や山口県、鹿児島県、佐賀県などが特に有名です。
筆者がおすすめしたいのは、山口県:幕末維新の旅です。
吉田松陰の松下村塾を始め、多くの志士達の活躍が街中で学べます。
美しい景観の町並みを眺め、歴史の知識を深めてくださいね。
2.食い倒れたいグルメな人向け:大阪食い倒れツアー
京の着倒れ、大阪の食い倒れ、江戸の買い倒れという言葉がある通り、大阪にはグルメが盛りだくさん!
串カツにたこ焼き、お好み焼きなど、粉モンと呼ばれるB級グルメの聖地です。
特にミナミ(なんば)エリアは、道頓堀やアメリカ村などの観光スポットがあり、一日中楽しめます。
筆者も何度か訪れたことがありますが、あちこちに美味しそうな店が並び、歩くだけでも楽しいです。
黒門市場は大阪の台所とも呼ばれ、大変賑やかです。
JR大阪環状線を使えば、18きっぷで移動できますよ♪
3.テーマパーク大好きな人向け:レゴランドとUSJを楽しむ旅
テーマパークが好きな人は、名古屋と大阪で2大テーマパークを満喫しましょう。
1日目は名古屋でレゴランドを堪能し、その日のうちに大阪へ移動します。
名古屋~大阪間は夜遅くまで列車が走っていますし、大阪に宿泊すれば、翌早朝から移動開始できますね。
2日目は大阪駅からユニバーサルシティまでJRを使って直通で行くことができます。
存分にユニバーサル・スタジオ・ジャパンで映画の世界を楽しんで来てください。
4.古い街並みやカフェが好きな人向け:古都めぐりっぷ
大人の情緒溢れる旅を楽しみたい人は、鎌倉や倉敷、飛騨高山などの旅をおすすめします。
古い町並みと古民家カフェや、可愛い雑貨店など、どのお店に入ろうか迷ってしまいます。
また、筆者が最近おすすめしているのは、国宝犬山城を含む、愛知県犬山市の旅です。
ここは不思議な町で、通りを隔てて現代と、古い街並みが共存しています。
また、明治村やリトルワールドなどのテーマパークもあり、足を伸ばせば昭和村も訪れることができます。
愛知から岐阜にかけて、明治村➩大正村➩昭和村➩平成地区と元号の旅もできますよ☆
最後は小京都で有名な飛騨高山や、君の名は。の聖地、飛騨古川で古都ロマンを味わってください。
乗り降り自由で素敵な旅を
筆者は、春の利用期間中、ふらりと乗車してきた女性の1人旅の方を見かけました。
朝起きて、ふと出掛けたくなって行き先も決めず、列車に乗ったそうです。
素敵な大人の女性という感じがして、筆者の慌ただしい貧乏旅行とは雲泥の差を痛感しました。
是非18きっぷを使って、素敵な日本の旅を楽しんでくださいね♪