バイトは人生において多大な影響を与えるものです。
働くことによって給料を得て、自分の生活を豊かにする、大切な経験です。
筆者ももちろんバイトによって「労働」を初めて経験しました。
バイトで経験したことは後にも大きく影響を与えています。
そんなバイトの中でも、今回は「人力車の俥夫」のバイトについてご説明します。
人力車のバイトって実際どうなの??
人力車を引きながら観光地の説明をするバイトです。
まずは給料形態について説明します。
【人力車のバイトの給料形態とは?】
人力車のバイトの給料形態は「時間給と歩合給」の二つで構成されるのが一般的です。
雇用元によっては完全歩合給のみのところもあります。
人力車バイトの時間給とは、ほかのバイトと同じように時給が定められて、勤務時間に合わせて支払われます。時間給の相場として時給1000円から1200円くらいです。
勤務時間は1日8時間程度で、1時間の休憩があります。
そして人力車バイトの特徴でもある、歩合給が時間給にプラスされます。
人力車のバイトは自分でお客さんを確保して、お客様に利用してもらうことで売上げが出ます。
この際、自分が確保した売り上げの何%かを歩合給として貰うことができるのです。
この歩合給の「%」については会社によって異なります。
自分が努力してお客様を乗せれば乗せるほど売上げが増え、歩合給も増えるのです。
そのため、時間給のみのバイトに比べて自分の努力が給料に反映しやすい面があります。
筆者の友人では5日間でお客様を乗せまくり、15万円を人力車バイトで稼いだ強者もいます。
【人力車のバイトは結構キツいの?】
人力車のバイトには肉体労働でキツいイメージが付き纏います。
実際人力車自体の重さは約100kg以上、大人2人を乗せたら200kgを超えます。
そんな重量をテコの原理を使って引き上げ、移動しながら接客もします。
この作業を1日約8時間行うのでかなり体力のいる仕事ではあります。
肉体的なキツさに加えて、精神的なキツさもあるのが人力車のバイトです。
前にも述べたように、人力車のバイトは自分でお客様を捕まえる必要があります。
誰しもが京都や浅草などで、一度は人力車のお兄さんの声掛けを見たことがあるでしょう。
あの声掛けは自分の歩合給の為の「営業努力」なのです。
一方で中々、お客様を捕まえられない日ももちろん出てきます。
中にはお客様に面として断られた人もいます。
そんなショックなことがあっても切り替えて、次に声を掛けなければ売上げに繋がりません。
また、接客中も何かしらのトラブルに対応できる能力を問われることもあります。
次への切り替えやトラブル対応などのメンタル的な強さも人力車バイトには求められます。
肉体的にも精神的にもタフな業務を楽しんで望める人でなければ、人力車バイトは長く続けられません。
加えてお客様への「観光スポットの説明」を行う必要が出てきます。
観光スポットやグルメスポット、穴場についても紹介できる人が人気になっていきます。
常に最新の情報を各メディアから仕入れ、お客様にあった案内を提供していくことが重要です。
メンタルと知識を生かした接客スキル、そして体力の「心・技・体」が求められるバイトなのです。
人力車のバイトのメリット
では人力車のバイトを続けていくメリットとは何があるのでしょうか。
人力車のバイトの良い所を3つご紹介します。
まず1目はお客様からの感謝が直接お金、モチベーションに繋がる点です。
自分を選んでくれたお客様の要望に合わせて、自分の裁量で色々な工夫を行うことができます。
お客様を喜ばせる為に色々な手段を駆使して、感謝されればとても嬉しいえ経験です。
たまにお客様から直接チップをもらうなんてこともあるようです。
自分の工夫で人を喜ばせて、お金を稼ぐことができる素晴らしいバイトです。
次に2つ目が観光スポットやグルメに詳しくなる点です。
お客様のために一生懸命に情報収集することを繰り返すことにより、どんどん知識が蓄えられます。
その詳細な知識はプライベートでも存分に役立ちます。
自分のデートや両親とのお出かけなんかでも胸を張ってリードできるでしょう。
最後に3つ目は接客やトラブル対応によって社交性が身につく点です。
人力車の利用者は様々な国や世代の人となります。
そんな人達に対して接客を繰り返していくので、当然社交性は格段に身に付きます。
様々な人へ対応できる「幅の広さ」は、のちに会社員や別の仕事においても活かせる能力です。
人力車のバイトで社交性とお金を手に入れよう!
ここまで人力車バイトの給料形態、キツい所、良い所について説明しました。
人力車のバイトは中々できない経験を与えてくれる貴重なバイトです。
まずは少し不安でもチャレンジして飛び込んでみるのもアリです。
働いていく中で、きっと自分のスタイルが見つかるはずです。
そんな自分のスタイルを堂々と表現できるのが人力車のバイトでもあるのですから。