日本茶の温度

お茶は淹れる温度によって味が激変する!茶葉の特徴と美味しいお茶の淹れ方教えちゃいます♡

いつも何気な~く飲んでいる日本茶。ちょっとしたことに気を付けると、普段飲んでいるお茶がグンとおいしくなる秘訣があるのをご存知ですか?

普段飲みのお茶っ葉から、おもてなし用のちょっと高級な茶葉も、この秘訣を知ってお茶を入れると、茶葉が本来持っている旨味や、香り、苦味、渋み等の個性を自由に引き出し、同じ茶葉でも入れ方次第で味の変化を楽しむことができますよ。

一休みしたい時に「お茶にしよう♪ お菓子もあるよ♡」な〜んて言われたら、心もお腹もほっこりしちゃいますよね?笑

そのほっこりタイムのお茶の淹れ方を、ちょっと気を付けるだけで、いつもの茶葉をグレードアップさせることができるんです!

この記事では、そんなお茶の淹れ方のちょっとしたコツを解説していきます☆

家族や仲間との大切な時間を過ごすためのいい演出になること間違いなしですッ♪

秘訣はズバリ! 温度!?

お茶温度一般的に、お茶は熱湯で淹れるとカフェインやカテキン類の渋みや苦味成分が強く抽出され、温度が下がるに伴いテアニンの旨味、甘み、グルタミン酸、その他のアミノ酸の旨味、酸味が協調されてきます。

その茶葉によって、ぬるめのお湯で旨味をじっくり出すのが良いのか、カンカンに沸いた熱湯で香りを立たせ、苦味や渋みが出過ぎないように手早く淹れるのが良いのかの違いがあります。

代表的な茶葉と、お茶の入れるときの「お湯の適温」を抽出時間と併せてご紹介します☆

…と、その前に、基本的なことですが、失敗しないお茶の淹れ方も併せてご紹介しますね。

どの茶葉にも共通する失敗しないお茶の淹れ方

お茶の淹れ方其の一:湯呑みに湯をとる あらかじめ急須や湯呑みを熱湯に入れて温めておく。

其の二:茶葉には適量がある 茶葉は急須一回分につき約6gが目安。
    目分量は避け、道具を使い同量計量する。

其の三:手で適温を測る 器への熱の伝導を感じたら適温が完成したと考えていい。

其の四:茶葉を浸す 急須に適量の茶葉を入れて平らにならす。
    茶葉がひたひたになる程度にお湯を入れ、湯が茶葉に含まれていく様子を確認。(蓋を閉じない)

其の五:湯を足し、待つ 茶葉が湯を含み、明るい黄緑色への変化が「サイン」 
    蓋をし、各々の湯呑みへ注ぎ分ける。

其の六:少しずつ丁寧に注ぐ 均一な量・均一な濃さを心掛け、慎重に注ぐ。

深蒸し煎茶 

深蒸し煎茶湯の適温:70~80℃
抽出時間:30~40秒

◯美味しい淹れ方ワンポイント

湯を冷まさずに熱いうちに注ぎ、蓋をしてから30~40秒ほど蒸らすとよいです。

深蒸し前茶は、比較的誰にでも淹れやすい初心者向けのお茶です^^

煎茶 

煎茶湯の適温:60~75℃
抽出時間:30~60秒

◯美味しい淹れ方ワンポイント

適温まで冷ました湯を急須に注ぎ、蓋をした後、好みに応じて蒸らすます。

急須の中を覗いて、茶葉の色が鮮やかな緑色に変わり、葉が開いてきたらOK!

前茶は日本の生産量の約8割を占める茶葉です。

玉露 

玉露湯の適温:40~50℃
抽出時間:120~180秒

◯美味しい淹れ方ワンポイント

他の茶葉に比べ少し多めの8~10g茶葉を入れます。

その後、人肌程度(40~50℃)に冷ました、湯冷ましの湯を注いで蓋をして蒸らします。

2~3分ほどゆっくり、じっくりと蒸らし、茶葉が広がってきたら旨味が抽出された証拠。茶碗に少しずつ回し入れ最後の一滴まで注ぎ切るのがポイントです☆

玉露はやっぱり高級感が堪能できるお茶です。特殊な栽培法でまろやかな味わいが楽しめます♪

ほうじ茶・玄米茶・番茶

玄米茶湯の適温:90~100℃
抽出時間:15~30秒

◯美味しい淹れ方ワンポイント

抽出するためのお湯は熱湯でOK。急須に注いだら蓋をして蒸らします。

これらのお茶は、味ももちろんですが、香ばしい香りを楽しみましょう。

抹茶

抹茶湯の適温:80~90℃

◯美味しい淹れ方ワンポイント

茶葉の量は1.5~2g。木が折れない様に湯呑みを温めるのと同時に茶せんも温めましょう。

茶碗に茶葉をいれ、熱湯を注ぎ、ダマにならない様混ぜます。

この時、油温が高いほどキメ細かい泡が立ちます。手首のスナップを効かせて混ぜ合わせ、細かい泡が立ったら茶せんを回すように持ち上げましょう。

抹茶の薄茶は比較的手軽に点てられます。

とはいえ、何だが抹茶とかお茶の世界って何だか作法とか礼儀とかが難しそうですよね…。

そんな方はコチラの記事がお役に立つかも知れません。お時間ありましたら合わせてお読みください。

番外編 緑茶ティーバッグの美味しい入れ方

ティーバッグ湯の適温:70~80℃
抽出時間:20~40秒

◯美味しい淹れ方ワンポイント

まろやかで甘みのある味わいにするには、やはり温度が重要!

適温の湯をできるだけ静かに入れます。できれば、茶葉とお湯が対流しやすい様にティーポットで淹れると良いです。

マグカップであれば蓋つきの物で蓋をしてお好みの濃さになるまで20秒ほど待ちます。

雑味が出てしまうため、早く飲みたい一心でスプーンでティーバックを潰したりしちゃダメですよ〜笑

お好みの濃さになったら、ティーバッグを取り出しましょう。

身近なティーバックも、こうしたちょっとした工夫一つで味わいが変わります☆ぜひ試してみて下さい。

ちょっとした一手間がお茶を一層美味しくする

一層美味しく急須に茶筒から直にお茶っ葉をパラパラパラッと入れて、ポットのお湯を何も考えずにジャーッと入れて、色が付いたころ(長年の勘)に湯呑みやマグカップに注いで飲む。

もしくは、急須と茶筒を用意する事すら面倒くさくて、よりお手軽な日本茶のティーバッグをおもむろに取り出して、マグカップに入れてこれまた、ポットのお湯をジャー。

ティーバッグをチャプチャプお湯の中に遊ばせて頃合いを見て飲み始める。もう少し飲みたい場合は、そのままお湯を注ぎ足して飲む。

な〜んて、普段は生産者の方にお叱りを受けそうな飲み方をしていますが、一手間かけてあげると今までより数段良いもの…というか今まで引き出し切れてなかったお茶の美味しさを手に入れることが出来ます☆

日本茶を淹れる際には、熱湯を冷ます一手間が欠かせません!

沸騰させた湯は、器を移すたびに約10℃下がる性質があります。

“熱湯を器に移すと10℃下がる”

このことを知っていれば、いつもの茶葉をどの温度で飲むのが一番美味しいのかの研究ができますよ。

その日の気分で、「シャキッとするため」熱くて渋めのお茶を飲んだり、ほっこりゆったり旨味や甘みを味わうのも良いですね。

また、湯を急須に注ぐ行為、湯呑みに注ぐ行為、お茶を入れる行為一つ一つを丁寧に行うことによっても味に差が付きます。

面倒なことをやったご褒美に、美味しいお茶と心への栄養をゆっくり味わいながら頂きましょう!

あなたも明日からのお茶の淹れ方、ちょっとだけ変えてみませんか?




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