2020年に行われる最大のイベントは東京オリンピックでしょう。
夏季オリンピックが以前日本で行われたのは1964年に東京で行われました。
実に夏季オリンピックは56年ぶりの日本開催となります。
冬季の長野オリンピックが1998年ですので、オリンピック自体が日本で開催されるのは22年ぶりです。
この年数を考えると生きているうちに1度あるかどうかのイベントなのです。
そんな東京オリンピックを支えるべく、多くのボランティアスタッフがいます。
この記事では、このボランティアスタッフについて解説していきます。
東京オリンピックのボランティアの種類と内容
実際に自国のオリンピックにスタッフとして関われたらとても名誉なことです。
実は東京オリンピックのボランティアは3つの種類があります。
この3つのボランティアについて説明します。
【大会ボランティア】
まずは大会ボランティアについてです。
このボランティアは東京オリンピックの大会組織委員会が募集しているボランティアになります。
主に活動場所は開催される競技会場や選手村になります。
ボランティアの内容は競技の開催にあたってのサポートとなります。
具体的には、まず会場の観客の誘導や案内サービス、また海外の要人の案内が挙げられます。
加えて会場まで関係者を車で送迎するスタッフも募集されています。
また報道陣やメディアなどへの対応補助も業務の一つとなります。
会見場の設営や各国メディアの案内、記録用動画の編集などを行います。
そして競技や会場の運営補助を行うスタッフも中にはいます。
この運営補助に関しては音響や設備の技術などの専門的な知識が求められる場合もあります。
もちろん、選手や観客ための医療スタッフもボランティアで募集されています。
一方で、関係者IDの管理や各種用品の運搬など専門性の求められない仕事もあります。
この他にも、事務系の確認作業も含め、仕事は多岐に渡ります。
このボランティアでの仕事は、全て大会組織委員会の直属のスタッフとして根幹に関わる仕事になりますので、やりがいは一番感じられるボランティアではないかとと言えます。
活動期間は10日以上で1日の活動時間は8時間程度となります。
募集は2018年12月21日に終了していますので、残念ながら現在は新規に応募することはできません。
【都市ボランティア】
次に都市ボランティアについてです。
このボランティアは東京都が募集しているものになります。
主に活動場所は競技場周辺の観光地や空港、公共交通機関、公共施設になります。
ボランティアの内容は競技場周辺での国内外の観光客の各種案内になります。
競技場までの案内はもちろん、各種交通手段や観光情報まで案内します。
国内外の観光客を相手にするため、様々な語学を話せることが必要となります。
また特定の施設を担当し、オリンピックに関連したイベントの設営準備を行う場合もあります。
大会ボランティアに比べると、目立たない裏方に近い仕事内容ですが、競技場へのスムーズな移動や観光客の満足度を考えると欠かすことのできない仕事です。
いわば、オリンピックの成功を縁の下で支えるような仕事と言えるでしょう。
こちらのボランティアの活動期間は5日以上で活動時間は5時間程度です。
大会ボランティアに比べて活動期間、活動時間共に短くなっています。
こちらのボランティアも残念ながら2018年12月初旬に募集は終了しています。
【独自ボランティア】
次に独自ボランティアについてです。
このボランティアは各自治体が募集しているものです。
主に活動場所は選手が練習する施設や会場近くの施設になります。
独自ボランティアは募集している団体が多種多様のため、活動場所、または活動内容も様々です。
具体例として、ある国の競技団を受け入れる町からその国のPRイベントの運営を依頼されたり、練習場所においての通訳やメディア対応の準備・設営、会場周辺での特定の競技のPRイベントの手伝いなどがあります。活動内容の幅が広く、また募集期間や活動時間も各自治体ごとに異なります。
上記の大会ボランティアや都市ボランティアに比べて、応募要項がシンプルなものが多いです。
そのため、特定の条件さえあえば気軽に応募することができます。
募集中の団体もあるので、条件を見て参加を検討すると良いでしょう。
ボランティアの役割は様々!今からでも間に合います!
ここまで東京オリンピックのボランティアの種類について、大きく3つ説明しました。
それぞれのボランティアは役割や活躍する場所が異なります。
しかし、全てのボランティアの協力がオリンピックの成功に等しく必要となります。
そして独自ボランティアであれば、まだ参加できる可能性があります。
ぜひ、今一度東京オリンピックに関わるスタッフとして様々な人と交流することを検討してみてください。
一生に一度あるかないかの東京でのオリンピックを、より身近なこととして体感できるでしょう。